「始めるか、殺し合いって奴をよ!」
10/にはさっきまでのお人好しの雰囲気が全く無かった。
そこにあったのは荒々しいまでの殺意であった。
(な、なんなんや、コイツは!?)
7/はその殺意に飲み込まれそうになっていた。
人格がいきなり変わるなんて、明らかに急『展』開過ぎる。
(はっ!急『展』開やと!?)
「おっ、やっと気付いたようだな!」
そう、これも10/の力である。
10→ten→てん→展
何度でも言おう。さあ、皆さんご一緒に!
無 茶 苦 茶 じ ゃ ね ぇ か !
「時間がねぇんだ、さっさと終わらせるッ!」
そう言うと、10/は手を真横に開いて構える。
決して、宵闇の妖怪や南斗六聖拳「将星」の男パクリではない。
その奇妙なポーズは『十』字架のポーズである
「無限の胡桃(黒)!!」
大量の黒い胡桃が10/の周囲に現れる。
その数、通常の『十』倍である。
「な、な、なんやてぇぇぇぇえええ!!!」
その大量の胡桃が目前にして、
ただただ、驚くしかない7/であった。
しかし、
「無限の胡桃(虹)!!」
負けじと『無限の胡桃(虹)』を発動させる。
そして、黒い胡桃と虹色の胡桃が激突する!
ガッ!ガッ!ガッ!スカッ!
激突する!
ガッ!ガッ!スカッ!スカッ!
激突する。
スカッ!スカッ!スカッ!スカッ!
……激突してなくない?
(……なんやコレ?)
互いの胡桃が激突すると見せかけすり抜けていく。
いや、厳密に言えば虹色の胡桃が黒い胡桃をすり抜けていく。
実はこの黒い胡桃の大半は胡桃の影である。
つまり、10/は大量の胡桃を投影してると見せかけていただけである。
「この程度の技でお前を『転』(ころ)すと思っていたのか?」
「なっ!?」
「お前は超『展』開で『転』す」
不意に後ろから10/の声がした。
『無限の胡桃(黒)』を『展』開していたはずの10/が何故か自分の背後にいる。
「そうだ、そして空を見ろッ!」
「なんやと!?」
「俺には少しでも隙があればよかったッ!」
7/が空を見上げるとそこには………
「な、な、な、なんやあれぇぇぇぇえぇええええええええええ!!!!!!!!」
青い惑星が接近してきたのである。
「
『天』王星だぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああッッッッッ!!!!!!!」
そう、あの一瞬で10/は金星の真上に『天』王星を『転』移させたのだ!
もはや、なんでもありだ。
「おい、どうするんや?このままじゃ、皆死んでまうで!」
「そんなこと、俺が知るかッ!」
「無茶苦茶やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!
ぶっ潰れろぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおッッッッッ!!!!」
10/の必殺技「天王星落とし」が蒲田に決まるまで、後三分である。
【一日目・23時47分/金星・蒲田】
【10/@現実?】
【状態】腹部に貫通ダメージ、???
【装備】黒いSS用万年筆
【道具】支給品一式、
【思考】 基本:???
1:7/を超『展』開で『転』す
※人格が転(チェンジ)しました。効果は10分ぐらいです。(後3分くらい)
【7/@現実?】
【状態】健康 動揺
【装備】虹色のSS用万年筆 七色光線
【道具】支給品一式
【思考】
1:無茶苦茶やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
2:6/を殺して、本物になる
3:協力するフリをして、12/を利用する
4:10/を殺す
―――――――――――――――――――――――――――――――――
「状態表が出たから話が終わりという『展』開は俺の超『展』開でぶっ壊すぜッ!!!」
「なんやて!?」
話は終わらない。
いや、この男にもう常識は通用しない。
なので、状態表がでていようがいまいが関係なかった。
「『天』王星が近づいたことで金星を中心として『十』字架ができたぜッ!!」
「どういうこっちゃ!?」
「こういうことだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああッッッッッ!!!!!!!」
現在、金星を中心として火星、天王星、木製、土星が『十』字架の形になっている。
図にするとこういうことである。
火
|
天―金ー木 ←1日目23時47分頃の太陽系の様子
|
土
さて、10/君はこの後どうするでしょう?
1.特にこのまま天王星落としを完遂させ、皆と一緒に『天』へ帰る
2.自分だけ空間『転』移でどこかに行く
3、風呂に入って寝る
10/君の回答は………
「答えは10番だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
そう、正解は10番の…………
新 惑 星 の 創 世 で し た 。
10/君は自身の超『展』開パワーを使い、五つの惑星を合体させました。
そして、新惑星を作りましたとさ。
新惑星を図にするとこんな感じである。
(こまけぇこたぁいいんだよ!!) ←今、こういうこと
まあ、そんな感じである。
「これが超『展』開というものだ!」
10/がそう叫んだときである。
―――TIME UP―――
「あれ、私は今まで一体………?」
人格が転(チェンジ)して10分経ったので元の人格に戻る10/。
どうやら今までの10分間の記憶がないようである。
「そうだ、7/さんは?」
辺りを見わたし7/を探す10/だが、どこにもいない。
そのころ、7/は10/から必死で逃げていた。
7/はクイズの件ぐらいであの場から避難していたのである。
「無茶苦茶や、あの男無茶苦茶すぎる、勝てるわけあらへん」
すっかり10/にビビってしまった7/。
その様子はまるで伝説のスーパーサイヤ人に怯える王子のようだった。
【一日目・23時55分/新惑星・蒲田】
【10/@現実?】
【状態】腹部に貫通ダメージ、 疲労(極大)
【装備】黒いSS用万年筆
【道具】支給品一式、
【思考】 基本:???
1:戦いを見届ける。
2:7/はどこにいったんだ?
※恐らくもう、超展開はできないはずです。
【7/@現実?】
【状態】凄まじく動揺 逃走中
【装備】虹色のSS用万年筆 七色光線
【道具】支給品一式
【思考】
1:6/を殺して、本物になる
2:協力するフリをして、12/を利用する
3:10/から逃げる
※新惑星が誕生しました。
※あまりにも短時間の出来事なので惑星が合体したことに気が付かない人間もいるでしょう。
最終更新:2009年08月12日 14:52