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「ねえ、あい!いつまでここを歩くの?」
その白い狼面の顔からは赤い髪の少女を呼ぶ声が発せられる。
「ビアンカ…私だって知らないわ」
自分は知らない世界。それも、突然殺し合いをしろと言われた。
理解出来る筈が無い。理解出来ても認めたくなかった。
第一、今何処に居るかも把握していない。分かる事はここが潮風が吹く港という事だ。
「じゃあどうするの?ずっとここで
「分からないよ、私に聞かないで!」
あいはつい怒鳴ってしまった。辺りは重い空気に包まれる。

静寂を破ったのはビアンカだった。
「そう。もうあたし達ここまでみたいね。私は死にたくないわ。」
ビアンカはそう言うとデイバックから刀を取り出す。刀は鈍く月の光を反射していた。
「ステキね」
「ビアンカ!?」
ビュ。
突然ビアンカの刀の斬撃があいの束ねていた右の髪を切り落とした。
「ふん!」
ビアンカの振り下ろす刀をあいは必死に避けた。
その度に、あいの顔には冷や汗が伝わる。
「やめて、ビアンカ!」
あいの説得も虚しく響くだけで、ザクッと言う音と共に、あいの左髪が地面に落ちる。
「次は左耳よ!」
「いやっ!!」

グチャ。

ビアンカの頭は石榴の如く砕け散り、肉片と骨片が辺りに飛び散る。
あいの足元に目玉が転がると同時にビアンカだった肉塊は倒れ伏した。
「あ…あ…」
血。血だ。あいの右手には、血がついた斧が握られていた。
残酷なその液体は徐々に海へと流れ、海を紅く染めた。
あいはその場にへたれこみ、それを呆然と、ただ見つめているだけだった。

【東京湾 三日目 19時】
【あい@劇場版どうぶつの森】
[状態]:自失
[装備]:☆ドルハーケン@ティアリングサーガ
[道具]:支給品一式 夢想正宗@女神転生
[思考]:ブーケ、サリーを捜す。


【ビアンカ@どうぶつの森 死亡確認】


最終更新:2007年01月13日 13:52