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橙子と式、文の三人は丁度放送の最中に目が覚めた。
前半の内容は聞きそこなったが、起きていたサーヴァントの三人に内容を聞き、事なきを得た。
「とりあえず今回の禁止行動は捕食の禁止か。まぁ、今の私達にはあまり関係はないがね。」
橙子が煙草を吸いながら呟く。
確かに橙子達は首輪を解除したので禁止行動はたいして重要なことではない。
もっとも首輪を解除したからといってやるべきことはまだ山積みである。
他の参加者から主催者打倒の協力者を集めること。
織田信長のがこの殺し合いを開いた目的を調べること。
この矛盾している聖杯戦争について調べること。
他にもまだ沢山ある。
まだ主催者と対等の立場には立てていないのである。
「とりあえず今は黒桐達に調べてもらわなくてはならないな。」
現在の時刻は午前1時ぐらい。
暗闇に紛れていつゲームに乗っているものが襲ってくるか分からない。
一応人避けの結界は張ってはいるが油断は出来ない。
そのとき何者かが結界に触れた。
「誰か来たな。」
橙子が煙草を灰皿に押し込み立ち上がる。
「私が行く。式はもしもの時に備えて黒桐と射命丸の護衛。孫と青子は私の後ろに隠れておけ。もしもの時は頼む。」
そういい終わると全員はそれぞれの持ち場に向かった。

「ここが工房ね。」
永琳と輝夜は工房の玄関の前に立っていた。
今やることはここにいる者にいる者との接触。
「姫様は下がっていてください。玄関を開いたらいきなり弾幕とかが飛んでくるかもしれません。」
「失礼だな。生憎だが、そんな野暮な仕掛けは用意していない。」
永琳が輝夜を後ろに下がるように行った途端、玄関が開き橙の人形師が不満顔で会話に割り込んできた。

永琳は橙子の顔を新聞で見ていた為知っていた。
何を言うか考えていると橙子が先に口を開けた。
「で、何の用だ?アーチャーとそのマスター。」
永琳は少し動揺した。02と会った時と同じく、いきなり自分達の正体がばれていたからだ。
「少し話しがしたいのよ、キャスターのマスター。」
仕返しに彼女が言ったように自分も橙子の聖杯戦争の役で尋ねたがまったく動揺していない。
むしろ橙子は少し上機嫌気味に答えた。
「ふふ。お前達が私の事を知っているのは知っている。こちらも新聞を見たのだからな。」
「・・・なるほど、失念してたわ。確かに新聞は多くの人たちに読んでもらう為の物。貴方達が読んでいてもまったくおかしくないわね。」
「その通り。それで、話は何だ?」
軽い会話を切り上げ橙子はいきなり核心を衝いてきた。
「そうね。じゃあ最初から聞くわ。私達と同盟を組まない?」
その誘いを橙の人形師は
「断る。」
迷い無く蹴った。

「…理由から聞くわ。何故、あなた達は私の誘いを断るのかしら。」
「そんなもの決まっている。お前達と私達の目的は正反対だからさ。」
橙の人形師は言葉を続ける。
「私達の目的はこのふざけた戦いの主催者を殺すこと、つまりこの戦いの破壊。お前達の目的はこの戦いの勝利。ほらお前達と私達の目的は正反対だろ。」
「何故?そんなことして何の意味があるの?」
その言葉に逆に問いかけた月の薬師が問いかける。
「勝てばどんな願いも叶えられるのに。」
「生憎、私達には他人を殺してまで叶えたい願いなんてないんでな。私は今の日常を楽しんでいるんだ。…たまに金が足りなくなることはあるが。」
人形師は言葉を続ける。
「確かに私にも昔、聖杯を使ってでも叶えたい願望はあった。」
彼女はかつて肉体の原型を求めていた。
大元になる一、人間のオリジナルとでもいえるものを。
「だが、私はそんな願望よりも大切なものをみつけたのさ。」
だが、いまはそんなものより叶えたい願望がある。
いまある日常。
自分では決して掴めなかった幾多もの偶然が重なって出来た日常。
だからたとえかつての夢を諦めてでも、この当たり前の日常を守ると決めた。
「だから私には聖杯なんぞいらないんだ。」

「…そう、わかったわ。じゃあ、私達と貴方は敵同士ということかしら。」
橙子の告白が終わり、永琳は呟いた。
「違うな。私達の目的はあくまでこの戦いの主催者を殺すことだ。別に聖杯がどうなろうと知ったことではないんでな。欲しければ好きにするといい。」
「…でも聖杯が完成するということは他のサーヴァントを全て殺すということ。もちろんあなた達のサーヴァントも含まれるわよ?」
だが橙子は動じず言葉を返した。
「最初に言っただろう、この戦いはおかしな点が沢山あるとな。」
橙子は懐から煙草を出し、火をつける。
「そもそも聖杯戦争のサーヴァントは七騎だ。つまり、普通の聖杯なら六騎のサーヴァントの魂で完成する。だがこの戦いのサーヴァントは二十騎以上だ。半分以上余る。」
「…なるほど。つまりあなた達が同盟を断ったのは私達の目的が『サーヴァントの数を減らす事』、つまり最終的に貴方達も殺すことになるから。」
「ご名答。お前達の目的が『聖杯の入手』なら私達は協力してもいいんだ。この状況でなら『聖杯戦争の破壊』と『聖杯の入手』は道は違えども矛盾しないからな。」
橙子は煙草の煙を吐き出す。
「たとえ全員殺さなくては聖杯が完成しなくても半分ちょっと殺せば小聖杯にはなるだろう。願いを叶えるのならばそれで事足りる。」
橙子は改めて永琳と輝夜を見つめる。
「さあ、どうする?お前達は私達と手を組むのか?それとも敵になるのか?」

(浦島太郎が脱落。02達は無事みたいだけどあの状況の以上、セイバーたちがまだ協力してくれるとは限らない。)
永琳はバーサーカーのマスターが脱落していることを放送で聞いていた。
バーサーカーは呼ばれていないが他のマスターに奪われた可能性が高い。
(加えて彼らの目的02達と一緒みたい。ここは組むのが得策ね。)
決心した永琳は後ろにいる主に振り向いた。
「姫様、いかが致しましょう。」
「ここは彼らと組むべきね。願いが叶えられるなら私に依存はないわ。」
どうやら輝夜は自分と同じ考えのようだ。
「交渉成立だな。立ち話もなんだ入って話すぞ。連れも沢山いるのでな。
橙子がそういうと永琳と輝夜は工房に入っていった。

二日目・1時20分/金星 工房内】

【八意永琳@東方project】 (クラス・アーチャー)
【状態】健康 首輪なし
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】不明
【思考】 基本::マスター(輝夜)に絶対の忠誠
1:聖杯の入手
2:02のことが……
3:ライダーとも再会したい
4:アーチャー(エミヤ)に助けた理由を聞く
5:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手
※02と情報交換をしました。よって打者の存在を知りました
※ここが地球ではないことを知りました


【蓬莱山輝夜@東方project】 (マスター)
【状態】健康 、首輪なし
【装備】ジャージ@現実
【道具】支給品一式、不明支給品 漫画たくさん
【思考】
1:聖杯の入手
2:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手
※ここが地球ではないことを知りました



【蒼崎橙子@空の境界】(マスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】無し
【道具】支給品一式、人形の入ったホイポイカプセル、人形創りの道具、煙草(この二つは支給品ではありません。)
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に青子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:この聖杯戦争、主催者の意図について調べるがチャンスが来るまで動かない
2:アーチャー達と協力するがあくまで目的は聖杯戦争の破壊
2:協力者を集める。
3:この状況を鮮花が見たらどうなることやら。



【蒼崎青子@月姫】(マスター) (クラス・キャスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】透明マント
【道具】支給品一式
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に橙子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:この聖杯戦争について調べるがチャンスが来るまで動かない
2:アーチャー達と協力するがあくまで目的は聖杯戦争の破壊
3:とりあえず襲ってき奴は軽く蹴散らす
※橙子の令呪は効きません(意地)。
  孫悟空のマスターです。

【孫悟空@ドラゴンボールZ】(クラス・ヒーロー)
【状態】健康、首輪無し
【装備】無し
【道具】無し
【思考】
基本: 主催者を倒し、元の世界に戻る。
1:青子と橙子を手伝う。
2:サーヴァントは腹へらねぇのかぁ。
3:しっかし女ばかりだなぁ。
※主催者に存在を気づかれていないようです。そのため首輪と支給品はありません。
 この世界の人間ではないので宝具は持っておりません。
 参戦時期は本編終了後です。


【射命丸文@東方project】(マスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】手帳@現実
【道具】不明
【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える
1:知り合いに会えてよかった
2:この聖杯戦争を生き延びる
3:元の世界に皆で帰る方法を探す
4:式には負けない(何についてかは自覚していない)


【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー)
【状態】健康、首輪無し
【装備】エーテライト
【道具】不明
【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式)
【思考】
1:鮮花やその他の知り合いを捜す
2:文を手伝う
3:橙子達も手伝う
4:式に会えて嬉しい




【両儀式@空の境界】
【状態】健康、首輪無し
【装備】不明
【道具】支給品一式。
【思考】
1.幹也を許(はな)さない
最終更新:2009年08月20日 00:18