「書き手ロワでは酷い目にあったぜ・・・・・・」
何処からともなく現れたゲートからパンツ一丁の男が現れる。
不機嫌な顔をしていたが、荒廃した町並みの景色を見て満面の笑みを浮かべる。
粉塵が混じった風が肌に触れる。
軽く呼吸をすると血液と硝煙と精液が混ざった匂いがしてきた。
「でもそんなの関係ねえ!」
そう、彼は帰ってきたのだ。
あらゆる強者が集うカオスの世界、されど勝ち残るのは兵とは限らない。
かと言って、何のとりえもない一般人が有利なはずがない。
生きる努力、フラグ、そのようなものは関係なしに己の生命が決定する。
「今回は7期だな。 早くギルを探してヤるぞ!」
だから彼は今回も、自分の欲望に従うのだ。
主催の打倒だの殺人者の有無だの関係ない。
愛する者と情事を楽しむことが彼にとっての幸福なのだから。
「でもそんなの関係n」
そこで彼の言葉が途切れた。
代わりに彼の口から出るのは自身の血液、
ふと痛みの根源に目をやると、己の左胸に穴が空いている。
(ああ、殺されたのだな)
視界がボヤけ出し、脳裏にギルガメッシュとの様々なプレイが流れていく。
ベッドの上で、野外で、『雑種の目なぞ気にする価値も無い』と時には街中で、
自分達の情事を思い出す。
(でもそんなの関係ねえ。
だから生きてくれよギル)
「とりあえず敵討ちは終わった、と」
うつ伏せに倒れている男、やおいを見て蝉丸は呟く。
本来彼はこのようなことをする人間ではないのだが、どうしてもこのようなことをさせてしまう要素があった。
「こんなことで沙由香が報われるとは思わないが・・・・・・」
脳裏に浮かぶのはかつてともに過ごした女。
高円寺沙由香と名乗る少女だ。
一緒にいた時間は1日にも満たないものであるが、それでも彼女の存在は蝉丸の心を惹き付けた。
「それでもこうでもしなきゃ、気が治まらない」
蝉丸の口元が歪む。
同じ志を持ち、ともに主催を打倒しようとしていたそのときだ。
そのとき突然現れた男によって自分達は殺されてしまった。
そんな自分が再び生を受けたとき、彼の姿が目に映ったのだ。
引き金を引いた瞬間、殺意が消えうせ代わりに空しさが心を満たした。
「・・・・・・いくか」
蝉丸は何処ともなく歩き出す。
それは空を満たすためかそれとも・・・・・・
【
二日目・午前1時15分/冥王星】
【坂神蝉丸@誰彼】
[状態]:健康、感感俺俺
[装備]:魔銃@クロノトリガー
[道具]:不明
[思考]
0:沙由香・・・・・・
最終更新:2009年08月24日 00:14