言うならば、ほんの少しのすれ違い。
 少女はただ戦いを止めたかった。
 騎士はただ主を守りたかった。
 青年はただ少女を救いたかった。
 どうしてこうなった・・・
 どうしてこうなった!?
 どうしてこうなった!

 そんなこと、俺が知るか!


 赤い。世界が真っ赤に見える。
 意識が浮いている。不思議な浮遊感。

 俺は一体、何なんだろう
 ふと、そんなことを思った。
 人間、化け物、それとも……
『さあ…マクドナルドのマクドナルドによるマクドナルドの為の闘争の時間だ!!
 かかってこい!!Hurry!Hurry!Hurry!』
 違う!俺はお前なんかとは違う!
『認めろ!お前は闘争を求めている!』
 違う!俺はそのために力を手に入れたんじゃない!

『ならば、消えろ人間もどき!』

 その瞬間から変化が始まった。
 世界が変わっていく。色が失くなっていく。
 世界が変わっていく。形が失くなっていく。
 全てが解けて失くなっていく。

 夢幻泡影

 そんな言葉がよく似合う光景だった。
 落ちていく。色も形もない世界をたった一人でどこまでも落ちていく。

『早く、くたばれ』

 体が溶けていくような感覚が襲う。
 溶けている。そういう自覚だけが其処にあった。
 煮込めば煮込むほど、原形をとどめすに崩れ名前を失っていく野菜のように。

 死ぬ?
 終わる?
 俺が?
 こんな処で?
 諦める?
 ――――――否ッ!!
 今はまだ死ぬ時に非ずッ!

『助かりたければ、答えろ、貴様はなんだ?』

 ああ、そうか、そういうことか……
 ならば答えよう。
 そんなことは分からなくていいんだ。
 分からなくちゃいけないなんて、何処の誰が何時決めたんだよ。
 だから分からなくても大丈夫なんだよ、きっとな。
 他人がどう思おうと、俺がどう恐怖しようと、絶対に俺という存在は破綻しない。
 だって俺は、俺なんだから。
 それだけはずっと変わらない。

『それが貴様の答えか?』


 意識が鮮明になった。
 空が遠く、雲が早く流れる。
 背中の裂傷も完全に塞がった。
 体の感覚を確かめる。動く、それだけで十分だ。
 マ力もそこそこ回復した。戦いには支障はなさそうだ。
 そうだ、メタナイトはどうなったんだ?

 パチッ!パチッ!パチッ!パチッ!

 なんだ、この音は?
 そして、俺は見たんだ。なんじゃこりゃ?

「メタナイトが殺したんだろ」パチッ!
「いや、止めを刺したのは妹紅だろ」パチッ!
「背中の傷のほうが致命傷になったから絶対に、よし王手飛車取り」パチッ!
「むぅ!?待った!」
「さっきも待っただろ」

 俺がみた光景はカオスだった。

 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは前回の終わりからして二人のバトルが始まってると
 思ったらいつのまにか二人は将棋を指していた』
 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
 おれもなんで将棋なのかわからなかった
 頭がどうにかなりそうだった…
 世界一カッコいい一頭身だとか焼死しない人間だとか
 そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
 もっと恐ろしいカオスロワの片鱗を味わったぜ…

 つーか、あいつらはどっちが殺したかを将棋の勝敗で決めてるのか?
 一体、どこの星の常識ですか?この野郎!さっきまでの俺のシリアスを返せよ、訴えるぞ!

「これで私のニ十勝ニ敗だ」
「次は負けん!」

 一体、何局打ってんだよ!将棋打ってる暇があったらまず生きてるかどうか確認しろ!
 というかメタナイト弱すぎだろ、二勝しかしてねぇんだったら、もうおまえの負けでいいだろ!

「やっぱり将棋はおもしろいよね」パチッ!
「そうだな」パチッ!
「メタナイト、それニ歩で負けだよ」
「なにぃ!?今のは無しだ」
「そぉ―――――い!!!!!!」

 俺は勢いよく将棋盤をひっくり返した。 
「なにをするんだ!」
「それはこっちの台詞だ!いいからそこに座れ!
 だいたいなんで将棋なんだよ、どっちが殺したかを将棋の勝敗で決めるって
 どこの星の常識ですか?というか俺まだ生きてるし、
 それにお前らは生きてるかどうかも確認せずにな………
 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
  いいかわかったか!」
 その後、俺は文章にすると100kbを余裕で超える説教をした。

「わかったけど、何で戦ってたの?」
「それはだな………
 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
 というわけだ」
「つまり、好きで戦ってわけじゃなかったのか?」
「そうだ、それに俺はあんまり戦いたくない」

 俺の目の前の白髪の少女――藤原妹紅にことの一部始終を話した。
 その後、妹紅の話を聞くとメタナイトとは戦うような流れだったが、
 戦う意思が双方にはなく、そもそも二人とも殺し合いには否定的であったことで和解したらしい。
 そこで戦いではなく平和的解決法将棋でどっちが殺したかを決めることにしたらしい。
 もう、呆れて説教する気にもならなかった。


「そういえば、◆02GOODMe2.その……背中の怪我はどうしたの?」
「妹紅、その呼び方じゃ長いだろうに02って呼んでくれ、それと背中の怪我は治ったから、ほら」
 俺は二人に背中を見せた。
「本当だ…」
「信じられん……、一体どのような体のつくりをしているのだ」
 二人はまるで珍しいものを見るような目で俺の背中を見ている。
 その時、俺は嫌な予感がした。動物的勘ってやつかコレ?
「ちょっと、飛ぶぜ――――」
「きゃあ」
「何をする!」
 俺は二人を抱え上げて真横に跳躍した。
 そして、俺たちのいた場所は蒼き刃でなぎ払われた。
 もしや、またあいつか?

「まさか、私たちを助けようとして?」
「すまないな、イーターのマスターよ」
「気にすんなって、……それよりもこの場を乱した張本人の登場だ」  

 そして奴が現れた。

「ちっ、仕留め損ねたか、だが次は外さん」 
「オプーナァァァァァァッ!!」

 第二ラウンド開始ってか?

【二日目・2時/新惑星・蒲田】
【◆02GOODMe2.@書き手】 (マスター)
【状態】疲労(中)、マ力消費(中)
    柊かがみ(イーター)と契約、令呪残り三画
    悲しみの王子◆02GOODMe2.、怒りの王子◆02GOODMe2.に変身可
    英霊化、 ペルソナ「愚者」ドナルド・マクドナルド解放中 首輪なし
【装備】マクドナルドの制服(血まみれ、シャツのみ)、イナバ製作所の作業着(ズボン部分のみ)
【道具】なし
【思考】 基本:柊かがみを救う  
1:オプーナを倒す
2:赤鬼、10/を探しに行く
3:10/が心配
4:さっきの記憶はいったい?
5:全てが終わったら………
6:さっきの男はいったい何者だ?
※平行世界の◆02GOODMe2.と会話しました。
※固有結界“無限の物置(アンリミテッド・イナバ・ワークス)”使用不可。
※「ドナルド」の記憶の一部を見ました。 (一部欠損あり)
※「ドナルド・マクドナルド」の解放に伴いマクドナルド力適性が生じました。
※ここが地球ではないことを知りました。
※永琳と情報交換をしました。
※英霊化しました。サーヴァントかどうかは不明です

【メタナイト@星のカービィ】(クラス・ライダー)
【状態】疲労(小) 精神的ダメージ(大)仮面無し
【装備】なし
【道具】支給品一式
【宝具】“銀河の聖剣(ギャラクシア)”
【思考】
1:オプーナに対処
2:私の仮面………
3:マスターに絶対の忠誠

【藤原妹紅@東方Project】
【状態】健康 熱血
【装備】なし
【道具】支給品一式、蜆×3 米の苗 将棋セット一式
【思考】 基本:戦いを止めたい 「生きる」
1:オプーナに対処

【オプーナ@オプーナ】(マスター)
【状態】??? 
【装備】乖離剣・エア エターナルソード 天の鎖
【道具】支給品一式その他不明 クリムゾン ルイージの手(令呪残り二つ)
【思考】 基本:参加者全員皆殺しだッ!
     1:とりあえず、化物(アーカードナルド)は殺す。
     2;聖杯戦争の参加者も皆殺しにする(その後、シンヤも殺す)
     3;主催者も皆殺し
     4:目の前のチームの殲滅
     ※マスターになりましたが、協力する気は皆無です。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年08月26日 00:21