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お兄ちゃん。
『また雪合戦でやられたんでしょ?』
「雪に馴れてないだけさ」
あいつはそう返した。
あいつは、下らない。自分の運動不足にも頭が回らないのか。

「『お願い』と『欲しい』は全部お前にあげたッ!」
何を言っているんだお前は?それ以上の物を持ってるじゃないか。
そうだ、僕は―

車椅子の下では眼鏡をかけた何かが命乞いをしている様に見えた。実際は分からない。もう声も聞こえなかったからだ。
その車椅子の少年はその哀れな生命体に憐憫を垂れる。
「苦しいんだね。楽にしてあげるよ。」

グチャ。ズガン。

あくまでこの車椅子の少年には善意は無い。だが悪意も無かった。
ただ彼は純粋な紅い『殺意』に従ったに過ぎない。
もう何もかも気に入らない。自分をこんな身体に産んだ母も、自分を追い出した社会も、この世界も。
「僕は皆を殺して、僕も死ぬ」
彼は苦しみから解放されるなら、どんなものでも差し出すつもりだ。
それが自分の兄だろうと。
「もう何も要らない。要らないよ…」
車椅子の少年がハンドルに手をかけ、その場から立ち去ろうとした時、
眼鏡をかけ、膝にパソコンを乗せた銀髪の車椅子の男が現れた。

「なに?おじさん。」
大人はそうだ。媚れば言う事を聞く。
少年は少なくともそう思っていた。だが、返って来た返事は予想外のものだった。
「君ならこのプログラムを渡せるかもしれない」
「…?」

三日目 千葉県千葉ニュータウン 午後9時】

【ドネッド・ラディウユ@FFT-A】
[状態]:健康 車椅子
[装備]:竜槍スマウグ@ロマサガ3
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:兄・マーシュを見つけ次第殺す
2:皆殺しにして自分も死ぬ

【スティーブン@女神転生】
[状態]:健康
[装備]:???
[道具]:支給品一式 ノートパソコン
[思考]:取り敢えずプログラムをばらまく


【ロイド@MOTHER 死亡確認】




最終更新:2007年01月14日 21:06