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「02…」
永琳は02の亡骸の、首が無いばらばらの亡骸の前に立ち尽くしていた。
紅妹によって埋葬された02の死体だったが、血の匂いにより永琳は気づき掘り返したのだ。
キャスターとサーチャー達との情報交換がある程度済んだ後、悟空の瞬間移動でキャスター達と共にこの場に来たときには戦いが終わっていた。
そこにあったのはオプーナと02の首なし死体とその傍らで眠っているライダーのサーヴァント、メタナイトだけだった。
ちなみにサーチャー達三人は工房に残っている。
「なんで…?」
永琳は呟いた。
この場を見る限り、殺した確率がもっとも高いのはオプーナだ。
だが、オプーナの死体は剣を持っている。
この状態で首を引きちぎるのはおかしい。
だがメタナイトが殺したのも考えにくい。
彼は気絶しているのでは無く、寝ているのだ。
普通、殺した相手の近くで眠るのはおかしい。
「…」
永琳と輝夜が考えていると、一緒にこちらに来たキャスターのサーヴァント、蒼崎青子が近づいてきた。
「ねえ、そんなこと考えるよりさあ、」
マスターの蒼崎橙子と自身のサーヴァントである孫悟空はいない。
「あそこにいるライダーに何があったのかを聞いた方が早いと思うわよ。」
キャスターは近くのにねむっているメタナイトを指した。

「お前は戦いに乗っているのか?」
起きたメタナイトはキャスターに最初にそれを聞いた。
アーチャーたちも居るとはいえ、彼女の目的は解らないからだ。
もっとも、もし乗っているとしても逃げることは出来ないだろうが。
「今は戦う気はないわ。私はこんな戦いに興味はない。」
「そうか…。」
とりあえず油断は出来ないがメタナイトは安心する。
「何かあったのかしゃべってもらうわよ。」
「わかった。ただ、私にに危害を加えないことは約束してもらう。」
その問いにキャスターは頷いた。
「では、話そう。実際、私も混乱してるが…」
そしてメタナイトはオプーナのことを話し、自分が02を殺した相手を知らないことを注げた

「永琳…」
話を全て聞き、永琳は涙を流した。
「大丈夫です、姫様…」
永琳は頬に伝った涙を拭う。
「いつもの別れが早くなっただけですから。」
永琳と輝夜は蓬莱の薬により不老不死になった。
だがそれは未来永劫、大切な人と別れた悲しみも背負うことでもある。
彼女達はそれを何回も経験してきたのだ。
だだ、今回はその別れはあまりにも早すぎた。
「おいおい、悲しむのはまだ早いぞ。」
背後からかかって来た言葉を聞き、永琳達は振り向いた。
そこにはキャスターのマスター、蒼崎橙子とヒーローのサーヴァント、孫悟空が立っていた。

「これは…」
橙子と悟空は青子達とは別行動をしていた。
正確に言うならば、ショックで動けない永琳達を置いて、02の亡骸から続いていた血の跡を辿っていた。
あの状態で襲われては永琳達が危ないので青子は永琳達と一緒に居てもらうことにした。
そして、血の跡を辿るとそこには破壊された頭部の残骸があった。
「ひでぇ…」
その残骸を見て悟空が呟く。
一人でも多くの人を助けたいと思っている彼にとって、この光景はあまりにもひど過ぎた。
だが橙子は一人驚いていた。
なぜなら、
「脳髄だけが無傷だと…?」
02の頭部は完全に潰されている。それは残骸を見ても明らかだ。
だが、何故か脳髄だけ無事だった。
「…なるほどな。つまりこいつの核は自分の脳髄か…」
「?橙子、どういうことだ?」
橙子の呟きに悟空が疑問を持つ。
「ん、ああ。孫、アーチャー達が02は再生能力を持っているといってただろう。」
橙子の言葉を聞き悟空は納得した。
彼はセルのことを思い出す。
セルは自爆した時に運よく自分の核が無事だったので再生できたといった。
つまりその核というものが02は自身の脳髄ということなのである。 
「全身が再生しないのは多分再生できるほどの力が残ってないからだろう。だが、この状態ならば私の人形に脳髄を移せばおそらく生き返る。」
「そんなことできるのか?」
悟空は当たり前の疑問を持つ。
その問いに橙子は、
「何、自分とまったく同一の体を作るよりは簡単だ。」
自信を持った表情で返した。

「というわけだ。だから私達は早く帰らないといけない。それで、そこのサーヴァントはどうする?」
「私はマスターを探しに行く。あれからかなり経っているからな。」
橙子の問いに最初に答えたのは疲労が溜まっているはずのメタナイトだった。
彼は剣を杖代わりにして立ち上がる。
「それに、気になることもあるのでな。」
「ちょっと、メタナイト。あなたその体でどうするの?間違えなく死ぬわよ?」
「…確かに。だが、私は騎士なのだ。主の危険をほうっておく訳にはいかない。」
「…そう。じゃあ、これをあげる。」
そういうと永琳は一粒の丸薬をメタナイトに手渡した。
「私がもしもの時の為に作っておいたものよ。ある程度は疲労も魔力も回復するわ。」
「…すまない。」
そういうとメタナイトは丸薬を呑んだ。
すると彼は自分の体が軽くなったのを感じた。
「…恩に着る。」
「気にしないで。私達は同盟を結んでいるんだから。」
メタナイトは飛び立とうとする。
「ではな。」
そして彼は飛び立った。
ただ、彼はしらない。
自分に手紙を置いていった少女と、アーチャーのマスターが宿敵同士だということを。

二日目・5時/新惑星・蒲田】


【メタナイト@星のカービィ】(クラス・ライダー)
【状態】疲労(小) 精神的ダメージ(大) 仮面無し 魔力消費(中)
【装備】なし
【道具】支給品一式  手紙
【宝具】“銀河の聖剣(ギャラクシア)”
【思考】
1:マスターを探す。
2:私の仮面………
3:マスターに絶対の忠誠
4:妹紅たちはどこに行ったんだ?

【手紙】
内容は『メタナイトへ イナバ製作所に行って来る 藤原妹紅より』というメッセージが書かれた手紙。
それ以外は何も書かれていません。
彼はまだ手紙を読んでいません。
契約の解除に気づいていません。

夢を見ていた。
何回も自分が殺される夢。
しかもその夢にはなぜか痛みがあった。
永い悪夢が終わり、俺は目を覚ました。
そして、俺は目を覚ますと天井が見えて
「なんだ、あれ…」
ところどころに黒い線が視えた。
「目が覚めたか。」
そこには一人、女性が立っていた。
見覚えがある、確か彼女は…
「私の名前は蒼崎橙子。02だったな。話はアーチャー達から聞いている。」
その女性はアーチャー達のことを話した。
あの場に居たメタナイト以外も此処にいて、永琳さんに治療を受けたり眠ったりしていることも。
だがそれより俺は気になっていたことを聞いた。
「なんで、そこらかしこに落書きが、黒い線があるんですか?」
俺の言葉を聞くと、橙子さんは驚いた。
「…お前もか。確かにお前は死に触れていたからな。02、それはおそらく『直死の魔眼』だ。」
直死の魔眼。
聞き覚えがある。確か、死を視る魔眼。そうか、世界は、俺が守りたかったものは、
「こんなにも、脆かったんだな・・・。」
俺の呟きを聞き、橙子さんは言葉を続ける。
「お前の体は昔、私が創った人形だ。妹を殺す為に接近戦に特化したな。知り合いの坊主並の身体能力は持っている。」
もっとも途中で創るのをやめたがね、と橙子さんは言う。
「実験も兼ねて私はそれに『浄眼』と呼ばれる眼をつけた。おそらく、お前の眼はそれが変化したものだろう。」
橙子さんはなお続ける。
「お前は死んだことにより、死を理解した。『直死の魔眼』は脳と眼がセットなんだ。聞けばお前は吸血鬼の時に、首輪の綻びを視たらしいな。」
橙子さんの問いに俺は頷く。
「元から才能はあったんだ。ただ、脳に才能があっても、眼が普通だった。だからお前は死を視れなかった。だが、お前は今、ある程度の眼を持っている。だからお前には死が視える。」
橙子さんは改めて俺をみつめる。
「さあ、どうする?お前は私に協力するか?」
「…かがみ達を救えなかった俺になにができる…」
「いや、お前は彼女達を救ったよ。」
「…そんなわけ、ないだろ。」
「お前は誰からも信じられない少女を信じ続けた。」
「なっ…」
固まった俺を見ながら、橙色の人形師は言葉を続ける。
「生きる意味を持たなかった青年に生きる意味を与え、出会うことの無かった仲間達をお前は出会わせた。それでもお前は、彼女達を救えなかったというのか?」
「…でも、あいつ等は死んだ。」
しかも、10/は俺なんかの為に。
「俺は結局、誰も救ってなんかいない…」
「…そうか。これではイーター達は無駄死にだな。」
その言葉に俺は頭が真っ白になった。
「…なんだと。」
「聞こえなかったのか?彼女達の死は無駄だったと言ったんだ。」
「ふざけるな!」
俺は腕を上げて橙子さんに殴りかかった。
だが橙子さんはそれをかわし、ポケットに隠しておいたナイフを俺の首元に突きつける。
死の線が俺に絡みつく。
「確かに身体能力ならお前の方が上だが、それはお前の体ではない。すぐに馴染むだろうが、今はまともに動けないはずだ。」
橙子さんは明らかに侮蔑した目で俺をみつめる。
「やってられん。アーチャー達には悪いがやはり私には合わんな。勝手にそのナイフで自殺でもしろ。」
橙子さんは部屋から出て行く。
「だが、02。彼女達は何を想って死んだんだろうな?」

橙子さんが部屋から出て行き、俺は残ったナイフを見つめた。
これで俺の胸を刺せば、俺は死ぬだろう。
俺がナイフを胸に衝き立てようとすると、いきなり体に熱い痛みが走った。
直感でわかった。
多分これは…
野比玉子症候群か…」
あの夢は夢なんかではなく、本当にあったことだったんだ。
死と蘇生を繰り返す病気、野比玉子症候群。
きっと俺をまた殺そうとしているんだろう。
「…まあ、いいか。」
俺は今更生きることなんかどうでもいい。
永琳さん達のことは心配だが、俺はもうただの、死が視えるだけの人間だ。
あの頃みたいな力が無い俺にいったい何が出来るんだ。
『彼女達は何を想って死んだんだろうな?』
そのとき俺は橙子さんの言葉を思い出した。
そうだ。何で彼女達は死んだんだろう。
死はあんなにも怖くて、寂しくて、苦しいだけなのに。
なら、ここで死んだら、彼女達の想いはどうなる?
「…させない。」
ああ、させるものか。俺は死を、自分の体の死を視る。
そこには、一つだけ、黄色い線があった。
あとは、賭け。この死が野比玉子症候群の死なのか、それとも俺の死なのかの賭け。
「お前なんかに、あいつらの想いは渡さない!」
俺は自分の体の線を斬った。
ナイフには血もつかず、黄色い液体だけがある。
「死ね。」
俺はナイフを払い、それは完全に死んだ。

「…驚いた。本当にお前は式に似ている。」
いつの間にか橙子さんが立っていた。
多分俺の声を聞いて戻ってきたのだろう。
なんだか、眠くなってきた。
ただ、寝る前に聞かなくてはならないことがる。
「橙子さん…」
「なんだ。」
「あなた達の手伝いをしたら、人を助けられますか。」
「…ああ、無論だ。」
…そうか。だったら…
「手伝います。じゃないと、あいつ等が死んだ意味がないから。」
そして俺の意識は沈んだ。

「…」
橙子は青年の顔を見る。
まるで死人のようだ。
「お前はまだ間違えている。」
青年の寝顔をみて人形師は呟く。
「彼女達はお前に生きて欲しいから死んだんだ。意味何て、あるに決まっている。」
橙子は部屋のドアに手を掛ける。
「これほど愛されているのにな。贅沢なやつめ。それ以上の意味が一体、何処にあるんだ。」
橙子は心の底から出た言葉を紡ぎ、舌を打った。
…本当に、式やこいつは、自分が贅沢なことに気づいていない。

【二日目・6時/新惑星・工房内】

◆02GOODMe2.@書き手】
【状態】健康 直死の魔眼 首輪なし
【装備】ナイフ
【道具】なし
【思考】基本:かがみ達の為に、自分を犠牲にしてでも多くの人を救う(殺し合いに乗っている者には容赦しない。)
1:橙子たちを手伝う
2:Zzz!
3:永琳達が無事で安心
4:かがみ…みんな…
※平行世界の◆02GOODMe2.と会話しました。
※「ドナルド」の記憶の一部を見ました。 (一部欠損あり)
※ここが地球ではないことを知りました。
※永琳と情報交換をしました。
※体内にわずかに吸血鬼の血が流れていますが、相当薄い為、なんの効果もありません。

【八意永琳@東方project】 (クラス・アーチャー)
【状態】健康 首輪なし
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】不明
【思考】 基本::マスター(輝夜)に絶対の忠誠
1:聖杯の入手
2:02が生きててひとまず安心
3:ライダーとも再会したい
4:アーチャー(エミヤ)に助けた理由を聞く
5:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手
6:02を殺した奴は必ず殺す。
※02と情報交換をしました。よって打者の存在を知りました
※ここが地球ではないことを知りました



【蓬莱山輝夜@東方project】 (マスター)
【状態】健康 、首輪なし
【装備】ジャージ@現実
【道具】支給品一式、不明支給品 漫画たくさん
【思考】
1:聖杯の入手
2:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手
3:02が生きててひとまず安心
※ここが地球ではないことを知りました

【蒼崎橙子@空の境界】(マスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】無し
【道具】支給品一式、人形の入ったホイポイカプセル、人形創りの道具、煙草(この二つは支給品ではありません。)
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に青子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:この聖杯戦争、主催者の意図について調べるがチャンスが来るまで動かない
2:アーチャー達と協力するがあくまで目的は聖杯戦争の破壊
2:協力者を集める。弱者は一応保護
3:この状況を鮮花が見たらどうなることやら




【蒼崎青子@月姫】(マスター) (クラス・キャスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】透明マント
【道具】支給品一式
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に橙子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:この聖杯戦争について調べるがチャンスが来るまで動かない
2:アーチャー達と協力するがあくまで目的は聖杯戦争の破壊
3:とりあえず襲ってき奴は軽く蹴散らす
※橙子の令呪は効きません(意地)。
  孫悟空のマスターです。


【孫悟空@ドラゴンボールZ】(クラス・ヒーロー)
【状態】健康、首輪無し
【装備】無し
【道具】無し
【思考】
基本: 主催者を倒し、元の世界に戻る。
1:青子と橙子を手伝う。
2:サーヴァントは腹へらねぇのかぁ。
3:しっかし女ばかりだなぁ。
※主催者に存在を気づかれていないようです。そのため首輪と支給品はありません。
 この世界の人間ではないので宝具は持っておりません。
 参戦時期は本編終了後です。

【射命丸文@東方project】(マスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】手帳@現実
【道具】不明
【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える
1:知り合いに会えてよかった
2:この聖杯戦争を生き延びる
3:元の世界に皆で帰る方法を探す
4:式には負けない(何についてかは自覚していない)



【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー)
【状態】健康、首輪無し
【装備】エーテライト
【道具】不明
【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式)
【思考】
1:鮮花やその他の知り合いを捜す
2:文を手伝う
3:橙子達も手伝う
4:式に会えて嬉しい





【両儀式@空の境界】
【状態】健康、首輪無し
【装備】不明
【道具】支給品一式。
【思考】
1.幹也を許(はな)さない
2.直死の魔眼…
最終更新:2009年09月12日 00:33