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戦場音楽、というのにはいささか品性が欠けるかもしれない。
京急蒲田駅に響いているのは規則性も、美しさも無い打撲音や爆発音だけだった。




彼女、鈴仙・優曇華院・イナバが新惑星へ降り立ったのが6時丁度。
京急蒲田駅に到着したのがその5分後なのだが、さすがに宇宙空間を泳ぐのに体力を消耗した彼女は
駅のホームで一息つく事にした。

その時、一日目から自分について回るウザい金髪ストーカーパンクが付近にいては休まる気持ちも休まらないので、
ソイツには羽田空港で適当に大暴れするように命令した。
金髪は最初は彼女と離れてしまう事をシブった。
どうも彼は「自分が鈴仙を守ってやらなければ」と勘違いしているようだが、鈴仙にとっては心底うっとおしいだけである。
行かなければ金輪際座薬を挿入しないと脅した結果、まるでナスのように顔を青ざめさせ、すぐに空港方面へと向かったのだった。


しかし、後悔はすぐに訪れた。
ふと威圧感を感じ、上空を見てみるとそこには上半身裸の肥満体の男が空を飛んでいた。
嫌悪の視線を込めて睨んだのがまずかった。
その視線を感じ取ったらしく、その男────YOKODUNAは自分の目の前に降りてきた。
まったく、692にあんなくだらない『お使い』をさせなければ、ここで囮にでもできたろうに……。
そう考えているうち、YOKODUNAは埃と地響きを交えながら自分のいるプラットホームへと降り立った。
思わず漏れかけたため息を抑え、腰掛けていたベンチから立ち上がる。

「KOMUSUME、名はなんと申す」
「そんな物聞いてどうするの? これから殺しあうのに」
「……そうか。お前ほどの者ならば、是非とも名を聞きたいのだがな」
「別にあなたみたいなのに評価されたって、なんも嬉しくない」

スカートについた埃を払いながらも、相手からは目を離さない。
弾幕だっていつでもはれる。
手をピストルの形に変え、相手に突きつける。

「他に何か言いたい事ある?」
「……私はかつて一度、敗れた」
「へぇ、それで?」
「私を破った者の名は分からない、ただ……お前はそのKOMUSUMEと同じ眼をしている」
「あぁなるほど。それで私に八つ当たりって訳?」
「違う! 断じて違う!!」

YOKODUNAの腹から発せられた声は、そのままKIとなり、彼を発信源として強風となり、付近の埃を吹き飛ばす。
とうの鈴仙は、薄紫色の髪をなびかせながらも表情は一切変えない。

「お前の眼は、憎悪に溢れている……かつての私にもあった、破壊衝動に包まれた眼だ」
「カウンセラーはお呼びじゃないのよ?」
「あのKOMUSUMEは仲間に恵まれていた、おそらく道は踏み外すまい……しかしお前は───」
「うるさい」

言い終える前に、座薬をYOKODUNAの顔に叩き込んでやった。
正直このデブの言う事など聞く気は起きない。

「KOMUSUME……!」
「まああなたの言う事も、間違っちゃいないわね」

何故自分がこうなったかなんて深くは覚えてないし、思い出す気も無い。
ただ、ホモやニコ厨のような汚らしい存在を見ると吐き気がする。
だからそいつらを全員始末する。
自分にとって最重要なのはそれだけだ。
そのためならば何だって利用してやる。




「分かった」

RIKISHIの眼は相手の心を見抜く。
その眼力はYOKODUNAともなれば、全てのウソ偽りを看破してしまう。
目の前の少女は、かつては気遣いのできる心優しい少女だったのが見て取れた。
おそらくは、この殺し合いの舞台が彼女をここまで歪めてしまったのか……。

YOKODUNAは日本古来のREISHIKIにそった構えを取る。
できる事なら、『誰かを守るために』強くなった彼女を見てみたかったが、仕方あるまい。


二日目 6時35分/新惑星 京急蒲田】
【YOKODUNA@SUMOU】
【状態】健康
【装備】素手
【道具】支給品一式
【思考】
1:もはや語るまい……行くぞ!
2:前回のHAJIを償う
※ニコニコ動画バトルロワイアルからの参戦かは不明

【鈴仙・優曇華院・イナバ@ニコニコ動画バトルロワイアル】
【状態】健康
【装備】素手
【道具】支給品一式
【思考】
1:別に、私は私のやり方を後悔してないわよ
2:YOKODUNAの撃破
3:ホモは確実に始末
4:うっとおしいニコ厨を始末
※地味にニコロワからの参戦


【二日目 6時35分/新惑星 羽田空港】
【692@現実】
【状態】健康
【装備】エスカリボルグ
【道具】支給品一式
【思考】
1:書き手エクスクラメーション! ほらほら、もっと抵抗したらどうだ!
2:きゃはははははは!! どこの世界にも、面白味ってのはあるもんだぜ!!
  もっとホイホイの集るゴキブリみてえに沸いて濃いよ、その方が鈴仙に対する手土産になるってやつだぜ!?
3:そ、そーいや俺たち、どうやって小惑星帯から二時間でここまで……!?
最終更新:2009年09月22日 00:15