「いきなり襲ってくるとはもしやクライシスの手先か!」
「運がいいわね。まさかこの短時間にサーヴァントと出会えるなんて。
クラスは何かしら?」
彼女――いや、聖杯は南光太郎をサーヴァントと確信し、クラスを聞いた。
だが聖杯戦争のことを詳しく知らない光太郎は首を傾げる。
「サーヴァント?クラス?」
「光太郎さん。あの紙に書かれてあったもののことでは?」
「なるほどそれですか。ならばっ!!変ッッ身ッッ!!」
光太郎は変身のポーズを取る。
光太郎の体は光に包まれ、その姿を現す。
「俺はブッチルンジャーのサーヴァント!南光太郎!
そして太陽の子!仮面ライダー!ブハァッ!!アーッ!!エッ!!!」
光太郎は名乗りを上げる。
だが、声に力が入りすぎて後半が言葉になってなかったりする。
正式名称は太陽の子仮面ライダーBLACK RXである。
「ブッチギルンジャー?運がいいわね私!」
聖杯は笑みを浮かべた。
何しろ、ブッチギルンジャーは全サーヴァントの中ではトップクラスの強さ。
その力を手に入れれば聖杯として完成するだけでなく強大なブッチギルンジャーの力も手に入るのだ。
幸い彼女は5人ものサーヴァントの力が手に入れている。
負ける道理などない―――
そして彼女は仮面ライダーBlackRXに対し鎌を振り上げた。
「私と遊んでね。ブッチギルンジャーさん♪」
彼女は知らない。
ブッチギルンジャーを相手にして運がいいのは間違いでその全く逆だったということ。
遊びじゃすまないと言うことを。
そして、ブッチギルンジャーの強さはトップクラスではない。
ぶっちぎりだと言うことを。
そして聖杯とブッチギルンジャーとの戦いが始まって数分後、
彼女は自分の読みが見当違いであることを自覚した。
「死ねぇ!」
「怒りの王子!バイオライダー!!」
聖杯を鎌を振り下ろす。
だが、RXはすぐさまバイオライダーに変身してゲル化して鎌を避ける。
そしてすぐにRXに戻りリボルケインを叩き込む。
「くっ…」
彼女はバイオブレードを鎌で防御する。
顔に苦悶の表情が浮かぶ。
そこにはかつて戦いを遊びと評していた少女の無邪気さはどこにもない。
今相手にしているこの男は何だ?
サイエンティストの衝撃波を使っても、
コーパレーターのエスパー技を使っても、
イーターの獰猛な力を使っても、
アヴェンジャーのテッカマンの力を使っても、
ライダーの機動力を使っても、
全てブッチギルンジャーは効かなかった。
だが負けたわけではない。
自分の元は
イナバ物置なのだ。
理不尽のような硬さを持つ鎌、ましてや自分が傷つけられることはありえない。
今は拮抗状態にあるがいつかそれも崩れ去るだろう。
今は耐える時だ、相手の消耗を狙うのだ。
その時である。
「ぶ っ ち ぎ る ぜ」
「えっ?」
RXのキングストーンが光り輝いた!
と、同時にRXの持つリボルケインも輝きを増す。
そして拮抗状態にあったイナバ製の鎌にひびが入り……
破壊された。
「そんなバカな!?」
彼女は驚愕した。
無理もない。どんな攻撃を受けても大・丈・夫!はイナバ製の鎌が破壊された。
ありえるはずのない出来事だ。
説明しよう!
何故てつをがイナバ製の鎌を破壊できたのか?
それはぶっちぎったからだ!
それだけではない。
今の時間帯は朝日が昇る頃であるため光太郎は太陽の力の恩恵を大きく受ける。
そして彼女は物置ではなく少女の姿をしていたことでイナバ補正が薄れた!
よって破壊されたのだ!
「こうなったら……」
RXには敵わないと判断した聖杯はターゲットを変える。
それはマスターである南春香だ。
聖杯戦争と言うルール上、どんな理不尽なサーヴァントもマスターが死ねばいつか消滅する。
彼女は春香を殺すべく襲い掛かる。
武器を失ったとはいえ自分がそんじょそこらのJKに負けるはずがないだろJK(←ダジャレ)。
「あはははははははは!今度は貴方が私と遊んでy「静かにしなさい」
冷たい言葉が聞こえたと共に聖杯は春香に頭部を掴まれていた。
そして春香はそのまま少女の頭を掴み手の力を強めていく。
「あ、あ、あ、ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
辺りに木霊する少女の絶叫。
ブロリーを苦しませた春香のアイアンクローは彼女にダメージを与えるのに充分だった。
(このサーヴァントとマスター……強すぎる………勝てない……)
永遠に続くと思われた地獄の痛みは彼女が意識を消失したことで終わった。
春香はしばらく聖杯の頭を締め付けた後少女の意識がないことを知ると乱雑に投げ捨てる。
「光太郎さん。この子自分のことを聖杯って言ってたわ。
きっとこの子を破壊すれば争う必要なんてなくなる。聖杯戦争も終わるはずよ!」
「分かった、リボルケイン!!」
「それはさせないよ」
「邪魔をするとは……まさかクライシスの手先か!」
「僕は聖杯の完成を望んでいる。聖杯を壊させるわけにはいかないからね」
イチローが彼女を助けた理由。
いつか戦うことになるであろう好敵手を未完成の前に失うのは惜しかった。
なにより彼のマスターは聖杯を完成させようとしている。
聖杯が壊されるのをよしとするはずがない。
「自分の欲望のために他人を殺すとは、己、クライシス、許ざんッッ!!」
RXがリボルケインを構えてイチローへ突撃していく。
イチローはどこからかボールを取り出した。
「イチローのレーザービームでてつを滅亡!!」
イチローは自分の宝具の名前を叫びボールをブッチルンジャーたちに向かって投げる。
これぞイチロー最強の必殺技レーザービーム。
歴代自重しない輩を一発で仕留めてきた代物だ。
イチローの手から放たれたボールは強烈な光を放ち、飛来する。
「しまっ……うわああああああああああ!!」
「光太郎さ……きゃああああああああああ!!」
辺りに広がる極光。
レーザービームが直撃した後にはクレーターが残っているのみ。
そこにはさしものブッチギルンジャー組である光太郎と春香の姿は残っていなかった。
【南春香@みなみけおかわり 死亡確認】
【南光太郎@仮面ライダーBlackRX 死亡確認】
【ブッチギルンジャー 脱落】
「仕留めきれるか怪しいものだったけどどうやらうまくいったようだね」
ブッチギルンジャーたちの脱落を確認したイチローは溜息を漏らす。
実際彼を力をもってしても光太郎に勝てるどうかというところだったのだ。
イチローは誰もいないことを確認すると彼女を背負ってその場を去っていった。
【ニ日目・午前6時30分/新惑星・東京】
【イチロー@現実?】(クラス・バッター)
【状態】かなりの消耗
【装備】
【道具】
【宝具】バット、グローブ、ボール
【思考】1:マスターに従い、サーヴァントとマスターを殺害する(直接手を下すのは躊躇)
2:
織田信長に対して、いくらかの疑念
3:聖杯を安全なところへ移動させておく
※規格外ゆえにサーチャーの調査関連のスキルを無効化しています。
※宝具の真名は後の書き手さんにお任せします。ていうかいい感じに厨二にならなかった。
【彼女@カオスロワ】(聖杯・二杯目)
【状態】気絶 頭部に大ダメージ サーヴァントの魂五つ吸収
【装備】イナバ製作所製の鎌
【道具】不明
【思考】 基本:本物の聖杯になる
1:気絶中
2:サーヴァントを殺す
3:「偽者」も見つけ次第殺す
4:何あのチート……
※イーター、アヴェンジャー、ライダーの魂を吸収しました。
※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです
イチローのレーザービームが直撃したことで発生したクレーターにて、
「ぶっちぎるぜえええええええええええええええええええ!」
「ぶっちぎるわあああああああああああああああああああ!」
消滅したと思われた光太郎と春香が立ち上がり絶叫する。
太陽の光と1つの細胞が残っていたことによりキングストーンとぶっちぎり力によって復活したのだ。
そしててつをの影響を受けていたマスターも復活した。
ここまで来ると人間だとかチートとかそういうレベルではない。
「己、俺としたことが油断した!」
「仕方ないわ。まさかあんなのを持ってるなんて私だって思わなかったもの」
「かの有名なスポーツ選手イチローがあんな真似をするとは!
クライシス帝国の手はスポーツ界にまで伸びていると言うのか!?己、許ざんッッ!!」
「ええ、こうなったら悪は全て滅ぼしましょう!」
ブッチギルンジャー組は全ての悪を殲滅させるべく歩き出した。
【南春香@みなみけおかわり 死亡誤認】
【南光太郎@仮面ライダーBlackRX 死亡誤認】
【ブッチギルンジャー 脱落誤認】
【ニ日目・午前6時30分/新惑星・東京】
【南春香@みなみけ おかわり】(マスター)
【状態】健康 おかわりモード
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、不明支給品、かがみのデイバッグ、ハッピーセット×3
【思考】
基本:クライシス帝国を倒す
0:ぶっちぎるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
1:危険人物を全員滅ぼす
※ブッチギルンジャーのマスターとして、多少なりともRXの影響を受けているようです
※
柊かがみ、織田信長、彼女、イチローをクライシス帝国の手先だと認識しました(根拠ゼロ)
【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】(クラス・ブッチギルンジャー)
[状態]てつを
[装備]キングストーン ライドロン
[道具]不明
[思考]
基本:クライシス帝国を倒す
1:マスターである春香と行動する
2:悪に生きる道はないと知れ!!
3:危険人物を滅ぼす
4:ぶっちぎるぜええええええええええええええええ!!
※柊かがみ、織田信長、彼女、イチローをクライシス帝国の手先だと認識しました(根拠ゼロ)
前略
ハルカ姉さま――――
私はイチロー選手との戦いの一部始終を見ていましたが、
姉さまはどうやらそこまでぶっちぎってしまったようですね。
本当なら姉さまともっと一緒にいたかったのですが、
どうやら私はもうついていけないみたいです。いろいろな意味で。
ということで私はしばらく1人で行動することにします。
きっとおかしくなってしまった姉さまもいつか元の姉さまに戻ってくれるでしょう。
…っていうか今更だけど流石に全裸はマズイな。
へっくしょい!
うぅ、寒いよぉ…
【ニ日目・午前6時30分/新惑星・東京】
【
南千秋@みなみけ】
【状態】健康、全裸
【装備】ツルペタボディ
【道具】基本支給品その他不明
【思考】
1:すいません姉さま。私はもうついていけません
2:服を探す
最終更新:2009年09月23日 20:15