大田区、西糀谷さざんか公園。
ジャングルジムとブランコ、そして鉄棒だけの小さな公園だが、
文化センターが近くにある事もあり、盆の時期にはワタアメやポップコーンの製造機、
的当て
ゲームで少しだけ賑わう事もある。
しかし、この公園が設立してからこの二日間ほど賑わった事も無いだろう。
公園のブランコは鎖のちぎれた板が地面に落ち、ジャングルジムは内側にひしゃげてしまっている。
そんな公園に『彼ら』は居た。
692と別れてから、ずっと二人で東京周辺を探索している
513と鈴仙の二人である。
で、その二人が公園内でどうしてたかと言うと……。
「…………いや、あの、その」「…………」
公園の真ん中で、抱き合ってた。
513より一回り体格の小さい鈴仙が、爪先立ちになって513の首に手をまわしている。
突然の事で、良く分からない。
513にとって、鈴仙と付き合う事になったと言うのは飽く迄692の精神に止めを刺すため。
症候群でも、さすがに精神が死ねば不死身もクソも無くなり、二度と自分の前には立ちはだからなくなる。
鈴仙にとっても、あの男はうっとおしい以外の何者でも無かった。
そして利害の一致した二人が手を組んでの、偽りの交際宣言だったはずなのだが……。
「あの金髪は消え失せてくれたみたいね」
「……へ?」
「あのサングラスの事よ。もししつこく追って来てたなら、
あの馬鹿なら我慢できず飛び出てきてたでしょうね」
あぁそういう事ね。
自分が頭沸騰させてる間、常に一つの不安を排除すること考えてたわけだ。
思い返してみれば、彼女の行動には何一つ無駄が無い。
周囲への目配り、一挙挙動、動きは昔ドキュメンタリーで見た軍隊の動きそのものだ。
「さすが元軍人。第一印象、気弱で心優しい女の子だと思ってたら、な」
「くだらない願望ね。私の実際の性格はこんなもん、それ以外には無いわ」
実際うどんげって、二次創作では他人の気配りができる心優しい少女に書かれるけど、
原作設定では地上人見下しているフシのあるタカビー女だったりする。
「とりあえず、当面の不安が取り除かれたわね」
「そして俺の目標は優勝、お前の目標はクズの始末……で、俺はクズに該当するか?」
「まぁでも使えない事は無いわね」
『692を追っ払う』が達成された今でも、対立する理由は無いって事でよさそうだ。
【鈴仙・優曇華院・イナバ@ニコニコ動画バトルロワイアル】
【状態】負傷
【装備】素手
【道具】支給品一式
【思考】
1:頼りにしてるわよ?
2:クズの始末
【513@現実】
【状態】シェルブリット(右手)とイマジンブレイカー(左手)を修得
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:優勝
0:……やっぱ、いい女だな
1:自分がズガン要員という幻想をぶち壊す
2:自分がズガン要員と言う現実に反逆する
3:現実勢がいたらぶん殴る
※表舞台に出てない間、ホント色々あったみたいです
最終更新:2009年11月08日 00:21