赤い服はより紅く染められ、青い髪には噴出が掛かる。
その手には尊き紋章と赤い石、そして本が握られている。
彼女の周りは炎に包まれ、それを一陣の風が勢いを助けていた。
「これがお前の望んでいた世界か?全く、馬鹿馬鹿しいな。」
後ろに居た亜人の男が少女に問い掛ける。
「違う、私はこんな世界、望んでなんかいないわ!」
少女はひたすら否定する要素を探す。
「それこそ違うね。なら何故奴らを殺した?」
「だって…っ!この人達から襲って来たのよ!」
「それは言い訳にしか成らないね。説得もしなかったじゃないか。」
「あなたはあの状況で説得出来た?無理だわ。」
「自分の身を捏してまで守るまでの存在じゃなかったって事か。」
「…」
少女はとうとう否定出来なくなった。それこそこの男の言う通りだ。
自分は弱い。結局自分を守る為にこの者達を殺めた。そう、臆病なのだ。
そんな闇の部分が少女の頭を襲う。
「―ならさ、」
ため息をついてから、男が口を開く。
「もう少し、肩の力を抜いた方が良いんじゃないか?体が持たないぞ。」
「…」
「冷静になれ。二度とこんな事を繰り返さないように考えるんだよ。」
「…エゼル」
この非情で無慈悲な
ゲームが始まってからただ神経を擦り減らしているだけだった。
主催者はそれも計算に入れていただろう。
食料も無く、明日も分からぬ現状。それこそゲームを行うには最適の状況。
今の少女はまさに主催者に踊らされていると言っても良いだろう。
「ロイ…」
その少女は、大事な者の名前を口から出す。誰もいない空間。
―否、ただ死体が転がる空間へ。
不安はただ少女の中を渦巻き、殺意は昏々と湧き出る。
誰も殺さずにこのゲームを終わらせる事は不可能に近い。
少女でさえもそれは理解出来る。
【
三日目 東京都有明 23時】
【リリーナ@ファイアーエムブレム封印の剣】
[状態]:葛藤
[装備]:フォルブレイズ エイルカリバー
[道具]:支給品 ファイアーエムブレム(FE紋章)
[思考]1:ロイを探す
【エゼル・バルビエ@FFTA】
[状態]:普通
[装備]:?
[道具]:支給品
[思考]1:不明
【おならぷーすけ@ジャンプ 死亡確認】
【プー助@ヤマザキ 死亡確認】
【堀町タカシ@田中太郎 死亡確認】
最終更新:2007年01月21日 14:39