「なんかわかんないけど、すごいことになっちゃったな」
モデル山田優の弟、山田親太朗はふとつぶやいた。
ヘキサゴンの収録に向かう途中、急にこんなところに放り出された彼。
首には首輪、背中にはナップザック。
かつて、映画で見た「バトルロワイアル」でみたような格好だ。
「えーと……」
真っ先に彼がとった行動、それは……。支給品の確認でも、移動でもなく
ポッケに入っていたちんすこうを食べることだった。
チョコ味のそれは甘みの中に少しの苦みを含み、そっと喉を突きぬけていく。
その流れで、今度は塩味のちんすこうを頬ばった。
バトルロワイアルという名の戦場でのんきにちんすこうを食べるその彼の姿はまさに滑稽。
先程、笑ってはいけないと言われたのにもかかわらず笑ってしまいそうな勢いだ。
「あ、いくらか残しておかないと……」
人に会ったらちんすこうを渡す癖のある彼はそう呟き、ちんすこうタイムを打ち止めた。
それにしても、あれだ。死んでしまおうものならちんすこうは配れないし、姉にももう会えない。
しかし、殺し合いには乗りたくない。姉や仕事仲間と合わす顔がなくなるから。
こうして、おバカな青年はすっかり悩んでしまったのでした。
ちゃんちゃん。
【山田親太朗@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:生きたいけど、殺し合いはしたくない。
2:ちんすこうを配ろう。
最終更新:2010年01月01日 11:32