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何か異常が起きている。
サーチャーのサーヴァントである黒桐幹也は保有スキルである【予測】で徳川家康の存在を感じ取っていた。
途轍もなく恐ろしいものがここ、イナバ製作所に向かっている。
「橙子さん、ちょっといいですか」
仮眠室の中、全裸で現れた右京を妹紅が燃やそうとするという騒ぎはあったが、今は情報交換も終わり落ち着いている。
「どうした?」
「実は……」
幹也は自分が察知した『恐ろしい存在』について橙子に説明した。

「『それ』は……橙子さんや妹紅さん、そしてイナバ製品すら殺すことが出来ます。それほど規格外の力を持っているんです」
幹也は真っ青な顔で、信じがたい情報を告げた。
蒼崎橙子は魔術師であり人形師である。彼女が作る人形は「本人と寸分違わぬ」出来であり、そうして製作した『自分のスペア』を
彼女は緊急事態に備えて用意している。現在活動している蒼崎橙子が活動停止に追い込まれた場合、スペアの人形が記憶を引き継ぎ
蒼崎橙子として活動を始める。つまり橙子を殺すことは不可能に近い。
蓬莱の薬を飲んで不死身となっている藤原妹紅を殺すことなど、さらに不可能だ。
しかし幹也は「そんな二人を殺せる存在がこちらに向かっている」と言い切った。
幹也がもたらす情報の正確さを、橙子は誰よりもよく知っている。
「しかもイナバ製作所を狙ってる訳か――そいつが襲来するまでにどれくらいの余裕がある?」
「地球到達まであと3時間程度、多分夜明けと同じ時刻になるでしょう。それまでに早く――――」
「ここから逃げなくてはならない……か」
ショッカーとの戦いは仮面ライダーたちに任せるつもりだったが、こうなった以上こちらの全力を以って敵を片付け
一刻も早くここから離れなければならない。

「とにかく皆にこの事を伝えて――黒桐? おい黒桐! どうした!?」
報告を終えた途端、先ほどの探査で魔力を使い果たしていたサーチャーは意識を失い倒れこんだ。

三日目・3時00分/新惑星・大田区】

【蒼崎橙子@空の境界】(マスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】無し
【道具】支給品一式、人形の入ったホイポイカプセル、人形創りの道具、煙草(この二つは支給品ではありません。)
【思考】
基本: 主催者を殺し、その後に青子を殺す(それまでは取り合えず協力し合う)
1:とにかく黒桐を介抱し、新情報を皆に伝える。
2:『それ』(徳川家康)が来る前にイナバ製作所から退避する。
3:そのためにもショッカーとの戦いに一刻も早く決着をつける。
杉下右京と情報交換をしました。

【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー)
【状態】気絶、疲労(大)、魔力枯渇、首輪無し
【装備】エーテライト
【道具】謎の本、他は不明
【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式)
【思考】
0:気絶中
最終更新:2010年03月01日 00:18