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「荒木先生はどこに行ったのかしら?」
「恐らくだが、先に行ったのだろうな」
「有り得るわね、というかここ狭くない?」
「元々は一人乗り用のPTだからな、仕方ない」

ゲシュペンストの乗り込み、さらに進む二人。
地下ダンジョンは下に進むごとに複雑になっていき、来るものを拒もうとする。
しかし、二人は迷うことなく、先に進んでいく。
レミリアの案内が完璧であるからであろうか? 否、そうではない。
第一レミリアは資料室に行ったことがないし、イナバ製作所に来るまでに迷う奴がそんなことが出来るはずは無い!
では、どうして迷わないのか? 正解はコレである。

(……次の曲がり角は右か)

実はギリアムの『予知能力』で進路を先読みしていたのである。
(そうそう予知能力も持ってます。すっかり忘れてたけど)
そんなこんなで資料室に着いた二人。

「さあ着いたわ、ここが資料室よ、ここにならその『時空破壊爆弾』の情報の一つや二つあるはずよ!」
「時空振動弾だ…」
「あら、そうだったかしら? まあいいわ」
「……(天然なのか、それとも……)」
「じゃあ、とりあえず二手に分かれて探しましょう」
「そうだな」
そうして、二人は単独行動を始めた。

レミリアは資料室の本棚を漁る。
資料室の本棚にはたくさんの本が並んでいた。
漫画やラノベ、攻略本や同人誌、果ては大声では言えない本などなど。
そして、そのアレな本に手を掛け、読み始めたレミリア。
黙々とページをめくるレミリア。

「『あっ…あっあっ! …駄目、何かキちゃうっ! やめ…て…! これ、い…じょ、された…ら…!』」

終いには音読し始めるレミリア。
だめだ…この吸血鬼。

「何をしているんだ?」
「ひゃいっ! な、何でもないわ!」

慌てて、アレな本を棚に戻すレミリア。
そんなギリアムの手には『ヒーロー戦記 プロジェクト・オリュンポス』の攻略本が握られている。

ヒーロー戦記もよろしく!

「……こちらに来てくれ」
「……わかったわ」
二人とも気まずい雰囲気のまま進む。
ギリアムがレミリアを連れてきた先には一台のコンピュータがあった。

「これは……」
「コンピュータだ…」
「それは知ってるわ」
(それは知っているのか)
モニターには【IDとパスワードを入れて下さい】とメッセージが表示されていた。
ギリアムはレミリアにそれを聞こうとしていたのだ。

「ふーん、それで私にそれを聞こうとしていたのね」
「そうだ。教えてくれるかい?」
「確かIDは【S178】でパスワードが【37564】よ」
ギリアムはレミリアに言われたとおりにタイピングする。

【ロックを解除します】

電子音ともにモニターに表示されたのは【プロジェクト・INABA】と銘打たれたフォルダだった。
そのフォルダを開くとリンクが張られていた。

「どうする?」
「ワンクリック詐欺……とかではなさそうね」
「では、行くぞ!」
「ええ!」
意を決して、ギリアムがクリックした。

「「こ、これは!?」」


果 た し て 彼 ら が 眼 に し た モ ノ と は ! ?










ご愛読ありがとうございました。完(嘘)


☆ ☆ ☆



☆ ☆ ☆

「式さん、今です!」
「―――視えた」

次の瞬間、射名丸文の弾幕に怯んだタィケボロは両儀式によって死の線を斬られた。
戦闘力が十倍になろうが、カオスロワ内ではタケシとディアボロの扱いはこんな感じである。
そういえば、【タケシ×ディアボロ】って書くとBLっぽいと感じるのは作者だけか?
なにはともあれ……

【タィケボロ@タケシ×ディアボロ 死亡確認】

「さて、レミリアさんたちのところに向かいましょう」
「一つ聞くが、場所は判るのか?」
「一応、幹也さんにイナバ製作所の全体図は書いてもらいましたから」

全体図を見る限り、地下は巨大な迷路になっているっぽい。
普通なら100%迷い、数時間以上掛かりそうな距離だが。
「振り落とされないで下さいよ、式さん」
「振り落とすなよ、烏天狗」

文が式を背負い、最高速度で地下ダンジョンで突っ走る。
『この世の理はすなわち速さだと思いませんか、物事を速くなしとげればそのぶん時間が
 有効に使えます、遅いことなら誰でも出来る、20年かければバカでも傑作小説が書ける!
 有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、週刊よりも日刊です、つまり速さこそ有能なのが、
 文化の基本法則!そして私の持論でさ-------ァ!』
と、何処かの兄貴が乗り移ったかのようなスピードで駆け抜ける。

(目が回りそうになってきた……)
「着きました! 早く降りてください!」
そして、僅か3分で地下第六フロア、資料室に到達してしまった。

「レミリアさん! ギリアムさん! 荒木先生! どこですか!」
「どうやら、あっちに居るみたいだな」
物音に気付き、移動する。案の定、二人はいたが荒木の姿は見当たらなかった。

「どうしたんですか、お二人とも?」
「荒木はどうした?」
「いや、それよりも社長が……」
レミリアが何かを言いかけようとした時であった。

―――CAST OFF―――

レミリアの着ていた服が消し飛んだ。
綺麗さっぱりとな。そして、露になる幼女の白い柔肌。
「レミリアさん、服が!」
「えっ……? きゃああああああああああ! 見ないで!」

【しばらくお持ちください】

「これを回収しといて正解だったわ……」
「………(彼女はコスプレの趣味まであるのか)」
「………(これは写真に残しておきたかったですね)」
「………(結局、そのきぐるみは一体、何なんだ)」

レミリアはとりあえず、さっき回収しておいたプータンのきぐるみを着た。
無論、カリスマが下がったのは言うまでも無い。
それよりも、何故着ていた服が消し飛んだのか?
レミリアはそれに対して…

「どうやら、社長に何かあったようね」
「大丈夫でしょうかね?」
「あの男に心配は無用だろう」
「そう……よね」
社長に危機が迫っているという結論に辿り着いた。
若干、そのことに対して不安を覚えるレミリアであった。

「それよりも、その未知の存在について教えてくれないか?」
「わかりました、ギリアムさん」
文はギリアムとレミリアに対して未知の存在について話した。
それに対して、ギリアムは思案を巡らす。
(……ショッカーにその未知の存在、さらには主催者か……。この中に『フラスコの管理者』がいるとは考えにくい。
 さっきのことを入れれば、尚更だ。それよりも、今すべきことは…)

「では、地上に戻ろうか」
「調べごとはもういいの?」
「ああ、データのバックアップは取っといたからな。
 それよりも、今すべきことはその未知の存在に備えることであろう?」


三日目・3時50分/新惑星・イナバ製作所地下】
【レミリア・スカーレット@東方Project】
【状態】激しい怒りと深い悲しみ、カリスマ普段より下
【装備】プータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所
【道具】
【思考】
1:マーラ様の人、八雲紫を探し、殺して咲夜の仇をとる
2:イナバ製作所社長に従う
3:社長が本格的に心配になってきた。
4:結局、荒木先生は?
5:地上に戻る
※社長に関する何かを見ました。

【ギリアム・イェーガー@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康
【装備】ゲシュペンスト・タイプRV
【道具】『ヒーロー戦記』の攻略本@現実、その他不明
【思考】
基本:主催者を倒す。
1:主催者基地を探す。
2:ヒーロー戦記もよろしく!
3:地上に戻りつつ、未知の存在に対しての対処法を考える
※社長に関する何かを見ました。

【射命丸文@東方Project】(マスター)
【状態】健康、首輪無し
【装備】手帳@現実
【道具】不明
【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える
1:この聖杯戦争を生き延びる
2:元の世界に皆で帰る方法を探す
3:式には負けない(何についてかは自覚していない)
4:地上に戻る、式を背負って!

【両儀式@空の境界】
【状態】少し乗り物酔い、首輪無し
【装備】不明
【道具】支給品一式、ナイフ
【思考】
1:幹也を許(はな)さない
2:何があっても幹也を守る
3:地上に戻る……ってまた、アレなのか…
最終更新:2010年03月09日 09:13