「服部半蔵・・・・すごい漢だった・・・・」
「さあ、先へ進むぞ不破。主催者の、
織田信長の首を獲るためにな」
強敵への敬意と、使命の炎を胸に、忍者たちは主催者本部の中を進んでいく。
「しかし俺は先ほど信長の片腕である羽柴秀吉を殺し、
さらに先ほどの戦いで徳川十六神将の一人・服部半蔵を倒す事ができた。これは我々が間違いなく信長に近づいているということだ」
敵陣を進む二人。奇妙なことに人っ子一人接触してこない。
「飛竜殿、新しい扉が」
「うむ、気を抜くなよ。敵がいかなる卑怯な策を弄してくるか・・・・」
そう言いながら師範たちが扉を開いた瞬間、ありとあらゆる機銃、爆撃砲、火炎放射器、ミサイル、ビーム兵器が扉の二人に向かって発射された。
「おのれ、如 月 影 ニ !!」
「くだらない真似を・・・」
立ち込める煙の中でも無傷の二人。この程度の罠で特A級ストライダーとすごい漢を倒そうなど愚策である。
「こんな罠を仕掛けたせこい漢は誰だあ!」
師範の叫びが部屋に木霊する。
するとそれに応えるように、煙の向こうから人を馬鹿にしたような拍手が送られてきた。
「痛みに耐えてよくここまで侵入した、感動した!」
そして姿を現したのは・・・・・・
「貴様は小泉元首相!」
そこにいたのは元総理大臣、小泉純一郎だった。といっても現在国民を守るためにイデオンで戦っている綺麗な小泉ジュンイチローではない、現実?の汚い小泉純一郎だ。
しかもその部屋にいたのは小泉元首相だけではない・・・
「安部元首相!それに福田屋周防!貴様らも織田信長に組していたのか!!」
銃を構えている小泉元総理、剣を構え狂気の笑いを浮かべている安部元総理、そして無表情で二丁拳銃を構える福田屋周防。
「2対3か・・・いくぞ飛竜殿!このようなせこい漢どもにかまっている暇などない!」
「知れたこと!」
一瞬で決める、と安部に狙いを定めた飛竜はライトセイバーで斬りかかる。その速度はまさに神速、常人なら自分が斬られたことすら気づくことなく一刀両断されるだろう。
しかし、飛竜のライトセイバーは安部元総理の持っていた禍々しい剣によって防がれていた。
「なにッ!?」
驚く飛竜に今度は自分の番だとばかりに斬りかかってくる安部元総理。その速度は飛竜と同等で、太刀筋はまったく隙がない。
(な、何だこいつは・・・おかしい、明らかにただの政治家、いやただの人間の域を超えている!?)
その頃、師範も危機に見舞われていた。
「真空斬首刀!零式波動流影陣ッ!」
師範が繰り出す必殺技の数々、だがそれは福田屋周防の体に掠りもしない。
「あなたの動きは私には止まっているように見えるんです。あなたとは違うんです」
汗一つかかずに師範を翻弄する福田。そして二丁拳銃で師範を狙い撃つ。
「愚か者め!流影陣ッ!」
流影陣で銃弾を跳ね返すつもりだった。しかし銃弾は跳ね返ることなく、一方の弾丸は爆炎を、もう一方の弾丸は冷気の力を師範に炸裂させた。
「ぐおおおおおおおおお!!?」
たまらず吹き飛ばされる師範。その姿を福田は冷ややかに見つめている。
「不破!!」
飛竜は今にでも師範の手助けに行きたいのだが、斬撃を続ける安部から気をそらすことができない。
「美しい国のために・・・死ねえええええええええええええ!!」
「やかましい!」
一瞬の隙を突いて、飛竜は安部の胴体を一閃する。これは致命傷になったと飛竜は確信した。
だが安部が不気味に笑うと、切断された部分が醜く盛り上がり、傷が完全に塞がれた。
「バカなッ!?」
呆気に取られた一瞬、安部の刃が飛竜を襲った。
「ぐっ!!」
胸部分を切られたが致命傷ではない。まだ戦える。
(しかし今の急激な回復は何だ?どうすればこいつを殺せる?この安部という男・・・どのような肉体をしているんだ?)
福田は師範に向かって二丁拳銃を撃ち続ける。師範はその鍛え抜かれた動体視力で回避するが、爆炎と冷気のダメージは確実に師範を蝕んでいた。
「いかがですか、この二丁の威力は。なにしろ邪神の加護を受けておりますからな」
「クッ・・・『不破忍法・爆烈分身の術』!!」
先ほど戦ったすごい漢の技名をちょっと拝借した忍法を使い、師範は数十人に分身した。
「これだけいれば撃ち続けるのも容易くはあるまい!」
「痛みに耐えてよく頑張った、だがこれまでだ」
それまで静観を決め込んでいた小泉元総理が、銃を持った右手をストライダー飛竜と数十人の師範に向ける。
それに気づいた安部と福田は何処かへと身を隠した。
「この銃・・・この力は特殊なものでね・・・力をセーブしなければこの基地ごとすべてを吹き飛ばしてしまう」
小泉はそう言いながらその銃を撃った。そしてその一発で数十人の師範は消し飛び、師範本体とストライダー飛竜も吹き飛ばされて壁に叩きつけられていた。
「せこい・・・漢どもめ・・・」
「ほう、大分セーブしてあるとはいえこの『エンジェルアーム』をくらって立ち上がってくるとは、流石はすごい男といったところか、感動した!」
「飛竜殿、あの技を使う!援護してくれ!」
「! わかった!」
ボロボロの師範は胡坐を掻き、両手から流影陣を放つ。
その間に師範を攻撃しようとする小泉、安部、福田を飛竜が何とかしのぐ。
そして、小泉、安部、福田の動きがロックされた。
「 百 八 式 ! 有 情 破 顔 流 影 陣 !」
百八式有情流影陣を掛けられた小泉、安部、福田は死ぬ間際に天国を感じながら死ぬ・・・・・・はずだった。
「馬鹿な・・・拙の百八式有情流影陣が効かぬとは・・・・」
「先の斬傷の不可解な回復もそうだ・・・貴様らの肉体、そして異常な威力の武器・・・一体どうなっているのだ」
平然としている三人の政治家に、力を使い果たしたすごい漢たちはついに倒れ伏した。
「簡単なこと。我々は信長様に忠誠を誓い圧倒的な力を手にしたのです。あなたとは違うんです」
「我々は長宗我部元親と同じようにDG細胞に感染し大量のゲッター線を浴びて自分の肉体を構造改革したのだ!
痛みなくして改革なし!我々はゲッター線で進化した自己再生能力とともに戦闘力も手に入れた!
まさに我々は国会無双状態!SENGOKU☆BUSYOUならぬKOKKAI☆GIINとでも呼んでもらおうか」
「ちなみにDG細胞とゲッター線に関するデータは長宗我部元親からこっそり採っておいた」
「この武器も信長様から直々に頂いたものです。あなたとは違うんです」
力尽きて倒れ伏したまま、すごい漢たちはKOKKAI☆GIINに問いかける。
「一つ聞かせてくれ、お前らは政治家のはずだ」
「ならば、それだけの力があるのならなぜ、自衛の力を持たない一般人のために戦わない!?」
その問いに、KOKKAI☆GIINたちは嘲りながら答えた。
「下らない。信長様に従っていれば私は安全なんです。あなたとは違うんです」
「信長様によって美しい国が創られる!創られるのだ!そのためなら国民の何人が死のうが知ったことか!」
「この聖域無きテラカオスロワにおいて、主催者である信長様に協力することには大きなメリットがある。
国民がどうなろうと知ったことではない。政治とは強いものに付き従うこと。そのためなら、私は対主催者をぶっ壊す!」
「なるほど・・・・よくわかった・・・・」
満身創痍で血塗れのまま、不破刃とストライダー飛竜は残された力を振り絞って立ち上がった。
この三人を倒さねばならない。たとえそれが自分たちの命と引き換えになるとしても。
いつか自分達以外のすごい漢たちが、信長を倒し戦いをとめるために主催者本部にたどり着くだろう。その時に、こいつらのような脅威を残しておいてはならない。
そして何より・・・・・・
「貴様らは・・・強い力を持っているかもしれない・・・だが貴様らは 断 じ て す ご い 漢 で は な い ! 」
こんなせこい漢の中のせこい漢のような連中を、二人のすごい漢は決して許すことができなかったのである。
【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
【状態】全身にダメージ特大 大量の出血 火傷 凍傷 忍者 師範 すごい漢
【装備】なし(没収されました)
【道具】なし(没収されました)
【思考】
1:我が身に変えてもこの三人のKOKKAI☆GIINを必ず倒す
2:先に進む
3:せこい漢は必ず、殺す
4:己、如月影二! 許 ざ ん ッ !
【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】全身にダメージ特大 大量の出血 斬傷
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】
0:我が身に変えてもこの三人のKOKKAI☆GIINを必ず倒す
1:主催者の首を刈る
2:先に進む
【小泉純一郎@現実?】
【状態】DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた、国会無双状態、KOKKAI☆GIIN
【装備】エンジェルアーム@トライガン(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた)
【道具】不明
【思考】1:信長の居城を守る
【安部晋三@現実?】
【状態】DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた、国会無双状態、KOKKAI☆GIIN
【装備】みなごろしの剣@ドラクエ(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた)
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】1:信長に従い美しい国日本を汚す輩を排除する
【福田屋周防@現実?】
【状態】DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた、国会無双状態、KOKKAI☆GIIN
【装備】クトゥグア&イタクァ@機神飛翔デモンベイン(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた)
【道具】参加者名簿(形はポケモン図鑑@ポケットモンスター)、主催本部との連絡用無線、その他支給品一式、不明支給品
【思考】1:信長に従い殺し合いを促進し、その進行を脅かす者を排除する
最終更新:2010年03月21日 00:26