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如何な屈強な戦士といえども、自分と同じ顔をした奴が目の前に現れたらそりゃあ腰抜かすさ。
それがビーファイターであっても当てはまる事は、ブルービート・甲斐拓也が身をもって証明している。
そしてそれはどうやら後輩にも当てはまるわけで…。

「俺か!?」
「大体よ。お前のせいで何だよ。お前があんなこと言わなければこんなことにはならなかったんだぜ?
 何、自分は死なないとか思ってたの? 馬鹿なの? あ、もう喋れないか!
 あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

自分と同じ顔の男がそんな事言いながら人を蹴ってたら、どうしたって驚かない筈が無い。
幾多の戦闘で疲れていたとはいえ、その隙が致命的であった。
自分と同じ顔の男が振り向き―そして笑った。
そこで彼はそれが「偽者」である事を理解した。
超重甲を終えるより早く、奴が手にしている如意棒が腹部を貫いていた。

「怪魔獣人!ガイナニンポー!」

そう叫んで正体を明かしたのは、猿のような―それこそ西遊記の孫悟空の如き姿をした怪人であった。
「うっ…なぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
殆ど反射的に刺さった棒を手刀で叩き折り、抜き取り、そして突き刺した。
怪人は倒れた。が同時に自分の意識も遠のいていくのをカブトは感じた。

彼が最後に見たのは死んだはずの男が自分の方へと近づいてくる光景だった。




―ここは新惑星のどこか。異様な姿をした二人の男が話している。
「何と情けない、攫おうとした者に助けられるとは」
「そう言うなバラオム。どちらにしろ当初の目的は果たせた」

訂正、異様ではない。異形の姿をした男が二人いた。
一人は三葉虫のような外見、名をダロムと言う。

「さりとてダロムよ。この男を使ったとて、ショッカーやクライシスに勝てるとは思えんぞ」
「勝つ必要は無い。太刀打ちできるだけの戦力があるだけで充分だ」

もう一人は虎のような形相、否、サーベルタイガーそのものの顔を持つ男、バラオム。

「勝つ必要は無い?どうするというんだ?」
「新たな創世王を作り出す」
「馬鹿な、シャドームーン様はもう居られんのだぞ。何でか分からんが」
「だが、ブラックサンはいる」
「何だと?貴様正気か?聞くところによれば奴は仮面ライダーBLACKRXとなり、さらなるパワーアップを遂げたというではないか。
 どうやっても我々では勝てるとは思えん。そこの男、いやロボットを加えてもだ!」
「だから、勝つ必要は無いと言った。いいか聞け。このロワにはもう一つのキングストーンを持つ者がいる。そうだなコウモリ怪人」
「グゲ※△○四画jklわc」

ダロムの言葉を肯定するかのように奇声を発したのはコウモリ怪人。名前だけで説明する手間が省けるね。

「つまるところ、南光太郎とそのキングストーンを持った者とで潰し合わせるということか」
「そうだ、だが南光太郎が勝ったところで奴は絶対に創世王にはならん。その事は私もお前も良く知っている筈だ」
「もう一人の方も南光太郎のような男だったらどうするのだ?」
「その心配は無い。奴がショッカーやクライシスの連中と共にいるのがコウモリ怪人によって確認されている。
 無理矢理連れてこさせられた様子でも無かったようだ。」
「勝たず負けずで消耗させ、最後には南光太郎を倒させ、新たな創世王を作る、か…随分回りくどいが…まぁいい」
「その通り、だが南光太郎を倒すのはキングストーンを持った者、世紀王で無ければならない。
 キングストーンを持った男を勝たせ、そして体内へと太陽の石を入れるよう仕向けねばならない。
 キングストーン二つが体内にあれば、本人の意思など関係なくなる。その事は知っておろう」

フゥ、と一息付いた所で何かに気がついたバラオムが口を開く。

「ところでコウモリ怪人、何でお前猿に追われてたの?」
「グゴゲッ」
「えっ分かんないけどクライス要塞覗いた後、カブト攫おうとしてたら追っかけてきた?うわぁそれは地雷踏んだかもわかんないですね」
「…とりあえず場所を移そうか」
「…ついでに話の分かるクライシス人が見つかるといいね」





「ところでダロム、あのロボットを拾えたのは幸運だったな。ゆうに300mは越している」
「光太郎に敵わぬとも、大きな戦力になるのは間違いないな」
「それにしてもロボットを動かせるのがあの金色の男だけだと分かっているならば、洗脳するだけでも良かったのではないか?」
「馬鹿者、そんな事したってどうせキングストーンフラッシュでオジャンだよ」
「それにしたって回りくどい。わざわざロボットと一体化させた上で洗脳するとは。貴様ここに来てからどうも小ずるくなった気がするぞ」
「慎重になったと言ってもらいたい。南光太郎の恐ろしさを一番良く分かっているのは我々の筈だ」

三日目・9時5分/新惑星・東京都/ゴルゴム仮設基地】
【大怪人ダロム@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康
【装備】甲神封印剣アストラルセイバー@ビーファイターカブト
【道具】不明
【思考】基本:新たな創世王を作り出し、この世をゴルゴムによって支配する
1:南光太郎ともう一人のキングストーン所持者(=マイク)を潰し合わせる
2:出来ればショッカーやクライシスに悪印象を抱かせないようにしておきたい
※コウモリ怪人よりショッカー、クライシスについてある程度の情報を持っています

【大怪人バラオム@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:新たな創世王を作り出し、この世をゴルゴムによって支配する
1:正直自分の手で南光太郎を倒したいが…無理だろうな

【コウモリ怪人@仮面ライダーBLACK】
【状態】重傷
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:大怪人に従う

【鳥羽甲平@ビーファイターカブト】
【状態】洗脳、大甲神カブテリオスと一体化、アストラルセイバー内に封印
【装備】甲神剣
【道具】無し
【思考】基本:ゴルゴムに従う
※鳥羽甲平本人の体は消滅しました

【怪魔獣人ガイナニンポー@仮面ライダーBLACKRX 死亡確認】



「ダロムにバラオムめ、好き勝手言ってくれる。創世王になるのはこの俺だ!」

物陰からダロムとバラオムの様子を伺っていたのはデーモン小倉閣下…じゃなくて剣聖ビルゲニア。
かつて日食の日に生まれながら、五万年の周期とずれていたため世紀王になりそこなった哀れな男である。
二人の様子を伺っていたビルゲニアはある違和感を覚えた。

「……………ハッ!ビシュムが居ない!?」

【剣聖ビルゲニア@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康、デーモン小倉顔
【装備】ビルセイバー、ビルテクター
【道具】不明
【思考】基本:キングストーンを手に入れ世紀王になる。あわよくば創世王になる
1:てつをに諸悪の根源扱いされず、世紀王も創世王もビシュムも居ないゴルゴムなんて…
最終更新:2010年04月05日 00:21