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「頼む!この通りや!」
「でもなー……あと大声やめてくれ。再生失敗するから」

カオスロワ死者スレ。
莫大な人数が集まるその場所で、1人の男が土下座をしていた。
男の名は濱口優。かつてアングラーのマスターであった男である。
そんな男が頭を下げているのは、『首輪』と呼ばれている存在。
パロロワの秩序を守るために肉体を手に入れ、しかし彼は死闘の果てに敗れ死んだ。
それ以来、今度は死後のスレを管理し、ロワ本編の秩序を遠回しに守っている。
「いや、俺も首輪で、しかも死んだからよ、純粋にロワが楽しみたいんだ。
そんな秩序を守るはずの俺が死者蘇生?笑えねえ話だよなぁ」
「もう何人か蘇生しとるやないか!」
「ありゃ虐殺や適当に即死させられちまった連中だからだ。
我は首輪なり。故にロワに秩序をもたらす。我は首輪なり。故にロワとは一番縁が深い。
本来なら死者蘇生はロワにおいて違反だ。だが虐殺や即死も違反である。ロワの楽しみを損なう。
故に互いを打ち消し合い、仕切り直し的なのりで蘇生させた。
……んで、お前の話に戻ろう。確かにお前達はあっさりと倒された。
だがな、それが理にかなっちまってるからなぁ……
タィケボロって散々死んで来てるけどスタンド自体はかなり強力だからな。
あとぶっちゃけた話、復活祭りに乗り遅れたし」

メタなことを言い、首輪は土下座する男を見下ろす。だが優はそれでも食い下がる。

「頼む!せめて俺のせいで死んでもうたアーチャーだけでも……!」
「あーわかったわかった……ただし、生き返ってもお前達に出来るのは限られたことだけだぞ」
「かまわん!」
「なら、ちょっと目をつぶってろ」

やがて、かつてアングラーのマスターとサーヴァントであった二人の男が姿を消した。

~新惑星・東京湾~

「……アーチャー」
「……なんだ、優」
「ほんまにすまん……まさかこんなことになるとは思わなかったんや……」
「私もだ。……だがいいじゃないか。また、海を見れただけでも……」
「……それもそうやな」

かつての釣人はそこにいた。
だが、肉体を破壊され、魂の殆どを吸収された彼らは人の型をとることができなかった。
ましてや、首輪によるおまけ蘇生だ。
かつての釣人は確かにそこにいる。

「……でっかい魚突きたいのー」
「……でっかい魚釣りたいな」

その身を、彼らの生きざまとも言える姿に変えて。

三日目・11時00分/新惑星・東京湾】

【アーチャー@Fate/stay night】
【状態】釣竿
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:新惑星の海を見守る
1:動けたら釣りをするんだがな……

【濱口優@現実】
【状態】銛
【装備】無し
【道具】無し
【思考】基本:新惑星の海を見守る
1:高波来たら流されそうやな……
※両者とも聖杯戦争とは関係無くなりました。聖杯はちゃんとアングラーの能力を吸収しています
※釣竿と銛なので動けませんし漁も出来ません。見守るだけです
※両者ともバケツに入っています
最終更新:2010年04月21日 00:21