「ここか……祭の場所は……」
キングコブラを模した鎧を纏った凶悪な仮面ライダー、仮面ライダー王蛇こと浅倉威は雨のそぼ降る上海に来ていた。
正確には、上海にある鏡の中の世界に。
大首領JUDOによってショッカー幹部に取り立てられていた浅倉だったが、元々の性質が一匹狼の凶悪犯である。
組織勤めなど性にあうわけなく、勝手にショッカーから脱退して各地を渡り歩いていた。
そしてここ、上海で偶然にも再び見つけた。自分が一度は逃がした連中を。
一度逃がした獲物は二度は逃がさない。
まずは前回取り逃がした二人の二頭身キャラを、背後から鏡の世界へと引きずりこみ、契約モンスターのジェノサイダーに捕食させる。
そして同行者二人が鏡の中に引きずり込まれて驚愕しているそいつらの仲間たち……
女子高生とメイド服姿の戦国武将を、突撃剣・ベノサーベルで斬り殺す。
突然すぎる襲撃にほとんど抵抗もなく、浅倉威はあっという間に四人もの人間を殺害した。
しかし、これだけでは彼の闘争心が満足しない。
「イライラするんだよ……」
そう呟き、新たなる餌食を求めて浅倉は雨に煙る上海市街へと足を進めた。
【あしゃくらさん@にょろーん ちゅるやさん 死亡確認】
【あちゃくらりょうこ@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 死亡確認】
【朝倉和美@魔法先生ネギま! 死亡確認】
【朝倉義景@戦国時代 死亡確認】
上海の街中を進む仮面ライダー王蛇・浅倉威。そんな彼が出くわしたのは異様な光景だった。
全身真赤な炎の巨人と、その手のひらに悠然と乗る長髪の少年。
その足元には、最期まで自らの殿に忠義を尽くした老将の焼死体が転がっていた。
【朝倉宗滴@戦国時代 死亡確認】
「お前か……俺をイライラさせる奴は……!」
王蛇に変身したままの浅倉は、鏡の中から契約モンスターである獣帝ジェノサイダーを呼び出し
必殺技である連続キック・ベノクラッシュをくらわせようと、威嚇するキングコブラのように両手を広げて突撃していく。
しかし
「ちっちぇえな」
炎の巨人・スピリットオブファイアに乗った少年・麻倉ハオがそう言うと、仮面ライダー王蛇の全身が一瞬で超高熱の炎に包まれた。
その炎は仮面ライダーの鎧ごと、浅倉威の身体を焼き尽くす。その背後にいたジェノサイダーも全身を燃やし尽くされる。
「ウガアアアアアアアアア!!!!」
野獣のように絶叫する浅倉威。それでも彼は火達磨になったまま、スピリットオブファイアに向かって突撃してくる。
その蛇のような執念を見せつけられても、麻倉ハオは泰然自若とした表情のままだった。
そしてついに炭化するほど焼き尽くされた仮面ライダー王蛇・浅倉威は、もう少しでスピリットオブファイアに手が届くというところで
前のめりに倒れて動かなくなった。
【浅倉威@仮面ライダー龍騎 死亡確認】
その一部始終を穏やかな顔で見ていた麻倉ハオ。その時、彼の耳元で声がした。
「『タケシ』という男を殺したのはお前か」
その声に穏やかな表情のまま振り返ったハオの顔面に、仮面ライダーダークディケボロのキックが炸裂した。
(これでいいのか……これで……)
ディケボロは考える。今、自分が蹴り殺した少年に焼き殺された仮面ライダーの名前は浅倉威、『タケシ』だった。
『タケシ』を殺したものを殺すことが自分の存在する意味であるのなら、どのような『タケシ』であってもその『タケシ』を殺したものは殺さなければならない。
(それが……俺の存在する理由なのか? 俺は……)
そう自問を繰り返しながらディケボロは上海を去った。
後には雨が、上海の街と幾多の屍の上に降り注いでいた。
【麻倉ハオ@シャーマンキング 死亡確認】
【3日目 13時45分/中国・上海】
【ディケボロ@タケシ×
ディアボロ】
【状態】仮面ライダーダークディケボロ
【装備】ダークディケイドライバー@仮面ライダー クライマックスヒーローズ
【道具】不明
【思考】
基本:『タケシ』という人物をかませにさせないようにする
1:俺は誰だ
2:『タケシ』を殺したものは殺す
最終更新:2010年05月15日 00:21