東京都上空ーー
不可思議な形をした物体が飛んでいた。
形はゴツゴツとしておりそれは何かの顔の形をしていた。
ジーグヘッド。
それは鋼鉄ジーグと呼ばれるロボットの頭部である。
「高度を保ってスピードを上げて・・・と。狙われる心配は無いかな?」
宙は呟いた。
都会はここからだと良く見える。
火事等は起こってはいないがまだ
ゲームは続いている。
「ミッチーがいればな・・・」
宙は愚痴った。
彼の相棒、卯月美和が操縦するビッグシューターと呼ばれる戦闘機にはジーグパーツが収納されている。
二人はコンビを組んで戦ったのだ。
そうこうしている内に光子力研究所が見えてきた。
「・・・・・ッ!?」
宙は旋律した。
研究所の辺りから黒い煙が起こっていたのだ。
考えられる原因は一つ。
何者かが研究所を攻撃したのだ。
「待っていろ!」
宙は全速力で研究所に突撃した。
その頃・・・光子力研究所にてーーー
ズゥゥゥン。
ドガァァァン。
轟音と炎が混ざり、焦げ付いた匂いを振りまいていた。
「こっちだ!」
弓教授が職員達を誘導していた。
何の前触れも無く発生したこの災害に彼は内心焦っていた。
この騒動の原因。
それは巨大な“ガンダム”。
触手を持ち、攻撃しても自己再生する。
その操縦主の声に彼は聞き覚えがあった。
剣鉄也。
弓教授が引き取り戦士として育てた孤児である。
今の彼には自分の養子が何故そのような行動に走ったかを知る余地は無かった。
職員達は既に全員脱出していた。
今残っているのは弓教授一人だけだった。
(鉄也・・・)
彼は格納庫へと向かった。
グレートマジンガーがそこにあるのだ。
今の状況であの巨大なガンダムに対抗しうる力。
自分がそれに乗るしか無いのか。
その時、格納庫に向かって駆けてくる者がいた。
「君は?」
「司馬宙です。助けに来ました!」
「丁度いい。あの機体を倒すのにコレを使ってくれ。」
弓教授はグレートマジンガーを指差した。
「わかりました。」
言われた通り宙はグレートマジンガーに乗り込んだ。
中には弓教授もいる。
「マジン ゴー!」
格納庫の天井が開き、鋼鉄の巨人が飛翔する。
研究所の外に出ると、宙は弓教授を降ろした。
「離れていて下さい。自分はアレを倒します。」
グレートマジンガーはデビルガンダムへと向かっていった。
(頼むぞ。司馬君。どうか鉄也を・・・・)
デビルガンダムは研究所を殲滅せんという勢いで活動していた。
触手を振り回し、ビームを放つ。
突如、細いビームがデビルガンダムに当たった。
結果、デビルガンダムは動きを止めビームが飛んできた方向を見る。
そこにはグレートマジンガーが立っていた。
「俺の機体を奪ったのは誰だ!?」
デビルガンダムの主が叫んだ。
アレは自分に与えられた機体なのだ。自分以外の人間が乗る事など許されない。
「俺の名は鋼鉄ジーグ。」
グレートマジンガーの目から再度ビームが発射された。
デビルガンダムの頭部に命中するも全く効いていない。
装甲が違いすぎるのだ。
「ならば奪い返すのみッ!」
デビルガンダムの触手からビームが発射された。
それを軽々と避けるグレートマジンガー。
が、それは罠だった。
別の触手がグレートの右拳を打ったのだ。
「ちッ!」
急な衝撃が遅いバランスを崩すグレート。
そしてそれを数本のビームが束になって襲う。
「ぐああッ!」
ジェットスクランダーは破壊された。
もう飛行は出来ない。
しかもそれだけでは無かった。
グレートの右拳が灰色に変色し始めたのだ。
「気色悪いな!くらえ!」
宙は変色したグレートの右拳をデビルガンダムに最大出力で放った。
だが目標に向かって飛んだドリルプレッシャーパンチは途中で推力を失い地面に落下した。
「・・・・ふっ・・・・いけ。」
完全に停止したと思われたグレートの右拳が再度動き始め、今度は宙の方へと向かっていった。
「なんてこった!奴は触れた物を動かせるのかよ!」
宙はグレートの腹から出るミサイルでパンチを撃墜した。
「中々の反射能力だ。だがこれで終わりでは無いぞ。」
ミサイルを当てられ撃墜されたパンチがウネウネと成長し腕を形取り始める。
「再生しているだと・・・・・?」
「そうだ。DG細胞は自己増殖、自己再生、自己進化の能力を持つ。この世にグレートが二つ存在する
様になるのも時間の問題だ。」
デビルガンダムが一歩前へと出た。
宙は一歩後ずさった。
距離は変わらない。
どうすればいい。接近戦はダメだ。
ルストハリケーン、高視力ビーム、サンダーブレーク、ブレストバーン。
それらを全て駆使して相手を倒せるのか。
「司馬君!グレートに搭載されている閃光弾を使え!」
「わかりました!弓教授!」
グレートの腹が開きミサイルが露出した。
「ふっ・・・遠距離攻撃か。いいだろう。」
鉄也が余裕の笑みを浮かべる。
直後、デビルガンダムの頭部にミサイルが直撃した。
「うおおッ!?」
衝撃だけではなくまばゆい光を突然目に当てられたので鉄也は身動きが取れなくなった。
「どうすればいいんです?弓教授」
「研究所の格納庫に新しい機体が眠っている。それに乗り換えてグレートを持ってきてくれ。」
「了解です。」
鉄也の目を眩ました隙に宙は研究所の方へと向かった。
グレートの手で瓦礫を退けると確かに損壊が無い格納庫があった。
扉を破り中を見る。
そこには新たなる鋼鉄の巨人が眠っていた。
「弓教授!発見しました!これですね!」
「うむ!よろしく頼むぞ!}
宙は急いでグレートを降り、その機体に乗り移った。
基本的な操縦方法はグレートと同じらしい。
直後、格納庫の天井が乱暴に開かれた。
「そこか。」
「ちっ。今アイツの相手をする暇は無い。」
カイザーの胸に「人」の一文字が浮かび上がり目が光った。
「もらったー!」
「ルストハリケェェェン!」
カイザーの顎の部分から酸を含んだ空気の渦が吐き出されデビルガンダムを包み込んだ、
ルストハリケーンが巨体の全身を包み込んでいく。
「うおおあああああ!」
鉄也は機体の体勢を維持しようとするも暴風に巻き込まれた小鳥の如く、機体の自由を失い何処かに吹き飛ばされていった。
「ふぅ・・・・凄いパワーだ。」
宙はグレートマジンガーをカイザーの腕で抱えると早乙女研究所の方向へと飛び立っていった。
勿論弓教授を連れてである。
【司馬宙@鋼鉄ジーグ】
【状態】 普通
【装備】 なし
【道具】 支給品一式、マジンカイザー(KS装備) グレートマジンガー
【思考】 1主催者を倒す
【弓教授@グレートマジンガー】
【状態】 普通
【装備】 クスハドリンク
【思考】 1鉄也を救う 2 逃げる 3 ゲームを終わらせる
【剣鉄也@第一次スパロワ】
【状態】 DG汚染
【装備】 なし
【道具】 デビルガンダム (ディストラ等は吸収されました】
【思考】 1 グレートを奪い返す 2ゲームに乗る
最終更新:2007年02月05日 11:02