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「駄目だ…おしまいだ…殺される……!あの……ネタ男に……!」
すっかりヘタレキャラに逆戻りしてしまったベジータは、ネタ男から逃げ切るために近くにあった地下鉄の中に逃げ込んでいた。
バトロワが始まってから使われていない地下鉄の内部は真っ暗で、その闇の中、ベジータはガタガタと震えていた。

その時、ベジータは地下鉄内に何者かの気をキャッチした。
「だ、誰だ!姿を見せやがれこのクソッタレ!!」
上擦った声で叫ぶベジータ。その声に応じるように、闇の中から一人の男が姿を現した。

現れたのはあのネタ男ではなく、裸にYシャツとネクタイを着て片手にフォークを持った青年だった。
「(なんだ……ビビらせやがって……)おいお前!こんな所で何をしている!」
ネタ男でないとわかって安心したベジータは、その優男にむかって怒鳴った。
しかしその男は沈黙したまま、じっとベジータのことを見つめている。

「おい!このベジータ様をシカトするとはいい度胸だ!!」
無視されたベジータは額に青筋を立てながらその青年に詰め寄ろうとする。
しかし足を踏み出したその時、ベジータの片足が腐り落ちた。
「な……!!?」
そのまま床に倒れるベジータ。その顔を、腕を、そして全身を、ブツブツとした疱疹が覆っていく。
(腐ってる……!?俺の全身が腐り落ちているだとぉ!!?)

殺人ウイルス。それが青年の持つ「スタンド」の能力だった。
その強力すぎる能力ゆえに、途中でマンガ本編から離脱させられた彼は、先ほどの脇役集団の中に混ざってひっそりと自分の能力を使う好機を窺っていた。
ザコどもが密集していたあの場で自分のスタンド能力を使えば、大量虐殺の禁止行為に触れる危険性があったし
なにより彼のスタンド『パープル・ヘイズ』が生み出す殺人ウイルスは光に弱い。
だからベジータが陽の届かない地下鉄内に一人で逃げ込んでくれたことは、彼にとって又とない絶好のチャンスだった。
彼の目的はこのバトルロワイアルで生き残ること。そのためには、全世界に放送を流せるほどの力を持った新生鷹の爪団を利用するべきだと彼は考えていた。
だから放送で名前を呼ばれたベジータを狙ったのだ。

(クソッタレ……誇り高きサイヤ人の王子である……このベジータ様が……こんな所で……)
サイヤ人に対してもウイルスは効く。悟空だって本編の中ではウイルス性の心臓病で死んでいるのだ。
パープルヘイズの殺人ウイルスは、一気にベジータの体を蝕んでいった。
(……カカロット……ミクトラン……お前らは……生き残れよ…………)
その思考を最後に、ベジータの体は腐り、その場に崩れ落ちた。

【ベジータ@ドラゴンボールZ 死亡】

「ベジータ……放送で名前を呼ばれていた男は確かに殺しました
 そちらは約束を守ってくれるんでしょうね」
青年はいつの間にか自分の隣にいた男、海東純一に話しかける。
「ええ、勿論ですとも。我々新生鷹の爪団は貴方を幹部として迎え入れますよ
 シニョール・パンナコッタ・フーゴ」

三日目・16時10分/新惑星・東京都地下鉄構内】

【パンナコッタ・フーゴ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康、スタンド名『パープル・ヘイズ』
【装備】Yシャツ、ネクタイ
【道具】支給品一式、フォーク
【思考】基本:バトロワを生き残る
1:そのために新生鷹の爪団を利用する

【海東純一@仮面ライダーディケイド】
【状態】改造人間、ライダーキラーグレイブに変身、新生鷹の爪団団員、首輪無し
【装備】グレイブバックル@劇場版 仮面ライダー剣
【道具】醒剣グレイブラウザー@劇場版 仮面ライダー剣
【思考】基本:新生鷹の爪団による全世界の完璧な統治
1:吉田に服従する
2:本部からの応答が無い……?

※地下鉄構内に首輪の解除装置(ベジータの支給品)が放置されています
最終更新:2010年06月29日 00:22