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真(中略)サイバスターを駆るマサキ・アンドーは、案の定迷いに迷っていた。
マサキだけならともかく、サイバスターと合体した真・最終防衛システムがサポートしている以上は迷子など有り得ないはずなのだが……

「なあシステム。俺たち、もうどのくらいこうして飛び続けてる?」
「距離にして、新惑星を余裕で十周程度です……何故、これだけの距離を飛び続けているというのに誰とも遭遇しないのでしょう?
 天文学的な確率ですよ」
「俺が知るか……くそ、人と会えなくちゃ道を尋ねることもできやしねえ」

現実はこの通りである。
システムとの合体で、サイバスターのスピードが飛躍的にアップしたため、時間的にはそれほど経っていないのが不幸中の幸いだ。
しかしこのままでは埒が明かない……と、その時、システムが警告を発した。

「マサキ、前方に熱源反応! この反応は……巨大ロボットかと思われます」
「巨大ロボ……? システム、そいつと通信はできるか?」
「少々お待ちください。……あ、丁度巨大ロボ側からこちらへ通信が入っています」
「よし、通信回線を開いてくれ」

マサキの指示に従い、システムが回線を開くと、サイバスターコックピットのモニターに巨大ロボの搭乗者の姿が映し出された。
と、その瞬間マサキの目が驚きで見開かれる。
モニターに映ったのは、マサキにとってよく知った顔だったからだ。

『正体不明のロボットが現れたって言うから調査に来てみれば、マサキじゃねえか!』
「お前……甲児!? 無事だったのか!」

通信を寄越してきたのは、かつての大戦で共に戦った仲間の一人、マジンガーZのパイロット兜甲児だった。
久しぶりの再会を、マサキと甲児はお互いに喜び合う。

『いつものサイバスターに乗ってないから、お前だとわからなかったぜ。その機体はどうしたんだ?』
「ああ、いや、一応こいつもサイバスターだ。ちょっと合体しただけで」
『合体?』
「ええ、私、真・最終防衛システムがサイバスターと合体しています」
『うわっ!?』

ようやく状況をある程度理解できた真・最終防衛システムが、いきなり二人の会話に加わった。
突然会話に割り込んできた第三者に、甲児が驚きの声を上げる。

『い、今のは誰の声だよ?』
「驚かせて悪いな、こいつは真・最終防衛システム。解りやすく説明するなら、シロとクロみたいなもんだ」
「よろしくお願いします、兜甲児さん」
『お、おう、よろしくなシステム』

ぎこちなくも、挨拶を交す甲児とシステム。
常日頃意思を持った兵器、機械獣を相手取っている甲児にしても、システムの存在は衝撃的であったようだ。
そんな彼らの様子を笑いつつ、マサキはまだ大事な話をしていないことに気付く。

「ところで甲児、他の皆は無事なのか?」

かつて、マサキと共に地球を救ったαナンバーズ。
並大抵ではない実力者揃いとはいえ、この過酷なバトルロワイアルだ。全員が全員無事とは限らない。
だが、生き残っているのなら主催打倒の大きな戦力になってくれるはずだ。
ゆえに、マサキは甲児に彼らの安否を聞いたのだが。

『バトルロワイアル? αナンバーズ? おいおい、何の話だそりゃ』
「何……?」
『そんな事より大変だぜマサキ、最近DCの奴らの動きが活発化してきて、
 しかもガイゾックとかポセイダルとかゲストとかって連中が地球に攻めて来てるんだ
 その上、連邦の中ではティターンズとかいういけ好かない奴らが色々やってやがるんだ』
「お、おい……甲児?」

(……おい、システム。こいつはひょっとして)
(ええ、恐らく迷いに迷った結果……平行世界にまで迷い込んでしまったものと思われます)
(畜生、やっぱりか!)

『けど、お前とサイバスター、それにシステムさんが来てくれたのは心強い!
 マサキ……システムさん……俺たちロンド=ベルの手で、絶対に地球に平和を取り戻してやろうぜ!』
「あ、ああ…………」

(……どうする?)
(……まあ、この世界の人々を放っておくわけにもいきませんし)

【マサキ・アンドー@スーパーロボット大戦 脱出? 第四次スーパーロボット大戦へ】
【真・最終防衛システム@サガ2GOD 脱出? 第四次スーパーロボット大戦へ】
最終更新:2010年06月30日 00:28