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「―――はあッ!」
沈む夕日に照らされながら、二体の異形は空中で交錯する。
白と紫の鎧に身を包んだ戦士、仮面ライダーキバーラのライダーキックが、ショッカー怪人蝙蝠男の体へ吸い込まれていく。
苦悶の叫びをあげながら爆散する蝙蝠男をバックに、仮面ライダーキバーラは固いアスファルトの大地に着地した。

仮面ライダーキバーラこと光夏美は、バトルロワイアルが始まって以来ずっと仲間を探し続けていた。
彼女の祖父である光栄次郎、友人の小野寺ユウスケ、そして居候の門矢士。
三人とも、彼女にとって絶対に失いたくない存在だ。
そう簡単にやられてしまうような人達でないのはわかっていても、それでも一刻も早く再会したかった。
「でも、一体どこにいるんでしょうね、士くん達」
「さっきの鷹の爪団とかいう奴らの放送で名前を呼ばれてたから、生きてるのは間違いないのよね」
夏美の呟きに応えるのは、変身アイテムのコウモリ型モンスター、キバーラだ。
彼女の協力のおかげで、夏美は幾度となく危険な目に遭いながらも、その都度切り抜けてきた。
夏美自身はそれほど戦闘が得意ではないが、変身すれば怪人や暴徒相手でも十分対応できた。
「さ、怪人も倒したことだし、変身を解きましょうよ」
「そうですね、皆を探さないと」
夏美もキバーラも、鷹の爪団の放送、士たちが主催者側についたという主張については信用していなかった。
会ったこともない鷹の爪団よりも、士たちの方が余程信用できたからだ。

「きっと、何か誤解されてるんですよ。士くんやユウスケがそんなことするわけ……あれ?」
変身を解いた夏美は、いつの間にか目の前に現れた一人の男に気付く。
そこにいたのは、彼女のよく知る青年だった。
「海東さん! 海東さんじゃないですか!」
仮面ライダーディエンド・海東大樹。
世界を巡る旅の中で、ときに協力し、ときに邪魔をされた通りすがりの仮面ライダー。
彼がやらかした数々の暴挙を冷静に考えると、とても手放しで喜べるような相手ではなかったが、
それでも久しぶりに再会した仲間の姿に、笑顔を浮かべて駆け寄る夏美。

そんな夏美の柔肌を、ディエンドライバーから撃ち出された光弾が貫いた。
「え?」
何が起きたのかわからないという顔で、倒れこむ夏美。
撃たれた腹部から流れ出た血液が、地面を赤く染めあげていく。
「夏美―――きゃあッ!?」
混乱しつつも、キバーラはとにかく夏美の血を止めようと、翼をはためかせて倒れた夏美の元へ飛ぼうとする。
しかし、ディエンドライバーの第二射をまともに喰らい、小さな体はいとも容易く弾き飛ばされる。
その光景に、ようやく夏美は海東が自分たちを殺す気なのだと理解した。
理解したといっても、もうどうしようもなかったが。

「海東さん……どうして……私たちは、仲間じゃなかったんですか……?」
「―――ヤメテクレナイカ。ソウイウソレッポイコトヲイウノ」

そして、三度目の銃声が鳴った。

【光夏美@仮面ライダーディケイド 死亡確認】
【蝙蝠男@仮面ライダー 死亡確認】

三日目 17時00分/新惑星 神奈川県】
【海東大樹@仮面ライダーディケイド】
【状態】洗脳、改造人間、言語障害、新生鷹の爪団団員、首輪無し、ライダーキラーディエンドに変身可
【装備】装填銃ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド
【道具】カメンライド@仮面ライダーディケイド、アタックライド@仮面ライダーディケイド
【思考】
1:吉田と海東純一に従う


「くっ……とにかく……ユウスケたちにこの事を伝えないと……」

【キバーラ@仮面ライダーディケイド】
【状態】負傷
【装備】
【道具】
【思考】
1:小野寺ユウスケ、門矢士に夏美の死と海東の裏切りを伝える
2:海東大樹に怒り
最終更新:2010年07月06日 00:20