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満月の光に人影が写る。
その目の前の男は殺気に満ち、リヴァルでもそれが理解出来た。
「おい、マリア! しっかりしろよ!」
「ええ…まだ大丈夫。」
マリアは気絶したモンブランを抱えると、残った片手で銃を出す。
「リヴァル、逃げる方法なら二つあるわ。」
「何だよ?」
男は徐々に近づいて来ている。
時間は無い。マリアは急いでリヴァルに伝える。
「あの男を撃って怯んだ隙に逃げるか、二人で袋だたきにして殺すか…」
「おいおい、あいつを殺すなんて…無理だろ!?」
普通に現在のマリア達の戦力を考えるとかなり無理のある方法だ。
それならばいっそ危険度が低い前者を選びたい。
「…勿論この男と戦って勝てるとは思えないわ。
なら道は一つしかない。」
もはやリヴァル達は男の攻撃範囲に入っていた。
リヴァルが恐怖のあまり後ずさりした時には、マリアは攻撃体制に入った。

「ハッ…!」
素早くマリアは男に蹴りを入れる。
ビキッ。
その蹴りは男の腕に防がれるが、骨が軋む嫌な音がした。
間髪入れずにマリアは体制を立て直し、男を下から蹴りあげる。
「クレッセント・ローカス!」
脚は男の顎を捉え、一撃を放つ。その衝撃は凄まじく、男を吹き飛ばした。
更にマリアは男に向かって射撃する。
激しい閃光と共に男を鉛玉が貫く。
「マリアッ!」
「急いで! 怯んでいる内にドアに逃げるわよ!」
吹き飛ばし、弾を撃ち込んだと言っても、時間が経てば男は立ち直るだろう。
その前に―


朝もやがかけるビル群の中にそれらは居た。
後頭座席しか残っていないスポーツカーを降りると、その大きい耳についた露を掃う。
アルコール臭がするそれは完全に彼の信頼する団員のものである。
「さて…ストロン達を捜すか。」
その、ドロッチェはそのズレた紅いシルクハットを被り直す。

そしてドロッチェが被り直してからその攻撃に気付くのと、
ドロッチェ達と隣接するビルが吹き飛ぶのはどっちが先だっただろうか。

「マハザンマ!」
突然、空間の風が吼える。

「…ッ!」
ドロッチェはスピンの手を引きながらその攻撃を寸前でかわした。
その破壊されたビルの光景と立っているドロッチェが今の攻撃の結果を物語っている。
(…気配なんて感じなかった筈、奴は一体…)
まだこの辺りには人が集まっていない。ドロッチェはそう判断を誤った。
先程の出来事はドロッチェの感覚を鈍らせた様だ。
更にドロッチェが体制を立て直すよりも早く、横からその敵の味方はドロッチェ達に刀で切り掛かる。
ドロッチェにその凶刃が振り下ろされる、その直前だった。
その救いは突然に。

ロザンナのじゅうが ひをふいた!

うまい! よしおにきょうれつないちげき!

よしおはしんでしまった


なむ

うまい! たまこにきょうれつないちげき!

たまこはしんでしまった


なむ

ドロッチェはハッとして辺りを見回す。
そこには銃口から煙を出しているその武器を片手に持つ金髪の少女と、赤毛の少年、そして紺色の髪の少年の姿。

(…!?)
緊迫した空気が周辺を包む。

「大丈夫?」
静寂を破ったのはドロッチェではなく、少女の方だった。
「あ、ああ。特に怪我は…」

ドロッチェの頬からは冷や汗が垂れる。
秋葉原の魔剣にせよ、スポーツカーの事故にせよ、先程の衝撃波にせよ、今の緊迫にせよ、危機的な状況が多い。
根底から考えられないそのカオスな状況にただドロッチェは戸惑うばかりだった。

四日目 銀座 6時半】

【ドロッチェ団】
【ドロッチェ@星のカービィ】
[状態]:色んな意味で重症
[装備]:ヒノカグツチ
[道具]:支給品
[思考]1:ストロン達を捜す

【スピン@星のカービィ】
[状態]:泥酔
[装備]:弾切れガバメント
[道具]:支給品
[思考]1:なんらE感じら♪

【東京タワーの魔女】
【ロザンナ(魔女)@女神転生2】
[状態]:良好
[装備]:ウージー
[道具]:支給品
[思考]1:目の前の鼠を調べる
2:ヒデトを捜す

【アドル・クリスティン@イース】
[状態]:良好
[装備]:不明
[道具]:支給品
[思考]1:目の前の鼠を調べる

【リヴァル・カミルモンド@コードギアス】
[状態]:良好
[装備]:不明
[道具]:支給品
[思考]1:目の前の鼠を調べる
2:マリア達とデパートを脱出する途中にはぐれたのでマリア達と合流したい

【マリア・トレイター@SO3】
[状態]:軽傷 行方不明
[装備]:リーサルドラグーン

【モンブラン@FFTA】
[状態]:気絶 行方不明
[装備]:不明

【サラマンダー・コーラル@FF9】
[状態]:重傷 行方不明
[装備]:不明

野比玉子ドラえもん 死亡確認】
【ロウヒーロー(よしお)@女神転生ロワ 死亡確認】


最終更新:2007年02月16日 10:00