レミリア一向を探し全速力で駆ける悟空。
しかし、次の瞬間には脇腹に衝撃を受け地面を転がっていた。
「おめぇ……まさか!」
被弾箇所を押さえ起き上がる彼の目の前に、意外な人物が立ちふさがった。
「久しぶりだな」シュインシュイン
「どういうつもりだ……悟飯!」
「フン、お父さんには分からないだろうな……ボクはもうウンザリなんですよ、あなたには」シィンシュイン
「ま、待てよ! ニートの件だったらOVA版で畑仕事をしてんだろ!
オラ最近はちゃんと働いてるんだ」
「そんな事はどうでもいいですよ。お父さん、あなた自分のこれまでの経路を振り返ってみてください。
ヤムチャさんの気持ちが、今ボクは凄く分かるんです」
「ヤムチャって……一時期は主人公だった奴が何言って……」
言われてみてようやく気付いた。そう、悟飯は『一時期は』主人公だった。
セル編移行、主役として華々しいスタートを切るはずだった孫悟飯。
普通、主役交代ともなれば旧主人公は新主人公のサポートに周り、でしゃばるべきでは無い。
それこそ、ジョジョの奇妙な冒険などはそのお手本である。
しかし、ドラゴンボールの場合は結果は散々なものだった。
まず悟空やベジータは軽々と敵を圧倒したのに自分はダーブラに梃子摺る始末。
唾が触れた箇所が手袋でなければ自分が敗北していた。これはまだいい。
次に魔人ブゥ戦。これは半ば予想していた通り完敗だった。
この時は期待していた。これから自分は数々の人間ドラマを経て、最後には魔人ブゥに勝つという
お約束の展開なのだろうと。
だがどうだろうか?あの世に居た間自分はただ剣の素振り。それが後々無駄だった事が分かり、
挙句に成長イベントは全てチビッ子二人が担当してしまった。
チビッ子達は精神と時の部屋で数々の新技を作り出して読者達の期待を受け取っている間、
自分は爺さんの見たくも無いダンスを散々見せ付けられる事になった。
目の前の父親に『こりゃあ悟飯の出番は無い』とまで言われた。本人が直ぐ近くにいるのに。
どういう事だ? 主役は自分では無いのか?
そして、ついに魔人ブゥと対決すると思ったら活躍シーンは10ページにも満たなかった。
そしてピッコロ達を吸収した魔人ブゥに殺されかけたのにも関わらず『強くなったわけでは無い』と名言された。
サイヤ人は瀕死になるたびにパワーアップするという設定を作者が忘却した?
答えは否、悟空をでしゃばらせるためにスルーされたのだ。
そして、最後に父親は役立たずのギャグキャラと役立たずの界王神を自分より優先し、自分は爆死したため、名誉挽回のチャンスなどは与えられなかった。
結局、主役だったはずの自分は
ラスボスを引き立てるためのかませ犬要員に格下げされたのだ。
自分の知っている悟飯の物とは比べ物にならないエネルギー弾が向かってくる。
自分の知っている純粋で真面目な息子の姿はそこにはいない!
いるのは出番の無さや主人公交代の憂き目にあった恨みに我を忘れた男の姿だった……!
無意識のウチに歯を食いしばっていたらしい。
悟空の口に鉄の味が広がっていた。
【孫悟空@ドラゴンボールZ】(クラス・ヒーロー)
【状態】軽く煤付き、首輪無し
【装備】無し
【道具】無し
【思考】
基本: 主催者を倒し、元の世界に戻る。
0:レミリア達とはやく合流
1:青子、橙子……
2:ショッカーを完全に滅ぼす。他の悪の組織も同様に滅ぼす。
3:レミリアを今度こそ守り抜く。
4:ベジータが心配
5:誰だ……?戦闘力がとんでもない奴(ナッパ)の気を感じる……!
※新生鷹の爪放送により主催者にも存在を知られました
※この世界の人間ではないので宝具は持っておりません。
※『時間逆行』がかけられています。
数回は自動で発動。橙子と青子の魔力が切れた場合、悟空の気を使って発動します。
気の消費量等は次の書き手の方にお任せします。
【孫悟飯@ドラゴンボールZ】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】無し
【思考】
基本:
ゲームに乗る。自分の散々な扱いに対する報復
最終更新:2010年07月14日 00:21