のび太はその『ノート』の内容に夢中になっていた。
来る日も来る日も、その内容に没頭していく。
その内に、のび太はこの本の様な事を実際に行えないかと思考を開始する。
同級生への復讐。のび太の考えはそれを核に纏まっていく。
実現する為、思いつく秘密道具は幾つもあったが、それで
ドラえもんに気付かれるとまずい。
そこでドラえもんの記憶さえ改変させる道具――もしもボックスを思い出した。
もしもボックスさえ使えば、ドラえもんもこの本の内容が現実になったとも気付くまい。
のび太は構想を練り続けた。悪知恵だけは働くのび太だ。
ノートの様に簡単に終わらせたりはしない。ずっと続けさせるのだ。
それはのび太の頭の中で形となってはすぐに溶けていく。
だが、その溶ける量は徐々に少なくなり、
その形ははっきりとしていく。
――かくして、のび太にとっての甘美な夢が完成した。
後はドラえもんが一階でどら焼きに舌鼓を打っている間に、スペアポケットから目的の物を取り出すだけである。
その時は来た。
のび太はボックスに伝える。
「僕の望む世界――
テラカオス・バトルロワイアル法案が立てられる世界へ!」
――教室はいつもの光景が広がっている。
友人と会話の時を過ごす者。
同級生の教科書を借りる者。
給食を待ち遠しく、腹を空かせる者。
将来の為に勉学に励む者。
そして――己の野望が確信となる瞬間を待つ者。
悪夢の給食時間はすぐそこまで迫っていた……
【
ゲーム開始前 学校 11時】
【
野比のび太@ドラえもん】
[状態]:正常
[装備]:未配布
[道具]:混沌のテラ
[思考]1:殺る気満々
最終更新:2007年02月16日 10:21