「はぁ……はぁ……許せ、新八君……」
東京都の片隅、ボロボロのグラサンの男が眼鏡の男を埋葬していた。
辺りには大破したロボットの残骸などが散らばり、激しい戦闘があったことを物語っている。
最後は拳による殴り合い。それぞれが信じるもののために戦い、グラサンの男は生き残った。
(新生鷹の爪団が誰かに滅ぼされた……俺の出世するはずだった場所、弱者救済の地が。
やったやつは大体わかってる。あの鷹の爪放送で呼ばれてた連中の誰かに違いない。
俺の出世の道は断たれた。それでも、俺は戦い続けるぜ……)
「俺には、妻がいるんだからな……」
男……長谷川泰三はまだあきらめないでいた。
たとえ組織が滅ぼされても、殺人者を倒せば少なからず人々から感謝されるだろう。
あの放送で呼ばれていた殺人者を全員倒せば……惑星中の人々に感謝される。
そうすれば、自分はもうマダオではない。凄い職務にだって就くことができる。
だから、目的は変わらない。
「ふぅ……」
新八を埋葬し、適当な木材を組んだ墓標を突き立てて、最後に彼の眼鏡を添える。
その時、長谷川さんの背後から声がかけられた。
「その墓……誰か親しい者が死んだのか?」
長谷川さんが振り向くと、そこには若い剣士が立っていた。
警戒すべきかと悩んだが、どこか自分と似た感じがし、素直に質問に答える。
「あぁ……そうだ。でも彼は俺の行く手を遮った。俺は妻の……
ハツのために、立ち止まるわけにはいかないんだ……」
「妻……か。まだ、無事なのか?」
「あぁ……殺人者どもは倒す。俺が、守るんだ」
「そうか……ならば私も手を貸そう」
「何故だ?」
「……私の息子は、この世界で何者かに殺された。妻ももういない……
だが、お前にはまだ未来がある。不思議と、放っておけぬのだ」
「そうか……あんた、名前は?」
「……クラトスだ」
「俺は長谷川泰三だ。……よろしくな」
こうして、マだダマされてるオッサンは
マジでダマされてるオ父さんと握手を交わしたのだった。
【
三日目・22時40分/新惑星・東京都】
【長谷川泰三@銀魂】
【状態】マダオ、大ダメージ
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】
1:妻のために、鷹の爪放送で呼ばれた殺人者を倒す
【クラトス・アウリオン@テイルズオブシンフォニア】
【状態】マダオ
【装備】フランヴェルジュ
【道具】支給品一式、不明品
【思考】
1:鷹の爪放送で呼ばれた殺人者を倒し、息子の無念を晴らす
【志村新八@銀魂】 死亡確認
最終更新:2010年09月18日 00:20