(もう、なんであたしがこんな目に遭うのよ!! )
あたしは、重すぎるナップザックを両手で抱えながら夜道をひたすら走っていた。
立ち止まったら、誰かに殺されるかもしれないと思ったからだ。でも、走っていても誰かに見つかってつかまったら殺されてしまうだろう。
なにしろあたしはまだ小学生で、
おまけに運動だってクラスでもぜんぜんできるほうじゃない。
運動会の徒競走でもいっつもびりだ。
お母さんにはそのたびに
「運動もせずにパソコンばかりいじってるからそうなるのよ!! 」
なんて言われるけど、私には運動や勉強よりもインターネットのほうが楽しいんだ。
・・・・・・そのせいで、こんなことに巻き込まれちゃったっぽいけど。
(そりゃあ確かに、私はちょっといけないことをしたかもしれないけど・・・・・・)
私は最近、ある掲示板でSSを書いていた。でもそのSSを褒められたことは一度も無い。それどころか、その度に怒られた。
確かに私は以前に投下されたSSも読んでなかったし、登場してるキャラもあんまり詳しく調べなかった。
だけど私はまだ小学生なんだからそれくらい許してくれてもいいと思う。
なのに散々「空気読め」とか言われて(私はその度に「空気には文字は書けないから読めませんよーだ」とパソコンの前で頬を膨らませていた)
怒られた挙句に、下校中に誘拐されてこんな「殺し合い」なんかに連れてこられてしまった。
おまけに、ナップザックに入っていた支給品はスクール水着が一枚。嫌がらせかと思ったわよ。
そんなわけで、私は恐怖に怯えながら全力で走り続けていたんだけど・・・・・・
ああ、もうだめだ。普段からひきこもりにーとでロクに足を動かしたことも無い私は早くも力尽きようとしていた。
でもダメ、このまま倒れたら誰かに見つかって・・・・・・
どしん、と私は何かにぶつかった。その弾みで眼鏡が落ちる。あわてて眼鏡を拾い上げてかけなおした私の目の前に現われたのは・・・・・・
「ああ、なんだガキかよ。いきなりぶつかってきて何のつもりだ? 」
長身で、少し長髪のぞっとするほど恐ろしい目をした男だった。
疲労と恐怖が極限に達した私は、どうやらそこで気を失ってしまったらしい。
やれやれ、女かと思ったら子供だったか。
普段ならおいしく頂いているところだが、流石の俺も今はそんな気にはなれない。
なにしろオカルトじみたわけのわからん事件に巻き込まれ、マジで生きるか死ぬかって問題だ。
かといってこいつをこのままここに置いていくのも忍びない。ガキとは言えまずまずの上玉だしな。
なんでまた右手にスクール水着なんか握り締めているのかはわからないが・・・・・・
しかしまあ、連れていけばそれなりの付加価値を提供してくれそうだ。
俺は薄ら笑いを浮かべながら、気絶したガキの体を抱き上げた。
【◆E3y/x3899E氏@テラカオスロワ書き手】
[状態]:気絶 小学四年生
[装備]:スクール水着
[道具]:支給品一式
[思考]
1:何でもいいから早く脱出したい
2:早くもとの世界に戻ってSSの続きを書く
【岸田洋一@鎖】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:◆E3y/x3899E氏を連れて行く
基本方針:生き残るのが第一目標だが、好みの女がいれば
状況によってはいつも通りのことをする
最終更新:2007年02月22日 21:54