きっかけはどのあたりだったろうか、と考える。
星痕症候群が完治し、そこから急に気が遠くなった時から、ではない。
ガラスの箱に閉じ込められているのに気付いた時から、でもない。
もっとタイミング的に新しいはずの、決定的な瞬間から。
とうにそれは、始まっていた―――
『これからみんなには、殺し合いをしてもらう』
「ああ、」
そうだ、そこからだ。
頭の中で燻り続けていた得体の知れない衝動が、突如私を支配し始めたのだ。
どう例えればいいのか―――自分が今まで信じていたものより、圧倒的に信憑性があるものを発見した瞬間のように。
目から鱗が落ちる程に、画期的なアイディアを閃いた時のように――それでいて比較にならない程、昂奮は大きい。
『悟った』という表現が、一番ソレに近い……私にはそう思えた。
―――こうやって思考を巡らす最中も、私が内包するソレは、暴走の兆候を示し続けている。まったく、抑えるのが大変だ。
何せ少しでも気【殺せ】を抜くと【射ち殺せ】すぐにあた【ズガンせよ】まが【1レスで殺せ】一杯になってしm【地の文にも出すな】aうの
だ【虐殺せよ】から、【思い知らせろ】こま【天】【KOROSE】っ【頃せ】【あぼーんしろ】【SATSUGAIせよ】た【斬刑に処せ】も【ガッ】のだ。
「……ふぅ、危ない危ない」
何時の世も、正しき人間には災禍が降り注ぐ。私も例外ではないようで、先ほどからこんな調子だ。
いかに私がそのものであろうと、あまりに正しすぎるという事実そのものに、私の頭が追いついていかない。もう長くはないだろう。
故に。
私が真理を留めていられるうちに、出来うる限り多くに人達に、この真理を伝えなければいけない。
何故か? そんなものは、いまさら聞くまでもあるまい。
―――それが【バトルロワイアルというものだ】から。
幸いにも、私に支給された武器は、真理を伝えるのに適した部類に入っているようだ。
私はその事実に安心しつつ、ソレの弾倉に『破壊弾』を装填していく。通常の弾薬と比べ、三倍もの殺傷性を誇るという、実に素晴らしい特殊弾頭だ。
これで頭部や心臓を狙えば、誰にでもほぼ間違いなく真理を伝えることができるだろう。人間とは、そういうイキモノなのだから。
弾数が少ないのは痛いが、元々私に与えられた時間は長くない。むしろ、十二分にお釣りが返って来るぐらいである。
私は何時でも取り出せるよう、懐に予備弾丸を隠しつつ、装填完了した銃を肩から吊り、ゆっくりと立ち上がった。
―――さあ、止まっていたり、迷っているヒマはない。着実に確実に迅速に効率よく真理を伝えていかなければいけない。
―――誤った者達を導く。それこそが、今の私にできる精一杯なのだから。
コンパスで北……人が多く集まるであろう、市街地の方向を確認し、私は力強く歩き出した。
ヒトの命は儚い。
その真理を、実体験と共に知ってもらう為に。
【7-H:南部】
【一日目 0時20分】
【
ルーファウス@ファイナルファンタジーⅦ】
[状態]:悟りの境地
[装備]:バリアント(破壊弾×5を装填済み)@FF8
[道具]:破壊弾@FF8×15 支給品一式
[思考]:商店街を目指す
基本方針:バトルロワイアルというものを全員に思い知らせる
最終更新:2007年02月24日 13:10