ホテルの一室。
彼は、支給されたディパックの中をあさりながら考えた。
(これは、報いなのか?)
そうだろう。何はともあれ自分達は、命を弄び過ぎた。
その報いだ。
(…私を含めて書き手は5人。ドロッチェの人と
キャプテンはともかく、他の二人なら何とかなるだろう。いくらなんでも、こんな形で死ぬのはゴメンだ)
そう思い、自らの支給品を掴んだ瞬間。
辺りは、闇へと包まれた。
同時に聞こえた声は自分の物を除いて一つ。
「―――それでは、君の願望を聞こうか」
数十分後。ホリエモンは、ホテルの一室に足を踏み入れた。
理由は簡単。そこに人がいたから。
彼は、その人物から支給品を奪い、殺すつもりだったのだ。
(このような事態も、「想定内」だ)
戦って、騙して、生き残る。
なんら変わりは無い、いつもの会社と同じだ。
支給された日本刀を構えて部屋に踏み込んで、
そして、視界を闇に塗り潰された。
「な!?」
ホリエモンは、視界を再確認する。
見えたのは、闇の中に文字通り浮かび上がる男。
無防備な男に切りかかろうとして、体が動かないことを悟る。
そして聞こえて来たのは、幾多もの表現し難い声。
耳をすませれば、それが怨みの類いの声であることは知れた。
こちらをあちらへと引きずり込もうとする声が、もはや耳を塞いでも聞こえてきて、
目の前には、頭を砕かれ、焼かれ、地にまみれた幾多の死体が近づいてくる。
全身に生暖かい液体がかかり、それが血であると悟ったとき、彼は何も考えられなくなって、叫びながら逃げだした。
「行ったのか」
できればあのまま引きずり込みたかったが、あの様子なら問題無いと追わなかった。
彼―――Fルートの人は、自らの支給品である神野陰之によって、「電脳の物語」を広められるようになっていた。
彼がこの物語ですることは唯一つ。
「主催者に、この物語を見せてやる」
【D-1 ホテル 1:30】
【Fルートの人@書き手】
[状態]:健康、魔王化。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、神野陰之
[思考]1:仲間を集めて主催を打倒。
2:マーダー等には容赦しない。
陰之はディパックの中に入ってます。
【D-1 ホテル外】
【ホリエモン@現実】
[状態]:発狂
[装備]:日本刀
[道具]:支給品一式
[思考]:発狂
最終更新:2007年02月24日 13:13