流石の俺も、今回は参っていた。
死線は人並み以上にくぐってきたつもりだが、直に命のやり取りをしたことなどはないし
ここじゃあ俺の持ってる才能も生かしようが無い。
「カツオー!! カツオどこにいるのー!! 返事しなさーいぃ!! 」
さっきから知らない女の声が聞こえるのだが・・・・・・正気だろうか?
いきなり「殺し合いをしろ」なんていわれて素直に従う奴はそれほど多くは無いだろうが、
だからってわざわざ自分の居場所を不特定多数に教えるような真似をするのは自殺行為だ。
いや、あるいは人をおびき出してから殺そうという作戦か。いや、それにしてはリスクが大きすぎる。
おまけにこいつは、叫び声を上げながら森を移動しているようじゃないか。
さすがに俺は放っておけなくて、その声のする方に近づいていった。
そこにいたのは奇怪な髪形をしたおばさんだった。
始めは妖怪かと思ったくらいだ。実際、さっきまで拘留されていた部屋には化け物としか思えない連中も多くいた。
「おいおばさん、そんな風に声をだしたら・・・・・・」
「おばさんですって!? わたしはまだ24歳よ!! 」
それは驚きだ。はっきり言って老けている。
「そいつは失礼。それよりもそんなに大声を出して、この
ゲームに乗った奴に見つかったらどうするつもりだ? 」
するとその女は「あちゃー」とでも言いたげに自分の額を叩いた。
「そうだった。うっかりしてたわ」
うっかりって・・・・・・やはり作戦とかじゃなかったのか。
「教えてくれてありがとう。なにかお礼を・・・・・・」
そういってバッグをまさぐる女。
「おいおい、あんたの食料や支給品を俺に渡しちまったら困るんじゃねえのか? 」
「あー、そうだったうっかりしてたわ」
再び額を叩く女。俺はひょっとして余計な奴に関わってしまったのだろうか。
「そうだあなた、もしよかったら私の弟を探すのを手伝ってくれない? 」
別に俺の知り合いは連れてこられていないようなので、俺には探すべき人はいない。
それにこの女、ほっとくと死にそうだしな。普段なら他人が死のうがどうしようが気にしない俺だが、
今回は味方になる可能性のある人間は一人でも減らさないほうがいいと判断した。
「わかった。しかし俺の支給品はただの三輪車だ。あんたには武器はあるのか? 」
「もちろん!! ほらこれ、レザーが出る銃よ。なかなかの当たりじゃない? 」
「ほお、確かにこれはいい品だな」
「ほらほら、このボタンを押すと・・・・・・」
次の瞬間、レザーガンは火を噴いた。
レーザーは俺の耳元を掠めて飛び、俺のすぐ背後にあった木を焼いた。
そして、その木の上から子供の焼死体が落ちてきた。
「あちゃーいけない、またうっかりしてたわ」
「おばさん・・・・・・」
【一日目 1時】
【地点:1-F(森の中)】
【
赤木しげる@アカギ】
[状態]:やや気が重い
[装備]:タラちゃんの三輪車@
サザエさん
[道具]:支給品一式
[思考]
1:サザエの弟を探す
2:味方を集めて脱出方法を探す
基本方針:人殺しはしたくないが、襲われたら容赦はしない
【
フグ田サザエ@サザエさん】
[状態]:健康 おっちょこちょいモード
[装備]:プラズマ兵器
[道具]:支給品一式
[思考]
1:カツオと合流
基本方針:どうにかしてここから抜け出し、晩御飯の買い物に行く
最終更新:2007年02月24日 13:25