その頃、英雄のサーヴァント孫悟空はというと…
「ベ……ベジータ……」
かつての強敵(とも)の遺体を発見していた。
この世界ならドラゴンボールで蘇生できるかもしれないが、やはり心苦しい。
落胆の色を浮かべる悟空に、マスターのレミリアも声をかけられないでいた。
そんな時…
「ん? カカロットォォ!?」
「おめぇは、ブロリー!まさかベジータを殺したのは……!」
なんたることか、伝説のスーパーサイヤ人ブロリーと出くわしたのだ。
この二人の因縁……というかブロリーの一方的な恨みはとにかく凄い。
ブロリーが悟空の姿を見て気を高めた場合、二次災害で惑星が一つデデーンするくらい。
いくらイナバ真っ青の超耐久力を持つ新惑星といえど、地形は確実に変わる。
さらに不味いのは、悟空の後ろに控える仲間達。ひょろい青年と華奢な少女、そして変態…
ブロリーの攻撃に巻き込まれたらひとたまりもないだろう。ほぼ常時全体攻撃だし。
だからこそ、悟空は身構えた。ブロリーが動いた瞬間、互いに宇宙空間まで飛ぼうと。
「なんなんだぁお前……?まだ働く喜びを知らないのかぁ……?」
「へ?」
だが次の瞬間には悟空は間抜けな声を出していた。
そして改めてブロリーの様子を観察する。
全裸だ。全裸で首にタオルをかけ、頭には季節外れな麦わら帽をかぶり、足には長靴。
近くに鍬をたてかけ、そして屈みながら丁寧に土の中に種を埋めていっている。
「おめぇ……まさか働いてんのか!?」
※悟空…自宅警備員、臨時職・世界の英雄
「ぐはっ!?」
驚きの表情を浮かべ、悟空は吐血した。
だがそこはヒーロー。ベジータとは異なり、その衝撃に耐えきった。
「さすがブロリーさん、仕事が早いですね。種まきが終わったら一段落いれましょう」
「はい……。では俺は忙しいからさらばだカカロット。お前もそろそろ仕事を見つけた方がいいぞぉ?」
雇い主と思われる女性に呼ばれ、ブロリーは去っていく。
そのブロリーの後ろ姿を見て、悟空はただ呆然としていた。
あの極度の戦闘狂が、自分との戦いより仕事を優先したのだから、それは驚く。
だが一番の驚きは、あのブロリーに自分のダメ出しをされたことだった。
「ブロリーのやつ……大丈夫だ、問題ない。まだあわてるような時間じゃねぇ……」
「「…………………え?」」
※幹也…事務職員
※文…新聞記者
※式…事務職員補佐
※レミリア…事務職員
※タィケボロ…ジムリーダー
※悟飯…のちに学者
「………………え?」
「………………え?」
「………………………へ、へへ…………」
かわいた笑い声をあげ
「へ…………………………」
涙を頬に伝わせながら、無職の英雄は、強敵(無職仲間)の横に倒れこみ、逝った。
【孫悟空@ドラゴンボールZ】まわりの哀れみの視線により死亡。
【英雄】脱落
【孫悟飯@ドラゴンボールZ】
【黒桐幹也@空の境界】
【射命丸文@東方Project】
【両儀式@空の境界】
【レミリア・スカーレット@東方Project】
【タィケボロ@タケシ×
ディアボロ】
共通思考:し、死んだー!?
最終更新:2010年12月24日 00:21