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何だかよく分からないが殺し合いに巻き込まれてしまっていた僕は、知り合いを探して街を放浪していた。
何時も通りの街の筈なのだが、やたら荒廃している。
そこら辺からモヒカンがヒャハァッとか言いながらでてきても全く驚かないレベルである。

「いや、何時からこの街はこんな世紀末になったんだよ!
少なくとも昨日までは普通だっただろ!?」





五行ほど待っていたが、僕の突っ込みに対して新たな登場人物が出て来る気配はない。
掛け合いが命とも言える作品出身の僕にとってこの状況は正直かなり厳しい。
絶対絶命、と言ってもいいだろう。


などど、比較的馬鹿なな考えをしていた僕は次の瞬間、

「て……なっ!?」

僕は宙を舞っていた。
バトルパートの開始、ということらしい。
……次の瞬間には死亡表記が出てるかもしれないが。

何はともあれ、僕を地中から襲った敵は、蟹だった。
それも馬鹿みたいにデカイ。
どう考えても普通ではない、モンスターだった。
とはいえ所詮はモンスター、ルーファウスやらジャイアンの母なんかの理不尽マーダーではない。
何とか受け身を取って、着地して蟹へ向き合う。
流石にこの程度の奴にやられる僕ではない。
さぁバトル開始……

「FINAL VENT」
ドカーン。

……の筈だったが、響いた短い電子音の後、蟹が爆散していた。
煙の中には、
――金色の仮面ライダーの変身を解いている長い髪のホッチキスを携えた女子高生が居た。
ていうか、戦場ヶ原だった。

「あら、序盤で怪人に教われてる哀れなモブキャラが居るかと思ったら阿良々木君じゃない」
「やめろ、僕をそんな惨たらしく死んで敵の悪辣さを印象付ける為のキャラにするな」
「そうよね。阿良々木君は寧ろ怪人側だものね。
吸血鬼(笑)だったかしら」
「わざわざ、(笑)とか付けるなよ!
ていうかお前、今の発言の全世界の吸血鬼が登場する創作物に喧嘩売ったんだぞ。
ことの重大さを分かっているのか!?」
「阿良々木君をけなす為なら世界の全てを敵に回す覚悟が――私にはあるわ」
「――とか使っても、別に格好良さは皆無だ!」

とまぁ挨拶代わりの何時もの戦場ヶ原の毒舌に晒されながらも、僕は安堵していた。
知り合いに会えたのは心強いし――何より僕はやっぱりコイツが好きなんだ。

「ところで戦場ヶ原、さっきの仮面ライダーは何なんだ?」
「ああ、あれは私の支給品よ。最初から金色のライダーなんて、きっとラスボスね」

【ダイミョウサザミ@モンスターハンター 死亡確認】

【一日目・0時15分/新潟県/天候・嵐】
【阿良々木暦@化物語】
【状態】健康
【装備】召喚機@ペルソナ3
【道具】不明
【思考】
1.生き残る

【戦場ヶ原ひたぎ@化物語】
【状態】健康
【装備】カードデッキ(シザース)@仮面ライダー龍騎、ホッチキス@現実
【道具】不明
【思考】
1.生き残る
最終更新:2011年01月26日 00:50