――カーズは――二度と地球へは戻れなかった……。
鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして死にたいと思っても死ねないので――そのうちカーズは考えるのをやめた。
そしてちょうどボールのように丸まったカーズはいま、巨人の手のひらによって激しく地面に叩きつけられていた。
巨人の名は――ビッグフット。
人の手足に車の顔を持つ、人工の巨人。
そしてそれを操る者を人はこう呼んだ――バスカッシャー、と。
「デストロォォォォォイ!」
Max200kmを優に超える剛速球が放たれる。
砲弾と化したカーズは進行方向にあるものすべてをなぎ倒し、打ち砕いていく。
その先にいたのは――
「不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!」
ご存じ天然のフラグメイカーにして希代の説教師、上条当麻である。
そこで問題だ! 猛スピードで迫る大リーグカーズ一号を前に、上条さんはどうやってあの攻撃をかわすか?
3択-一つだけ選びなさい
答え①ハンサムの上条当麻は突如反撃のアイデアがひらめく
答え②仲間がきて助けてくれる
答え③かわせない。
現実は非情である。
(おれがマルをつけたいのは答え②だが期待は出来ない…
球磨川はいつの間にか後ろからおれをがっちりホールドしてくれて逃げられないようにしてくれてる。
アメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して『ここは僕に任せて君は逃げろ!』と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーゼ。
逆におれを突き飛ばして逃げなかっただけマシかもしんねえけどさ! つーかケツに股間を押し付けるな気持ち悪い!)
「『残念、球磨川と上条の冒険はここで終ってしまった!』『おお幻想殺しよ、死んでしまうとは情けない』『あ、僕は生き返れるんだけどね』」
「お前にできても上条さんには無理ですのことよーっ!?」
「『トウマ……君はどこに落ちたい?』『天国とか地獄とか、まあその辺で』」
「どこも嫌だつーのッ! そう、こんな時こそおれの……!」
音速を突破し炎に包まれたカーズミサイルを前に、上条当麻が取った行動とは!?
答え④自慢の右手でそ(の)げ(ん想を)ぶ(ち殺す)!!
「うおおおおおおおおおお!」
渾身の力を込めて、右腕を振りかぶる――肘が球磨川の顔面を抉ったが気にしない。
右手の袖が球磨川の学ランに引っかかったが気にしない。
右腕を振りぬく。
ここで思い出してほしい、上条当麻は世界一不幸な人間であることを。
運悪く足元に落ちていたバナナの皮を踏んづけて上条当麻はバランスを崩してしまう!
上体がつんのめり、足が勝手に踏ん張って腰を後ろ斜め上に突き出す!
顔面を押さえていた球磨川がちょうど腰投げのようにくるりと上条当麻の前に放り出され――!
「『え?』」
「く……球磨川ァァァァァーーーーーーーーーーー!?」
光速を突破し膨大なエネルギーをまとい始めたストナーカーズシャインと球磨川禊が激突する!
(支払いは任せろー)バリバリバリ、と激しく稲妻が鳴り響いた。
すべてが終わったとき……そこには上条当麻の他には誰もいなかった。
否……鉱物となったカーズの横にもうひとつ顔が増えていた。
ほかならぬ球磨川禊の顔である。
右手で触ってみても……元に戻らない。
「お・・・おれが・・・球磨川を殺しちまったってのか・・・!?」
そんなつもりじゃなかった。
運が悪かった。
仕方なかったのだ。
だって足元にバナナが落ちてるなんて気付かなかったんだもん!
そのバナナを食べたのは他ならぬ上条当麻と球磨川禊であり、ゴミ箱も清掃マシンもないのでその辺にポイ捨てしたのがいけなかった。
シンガポールではゴミを道端に捨てると罰金を取られるんですよ。
みんなの街はきれいに使いましょう!
【一日目・0時10分/宮城県/天候・嵐】
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【思考】
基本:殺し合いの打倒
1:なん・・・だと・・・?
【アイスマン@バスカッシュ!】
【状態】ビッグフットに乗ってる 考えるのをやめたカーズ×99
【思考】
基本:バスカッシュ!
【球磨川禊@めだかボックス カーズと融合確認】
最終更新:2011年01月26日 01:18