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「……」

己の包帯を巻いた右腕をじっと見つめていた。

思い返すのは、時間にすればおそらくほんの数時間前の出来事。
まだこの世界に来る前、宴会での余興の出来事。

変人を引きつれたゴーグルの変人と、自分が同行していたハイソルさんが言葉を交わしていた。
ハイソルさんが、この世界で作り上げた君のチームの実力を見てみたいと言ったのが始まりだったか。
気付けば、カオスイレブンVSネオジェネシスの親睦サッカー大会なるものが開かれていた。

自分はキーパーをまかされた。ジェネシスゴールを守るのは小さな子供じゃないといけないらしい。
よくわからないが楽しめそうだと思った。

甘かった。

『ゴッドブレイクG5!』

最初は見かけに反して容赦のない天使のまばゆい一撃が顔面に刺さった。
ついでにこの天使は試合開始2秒でハイソルさんを天に逝かせてもいた。

悔しかった。邪気眼の力を発動することも出来なかった。邪気が聖光に押された。
そう思った瞬間、自分の邪気眼は怒りからか暴走を始めた。鎮めることはできそうになかった。
溢れる邪気眼の力、自分は相手選手に全力で警告した。巻き込まれるぞ、逃げろと。

『カオスブレイクG5!』
『チェーン、ドラゴンスレイヤーV3!』
『ついげきのグランドファイアG5!』

返ってきたのは返事ではなく、さらに容赦のないボールだった。
ボールが纏ってる光も炎も氷も本物。召喚された神竜も本物。追撃機能は無かったはずの爆炎も本物。
本気出しすぎだろ。

その力の前に、封印が解かれた邪気眼の力さえもが完全に打ち破られてしまった。
そのあとは、疲れて眠り、気付けばこんなことになっていた。
……だが、ちょうどいい。この世界でなら、真の力を解放できるはずだ。


「……チャーン、バブー」
「こんな子供まで巻き込むなんて……」

一人の冴えない刑事は泣いている子供を保護していた。

言葉を理解できているかどうかも怪しい子供を放って置けば、制限にかかって死んでしまう。
刑事は子供を守りつつ、主催者をどうにかできないかを考えていた。
だが彼は知らない。この子供がただの子供ではないことを。
邪気眼の力に完全にのまれてしまった恐るべき殺人鬼だということを。
気付けない。嵐の音に掻き消され、この子供が邪気眼の力で建物の外にいた主婦を握り潰したことを……


【一日目・0時30分/埼玉県/天候・嵐】

【石垣筍@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康、焦り
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:殺し合いには乗らないが、反撃はする
1:子供(イクラ)を保護する
2:知り合いを探す

【波野イクラ@サザエさん
【状態】健康、中二病発症、右腕に包帯、邪気眼解放、ジ・エンド習得
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:バブー、チャァァン!(邪気眼の力を完全に解放できるよう、人を殺す)1:ハーイ……(制限が解かれるまでは刑事を利用する)
※7期より参戦です
※一定距離離れた相手をオーラで包んで圧殺できます。
野比玉子@カオスロワ】死亡
最終更新:2011年01月27日 19:25