闇と嵐に隠れるように二つの影が移動していた。
アンチ・旧世代&オリジナル連盟の魔手から逃れた六人のうちの一組、
マーラ様の人と6/(女)である。
先を行くマーラ様の人は慎重に周囲を見渡し、誰もいない事を確認すると6/(女)に来いと身振りで合図する。
「どういう理屈かわからないが、バトロワ中でも特急列車は運行しているらしい。それで東京に向かうか?」
「でも私があいつらだったら間違いなく駅に張り込むわ」
「だな。なら車をかっぱらうか」
「それって盗難禁止のルールに抵触しない?」
「さあな、さっきの放送では道端に転がっている物は使ってもいいと言っていたが……路駐してある車はその範囲内なんだろうか?」
二人がこれからのことを話し合っていたとき、鈍い音とともにマーラ様の人の頭に穴が開いた。間髪入れずにそこから血と脳漿が吹き出す。
「えっ!?」
6/(女)は混乱する。この周りに誰もいないことは入念に確認した。それなのにどうして――
衝撃と同時に目の前が赤く染まり、6/(女)は何が起きたのかわからないまま即死した。
【一日目・0時50分/京都府 東部/天候・嵐】
【マーラ様の人@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
【6/氏(女)@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
◆
二人が銃弾に頭を貫かれて死んだ場所から遠く離れた、京都タワーの展望室。
完璧な射撃で二人の命を奪った濃い顔の男……ゴルゴ13は、手早くスナイパーライフルをしまった。
「流石はゴルゴ13だな」
賞賛の拍手をしながら彼の後ろに立ったのはアンチ連盟幹部の総理大臣だった。
「この調子で残りの奴等も始末してくれ。そのために我々はアンタに高い金を払っているんだからな」
「心配しなくても、俺は一度引き受けた依頼は完璧にやり遂げる。それと……」
殴り飛ばされ、ありえない方向に首が曲がった総理大臣にゴルゴは言う。
「俺の後ろに立つな」
【一日目・0時51分/京都府 京都タワー展望室/天候・嵐】
【デューク東郷@ゴルゴ13】
[状態]:健康
[装備]:スナイパーライフル、アサルトライフル
[道具]:支給品一式、多額の札束
[思考]基本:殺しの任務を高額で承る
1:依頼された旧世代&オリジナルを皆殺しにする
【総理大臣@現実 死亡確認】
最終更新:2011年01月28日 00:35