控室には俺と同様にファーストステージを突破した者達が、次の審査に向けて準備を整えていた。
その中には知った外見のキャラも居たりしたが、だからといって俺は特に何もしない。
ここに居る者達は皆ライバル同士だ。無駄に馴れ合うつもりはない。
他の奴らもそうなのか、誰もが無言で控室には結構な緊張感で包まれていた。
まぁ俺はどうせすぐには脱落させられないだろうし、次のステージも難無く突破できるに違いない。
いや、こんな思考自体が脱落フラグになっていたりするのは分かっているが、俺がするのはあくまでアイドル審査だ。ロワじゃない。
死ぬにしても七期ほど悲惨な目に会うことは……
「6/さん、6/さん」
急に声が掛けられた。
誰かと思って振り向くと、そこにはカオスロワンアイドルの運営側の人間と思しき男が立っていた。
「これ6/さん宛ての手紙ですって」
「このデジタル化の時代に手紙とは偉くローテクだな。一体誰からだ?」
「さぁ、とりあえず私はこれで」
そう言い残して運営委員はそそくさと立ち去ってしまった。愛想がねぇな。
まぁいいや。問題はこの手紙だ。
ファンレターな訳がねぇだろうし、またどうせロクでもないことが書かれてあるんだろう。
そう半ば投げやりに思いながら、俺は手紙を開いた。
『この手紙が無事に6/氏まで届くことを切に願っている。
貴方がカオスロワンアイドルを目指していることは知っている。
貴方はそれを引退だと思って居るだろうが、アンチ連盟の奴らは違う。
奴らは貴方達のような書き手キャラが存在していること自体を良しとしていないんだ。
特に6/氏。貴方はその中でも顔のような存在だ。
奴らは絶対に貴方の存在を許さないだろう。
――恐らく奴らは既に刺客を放っている。カオスロワンアイドル審査参加者として、だ。
繰り返すようだが、奴らはカオスロワの書き手キャラの顔である貴方を絶対に許しはしないだろう。
見せしめとしてどんな殺され方をされるか分からない。
これは警告だ。
カオスロワンアイドル参加者全てを疑え。ステルスマーダーだと思え。
審査員も運営員もだ。
特に (文字がかすれてて読めない)』
ふむ。
俺は何となく周りを見た。
先ほどと同じく参加者達が各々のやり方で次の審査の準備をしている。
……この中に刺客、か。
まぁ何だっていい。
どっち道、俺に誰かと共に協力する気などない。
ロワらしい疑心暗鬼イベントなんてどうでもいいから、俺はアイドルになるんだよ!
【一日目・0時10分/東京都港区TV局内 ファーストステージ(一次予選)突破控え室前/天候・嵐】
【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 カオスロワ参加者として引退中
【装備】カオスロワンアイドルの番号札
【道具】支給品一式
【思考】
基本:カオスロワのアイドルの頂点を目指す。
1:アイドルの頂点を目指す!
【備考】
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。
※即ちメタメタです。
【カオスロワンアイドル関係者一同@???】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
基本:セカンドステージでもがんばる。
1:がんばる。
〔備考〕
※アンチ連盟の刺客が紛れ込んでるっぽいです。
最終更新:2011年01月28日 00:42