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殺し合い、か。
いかにも人間どもが考えそうな話だ。
いつでもそうだ。
連中は争うことにしか全力を傾けない。
まるでそうしないと滅んでしまうとでも思っているかのようだ。
しかし、争い続けていてもいつかは滅んでしまうではないか。
なんでそんなこともわからないのだろう。
今回は、戦争というわけではないようだ。巻き込まれている人間の数も少ない。
自分の意思に反してこの場に連れてこられた者には同情するが、助けようとは思わない。
そもそも自分が人を救ったことなどないのだが。
なぜなら人間とは、救うに値しない存在なのだから。
だから俺は、出会った人間を全て殺してやるつもりでいた。
もちろん、俺をこの場に呼んだ主催者も含めてだ。

商店街のほうに歩いていく途中で、後ろから足音が聞こえてきた。
早速俺は、支給品だった剣を構える。
しかし振り向いた先にいたのは人間ではなかった。
「どうもはじめまして~。私はムックと申します」
そいつは、俺が今まで戦ったことのある怪獣どもに似ていたが、そいつらに比べるとどうも容姿に毒が無かった。
毛むくじゃらの真っ赤な巨体。頭の上のプロペラのような突起に大きな目。
「見たところ、あなたも私と同じような仕事をしているのではないですか? 」
「どうだかな。俺はあんたの仕事を知らねえ。あんたは何者だ? 」
「私の仕事は、子供達を楽しませることです」
その怪物は、あっけらかんとした声でそう言ってのけた。
子供を楽しませるだ? 冗談じゃねえ、だとしたら俺とは正反対だ。
俺は今まで、子供も含めた沢山の人間をゴミのように殺してきたんだから。
「・・・・・・なあ、一つ教えてくれ。なんで俺のことを同業者だと思った? 」
「あらら、ご気分を害しましたか。それは申し訳ない。何しろ私達の仲間と良く似た容姿をしていたものですから」
「・・・・・・容姿? 」
「ええ。子供達を楽しませる、姿ですよ」
この俺の姿が子供を楽しませるだと? なんて馬鹿なことを言う奴だ。
この怪獣のどこが子供を楽しませるというのだ。今まで、人を殺すことしかして来なかったのに。
そして、これからも、この場所でも。
「そうか。・・・・・・じゃあな。せいぜい早めに死なないように頑張ってくれや」
「おや? 私と一緒に来ないのですか? 」
「折角だが、断る。あんたとは気が会いそうに無い」
そして俺は、二度と振り返らなかった。

【一日目 2時】
【8-H】

【ゴジラ@実写】
[状態]:健康
[装備]:エクスカリバー@fate
[道具]:支給品一式
[思考]
1:商店街に向かう
基本方針:出合った人間は皆殺し。人間以外は見逃す

【ムック@ひらけ!ポンキッキ】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:ガチャピンと合流
2:他の参加者達、特に子供を助けながら脱出方法を探す


最終更新:2007年02月25日 11:55