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カオスルート「START」

日本国首相、安部晋三。眼前の兵士たちの前で、彼は演説を始めた。

諸君、私はクロスオーバーが好きだ。
諸君、私はクロスオーバーが好きだ。
諸君、私はクロスオーバーが大好きだ。
スパロボが好きだ。サンライズ英雄譚が好きだ。ブレイブサーガが好きだ。VSシリーズが好きだ。
スマブラが好きだ。ナムカプが好きだ。超こち亀が好きだ。Vシネマが好きだ。バトロワ系SSが好きだ。
漫画で、ゲームで、アニメで、ドラマで、特撮で、映画で、小説で、絵本で、現実で、脳内で
この全てのジャンルで行われるありとあらゆるクロスオーバーが大好きだ。
各作品の主人公達の一斉攻撃が轟音と共に敵を吹き飛ばすのが好きだ。
空中高く放り上げられた敵が光と共に爆発時など心がおどる。
巨大ロボットの必殺技が敵兵器を撃破するのが好きだ。
原作で多くの悪事を働きながら最後までのうのうと生き延びた悪役を必殺技でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった。
原作で死んだはずのキャラが最後まで生き延び戦うのが好きだ。
無念の死を遂げたキャラが原作で自分の命を奪った敵を吹き飛ばす様など感動すら覚える。
スパロボでEVA量産機を全機で血祭りに上げていく様などはもうたまらない。
原作であれ程鬼のように強かった敵が私のボタンを押す指と共に轟音を上げるスーパーロボット達にばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ。
哀れな弱小ユニットが雑多な武器で健気にも立ち上がってきたのをブレストファイヤーやゲッタービームが都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える。
原作のストーリーがオリジナルキャラに無茶苦茶にされるのが好きだ。
必死に守るはずだった物語が蹂躙され原作で生き延びたキャラ達が殺されていく様はとてもとても悲しいものだ。
敵ユニットの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ。
大量のザクに追いまわされ害虫の様にリセットを繰り返すのは屈辱の極みだ。
諸君、私はクロスオーバーを
地獄の様なクロスオーバーを望んでいる。
諸君、私に従う兵士諸君、君達は何を望んでいる?
更なるクロスオーバーを望むか?情け容赦ない糞の様なクロスオーバーを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし、三千世界の鴉を殺す嵐の様なバトルロワイアルを望むか?

兵士達「バトロワ!!バトロワ!!バトロワ!!」

よろしい。ならばバトルロワイアルだ。
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする書き手だ。
だが、この暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けた我々にただのクロスオーバーではもはや足りない!!
大戦争を!!一心不乱の大戦争を!!
我らはわずかに一個大隊、千人に満たぬ集団にすぎない。
だが諸君は不眠不休の古強者だと私は信仰している。
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の書き手集団となる。
クロスオーバーを安直に見下し作品固有の魅力を訴え続ける連中を叩き起こそう。
髪の毛をつかんで引きずり降ろし、眼を開けさせ脳に侵食させよう。
連中にクロスオーバーの魅力を思い知らせてやる。
連中に我等の妄想の力を思い出させてやる。
天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事がある事を思い出させてやる。
一千人のSS書き手勢で
世界を燃やし尽くしてやる。

兵士「睡眠ガス、散布完了!!まもなく全ての日本国民を日本各地にランダムに飛ばします!!」

安部晋三「バトルロワイアル、状況を開始せよ。
      ・・・・・・征くぞ、諸君」


東京都練馬区ススキヶ原の一つの一軒家。その2階の部屋に、この事件の首謀者の一人、野比のび太はいた。
のび太「来い」


【ゲーム開始より15分経過】



【東京・首相官邸 12時15分】
【安部晋三@主催者】
[状態]:実に健康
[装備]:なし
[道具]:不明。既に支給品を所持している可能性あり
[思考]:???

【東京都練馬区ススキヶ原 12時15分】
【野比のび太@ドラえもん
[状態]:実に健康
[装備]:ダークカブトゼクター@仮面ライダーカブト、ハイパーゼクター@仮面ライダーカブト
[道具]:支給品一式、ドラえもん
[思考]:戦いの始まりを待ち望んでいる




世界最凶にして、世界最悪のクロスオーバーが、今、始まった。





最終更新:2007年02月25日 16:31