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「もう、こんなに死んじまったのか…」
「ギ……ギリアム少佐……っ!」

放送を聞いたラミアは驚愕した。
夥しい死者の数もそうだが、その中で呼ばれた名前の一つ。
ラミアは『ギリアム・イェーガー』に強く反応した。
ギリアムは元特殊戦技救導隊でラミアの先輩であり、非常に頼りになる上司であった。そして……

「ギリアム・イェーガー……ヘリオス・オリンパスの本名……ファースト・ジャンパー……
 リュケイオスとアギュイエウス……システムXNの開発者……そう、奴は俺たちの……」
「アクセル隊長、記憶が!?」
「えっ? 俺なんか言ってた?」
「いえ、なんでもありませんことですわ(気のせいか一瞬、雰囲気が変わったような)」

アクセル達『シャドウミラー』が『こちら側』に来た遠因を作った男である。
その時である。雨音さえ切り裂く凄まじい轟音が近くの工場街から聞こえた。

「なんだなんだ、戦闘か?」
「恐らくは戦闘でしょうね」
「行こうぜ、ラミアちゃん!」
「了解した! って行くんでございますでしょうか?」
「まあ、俺ここに来て、ラミアちゃんとしか会ってないからな
 それに情報を集めるなら、人が居そうなとこって言ったのはラミアちゃんだろ?」
「ですが、危険です!」
「大丈夫、生身の戦闘も経験あるから、身の安全くらいは守れるんだな、これが!
 んっ……生身の戦闘なんて出来るのか、俺?」

そして、二人は戦闘が行われていると思われる場所に直行した。


△ ▼ △ ▼ △ ▼ 


時は少々遡る。
そのアクセルとラミアが行こうとしている工場内にて。

 パシッ パシッ パシッ パシッ

「ああ、悲しい…悲しい話をしよう…
 アリスの姐さんと中村君と食事を楽しもうとした…
 なのに! なんだの今の放送は! 食事をするな、だぁ!?
 ふざけんな。こっちはさっきから何も食ってないんだぞ!」

 パシ パシ パシ パシ パシパシパシパシ

「人間の三大欲求の一つ、食欲を制限するとはどういうつもりだ!
 人間を家畜扱いするとはどういうつもりだ! この世界の神はどうなってやがる!
 だからよ……とりあえず今の放送をしたのはこの世界の神だよな。
 神は自分は死なない。自分は最強だ……」

 パシパシパシパシパシパシパシパシパッパッパッパッパッパッ……

「……だから、絶対に壊れなぁい!! と思っているだろう?」

 パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ

徐々の信じがたい速さへと変貌していくレンチ。

「神龍だろうが、主催者だろうが、その目論見のバトルロワイアルだろうが…」

 パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ―――――

テンションが最高潮にあがったグラハム(変人の方)の中にあったの感情はただ一つ。
――――――ただ狂おしいほどに昂ぶった感情が一つだけあった。



「壊してやるよ」



グラハム(変人の方)はすごく……大きいレンチで床をぶっ叩いた。
そして、コンクリートの出来ているはずの床が木端微塵に砕けた。
だが…

「……グラハムさん、イライラしてるからって騒ぎすぎよ」
「確かに君のその意見には同感だ、だが、君は少し落ち着いた方がいい、私のようにな」

同行者の二人はドン引きしていた。
まあ、短略的に言えば三人とも食事を取ろうとした時に今の放送が流れ、
いきなり食事をするなというなと言われ、三人は困惑し、グラハム(変人の方)がキレたのであった。

「しかし、主催者はどのように我々を把握してるんだ?」
「確かにね、あれだけの人が死んだにそれを完全に把握するのは難しいわね。
 ……もしかして、コレ(首輪)じゃないかしら、何かしらの魔法が掛かってるとか」
「(魔法?)……もしくは、監視員が付いている可能性もあるな」
「……それだとすると勘のいい参加者には気付かれるんじゃない?」
「おい、そこにいんのは誰だ!」
「「!?」」

不意にグラハム(変人の方)がドアに向かってすごく……大きいレンチを投げた。
その先には赤い髪の男と偉く美人の女のカップルがいた。

「危ない!l」

アリスが叫ぶがもう遅かった。
すごく……大きいレンチの円盤はその男女に向かって飛んでいく。
激突必死かとその場の誰もが思った。

「でぃぃぃやっ!!」

間一髪。赤い髪の男が持っていたトンファーらしきもので軌道が変わった。
まさにドンピシャのタイミングで防がれたのだ。
しかし、静寂の後、一触即発のピリピリとした雰囲気が流れた。

「アクセル隊長、お怪我は!?」
「無いよ、ラミアちゃん……にしても、随分と、手荒い歓迎なんだな、これが。
 そういえば、さっきの轟音もお前の仕業か?」
「だったら、どうす――ガッ!?」
「「!?」」

突如、グラハム(変人)は背後から邪鬼銃王の打撃で倒れた。
これ以上混乱を避けるためにアリスがやったのだ。
無論、すぐさまグラハム(変人の方)は起き上がったのだが。

「姐さん、何すんですか!?」
「この場を乱してどうするのよ!」
「確かにその通りだ!」
「中村君は黙ってろ!」
「だから、私はグラハム・エーカーだ! 断じて中村君ではない!」

三人でまた口論し始めた。

「どうやら、彼らに敵対の意思はないようですますね、隊長」
「…………(あのロボット…どこかで見たような)」
「アクセル隊長、聞いてますか?」
「あ、ああ、次は晴れるといいんだな、これが」
「……………(駄目だ、こりゃ)」

【一日目・2時15分/東京都太田区/天候・雨】
【アクセル・アルマー@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、記憶喪失 
【装備】可変式トンファー
【道具】支給品一式、大量のウナギパイ
【思考】基本:記憶を探す
0:アレ(邪鬼銃王)どっかで見たことがあるような…
1:ラミアちゃんと行動する

【ラミア・ラヴレス@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、言語回路故障
【装備】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ(待機フォルム)
【道具】支給品一式、その他不明(本人確認済み)
【思考】基本:主催者を倒し、元の世界へ帰還する
1:アクセル隊長と行動する
2:目の前の三人と情報交換したい

【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】健康
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:目の前の二人と情報交換したい
2:首輪を外したい

【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】ハイテンション
【装備】すごく……大きいレンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神(主催者)を壊す
1:アリスの姐さんについていく
2:神龍ニアラも壊す

【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
【状態】健康
【装備】ビームサーベル
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:アリスからガンダム(邪鬼銃王)をもらう
最終更新:2011年02月01日 00:56