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「まさか、こんなにも死者が……」
「い、妹様ぁぁぁぁ!!!」
「……美鈴?」

 雨降る東京の街。放送が終わり、響いたのは少女の絶叫。
 死ぬはずがないと、思っていた主人の妹が死んだ――否、殺された。
 信じているから、安心していた。だが、現実は違った。
 少女の胸にぽっかりと大きな穴が開いたような気がした。

(……なんで、妹様が死ななくちゃいけないんですか?
 私が甘かったからですか? 私が…………)
「美鈴、知り合いが呼ばれたのか?」
「……フォルカさん、……はい、私の主人の妹が呼ばれたんです……」
「そうか、俺の知り合いも一人呼ばれた」
「………えっ?」

 美鈴は少し、驚いたが周りの気の流れを読む。
 先程まではすごく穏やかだったフォルカの気。だが、今は違う。
 激しく乱れていた。

「もっと俺に力があれば……救えたのかもしれない」
「フォルカさん……」

 修羅とは戦いの中に生き、戦いの中に死ぬ。
 戦う事に絶対の価値観を持つ、修羅界に存在する者たち。
 しかし、フォルカはそのことに疑問を持ち、離脱した。
 そして、紆余曲折を経て修羅王の称号を得た。
 彼が戦わずに生きることが新たな戦い、そう思った矢先に巻き込まれた殺し合い。
 フォルカは美鈴より知っていた。大切な者を失う悲しみ、を。
 その時、美鈴はフォルカに声をかける。  

「……フォルカさん」
「何だ、美鈴?」
「祈りましょう」
「……ああ、そうだな、俺たちは彼らの無念を背負って生きていかなければならない。
 それが、今を生きるものが出来る唯一のことだからな……」

 二人は祈る、戦いで失われた魂達がせめて安らかに眠るように、と。
 そして、二人は決意した。

(私は……もう迷わない、この戦いは悲しみしか生まない、
 だから、私たちのような犠牲者はもういらない! 私はその連鎖を断ち切ってみせる!)
(この殺し合いを開いたものたちよ、俺は貴様らを許さない!
 全てを力でしか救えないのなら、守るべき者の為に…我は、再び阿修羅の道を往く…!)

 悲しみを背負った、二人は歩き出す。

「行きましょう、フォルカさん!」
「ああ、美鈴!」

【一日目・2時10分/東京都墨田区/天候・雨】
【紅美鈴@東方Project】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
1:フォルカさんに着いて行く
2:妹様を殺した奴は許さなさい

フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止め、主催者を倒す
1:殺し合いに乗った者は倒す。
2:浅草に向かう
最終更新:2011年02月02日 10:01