現在地球には数百種類の異星人が飛来している。
気づいていないのは地球人だけなのだ…。
☆☆☆
第一回放送前の話である。
服を乾かして着替え終わったハルヒとジュンは自分たちの仲間と合流するため外を歩いていた。
その時、一人の男が出歩いているのを見つけた。
黒いスーツを着用し、黒い長髪を後ろに束ねた長身の男。
ジュンは冷や汗を流した。その男からは堅気でない雰囲気が滲み出していたのだ。
まるで殺し合いには微塵にも動じていないその様はまるで軍人のようだった。
その男はジュン達に気づくとこちらに向かって近づいてきた。
もしかしたら殺し合いに乗ってるかもしれないと覚悟した。
だが、その男から飛び出してきた答えは意外なものだった。
「おい、そこの君たち。少し聞きたいことがあるんだが」
「人探しですって?」
「うむ、その通りだ」
ジュン達三人は一旦近くの喫茶店で話し合っていた。
聞いてみれば男は人を探しているらしい。
軽く自己紹介をしたのだがこの男の名前はクラフトというらしい。
名前からして日本人じゃないのか?それとも……。
ちなみにハルヒが
SOS団の名前を出したが、この人は大人の対応をしていた。さすがだ。
「こういう男なんだが…君たちは見なかったかね?」
そう言って男は懐から写真を取り出す。
ウェーブした金髪が特徴的な男だ。
もちろんジュンの元の世界にこんな知り合いはいないし、殺し合いでも会っているのはハルヒとクラフトだけだ。
それにしてもクラフトといい写真の男といい、何者なんだ?
「…知らないわ」
「そうか…仕方ないな」
「一つ聞きたいんだけど。アンタ…どこの人よ。名前にしてはやけに日本語が達者じゃない?
それにアンタの佇まい只者じゃないと見たわ。きっとこの写真の人はかなりのお偉いさんなんでしょ」
「……」
「外国の人かしら?いや、違うわね。ずばり…アンタは宇宙人!!
そしてこの人はアンタの星の王子なのよ!!」
(な、なんだってー!?じゃなくて、何言ってんだよこの女わ!!)
ジュンは再びハルヒの言動に戸惑った。
どう繋げればそんな結論に至るのか。キバヤシ理論も真っ青の超展開理論だ。
そういえばSOS団とは元々この世の不思議を見つけて世界を盛り上げる団体らしい。
それにしてもいきなり大人の人を宇宙人扱いなんて失礼だろ…。
実際クラフトは額の部分を押さえている。大方ハルヒの言動に呆れているんだろう。痛いやつと思っているんだろう。
クラフトはしばらくすると、口を開いた。
「仕方ない。真実を話そう」
「えっ」
「ドグラ星の王子ィ!!?」
どうもジュンです。ありのまま起こったことを話すぜ。
ハルヒの次にであった大人の人が宇宙人とか言いだした。
ご都合とか偶然とかそんなチャチなもんじゃ断じて違う。
超展開の片鱗を味わったぜ。
結論を言うとハルヒの推理?はほとんど的を射ていた。
クラフトさんはドグラ星とやらの王子に仕える身だと言う。
それでもって殺し合いに巻き込まれたというバカ王子(酷い名前だな)を探しているという。
「分かったわ!アンタの星のバカ王子の探索に私たちSOS団も協力するわよ!」
「う、うむ…助かる」
「と、その前にアンタの星についていろいろと聞かせなさい!」
というわけでハルヒは今クラフトさんのドグラ星のことについていろいろと質問している。
それにしてもこの目の輝きようはまるで子供だ。
そんなに嬉しかったのか。
キーンコーンカ『フハーッハハハハ!!!』
と、その時。けたたましい声が放送してきた。
提示放送ってやつか?
とりあえずハルヒは放送そっちのけなので俺は放送に耳を傾けることにした。
(なんとか協力してもらえそうだ…)
クラフトは心の中でため息をつく。
ハルヒに図星をつかれたときは本当にビビッたが話を聞く限りどうやら宇宙人とかが好きなだけの少女らしい。
ハルヒとかいう女はドグラ星についていろいろと質問してきた。
当たり障りのない質問には答えるつもりだが敵対組織に私や王子の身元がバレるのはマズイので他言しないように言っておこう。
するとこの女は臨時団員になれと行ってきた。穏便にすますためにイエスと言っておくことにした。
(む、放送か)
クラフトはハルヒと話をしながらも放送に耳を傾ける。
あのバカ王子の名前が呼ばれたら…という淡い希望を抱いたがやめた。
やつがそこらへんの奴らにやられるようならとっくに自分が殺している。
それにやつの頭脳ならこの首輪をはずせることができるかもしれない。
だから我慢だ我慢。
(それにしても、殺し合いか)
バトルロワイヤル。最後の一人になるまで殺しあうというふざけた
ゲーム。
これに対しあのバカ王子はどうするだろうか?
少なくとも大人しくはしていないだろう。
あのアホのことだもしかしたら何かとんでもないことを企んでいるのでは?
もしくはあの主催者と繋がっているのか?
最悪の事態を想定しておくにこしたことはない。
なにしろあのアホは……必ずその少し斜め上を行くからだ。
【一日目・2時/静岡/天候・嵐】
【桜田ジュン@ローゼンメイデン】
【状態】健康、SOS団臨時団員
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き残り、大切な人たちと再会する
1:ドールズ・のり・巴と合流、できればその安全を確保
2:ハルヒの仲間とバカ王子も捜す
【
涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】新しい服
【道具】支給品一式
【思考】
1:SOS団のみんなと合流する
2:ローゼンメイデンに興味、平行して捜す
3:ドグラ星に興味。バカ王子も捜す
4:殺し合いの打倒
5:ついでにジュンのお姉さん(のり)と友達(巴)も捜す
【クラフト@レベルE】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、バカ王子の写真
【思考】
1:バカ王子を捜す
2:バカ王子の企みを阻止する
3:ハルヒに協力
最終更新:2011年02月03日 00:42