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「そんなミクちゃん、ティアさん……」
「……これがバトルロワイアルというものだ」

放送を聞き、神夜ががっくりとうなだれる。
先程まで一緒にいた仲間の二人、ミクとティアが呼ばれたからである。
飛竜も前の世界での仲間も死に多少のショックを受けながらもすぐに元の鉄仮面の表情に戻る。

『死なない人間はいない』『死は誰の前にでも平等だ』

自分の持論を思い出す。
ストライダーとして常に死と隣り合わせの死線を潜り抜けてきた。
だからこそ、飛竜は冷徹なまでに任務を遂行できる。

(放送の途中で奴らの名を呼ばれたことを考えると……まだ、近くにいる可能性が高い。
 どうする、すぐにここを離れるべきか、それとも………)

「……なんで飛竜さんはそこまで冷静にいられるんですか?」
「………………」
「死んだんですよ! こんなにも沢山の人が!」
「………………」
「ティアさん達は私達のすぐ近くで!」
「………………そうだ、死んだな」
「飛竜さん、不謹慎極まりないです! もういいです! 私は勝手に行動させてもらいます!」

それだけ言うと神夜は飛竜から離れていった。
しかし制限が外れたので、むしろ飛竜としては好都合だった。
そして、呟いた。

「………甘い考えだ」

飛竜は仲間の死を元の世界でも、七期の世界でも多くの死を見てきた。
これからも多くの死を見ることになるだろう。その時である。

「いたぞ! 外道ストライダーだ!」
「あの野郎! 今期でも暴れ回る気か!」
「慌てるな、フォーメーションを組むんだ!」
「こちらアンチ1、OK!!」「こちらアンチ2、OK!!」
「こちらアンチ3、OK!!」「囲め、囲め、奴の退路を断つんだ!!」

飛竜はアンチ部隊に取り囲まれた。アンチ部隊の狙いはモチのロンで飛竜である。

「ククク、多勢に無勢、飼い犬共が寄り添い合った雑魚ばかりか……」
「我々を雑魚だと……? その言葉後悔させ……!?」

アンチ部隊の部隊長らしき男は最後まで言葉を紡ぐことが出来なかった。
一瞬で■が飛んだのだ。そして、■■れにされ■るも■■な■■に成り果てた。
飛竜によって■られたのだ。音もなく、気配もなく。

「……………」
「ひ、怯むな、撃てーっ!」

マシンガンを構えた部隊の先導者が攻撃命令を出す。
銃弾の雨嵐が飛竜に向かって降り注ぐ。しかし、当たらない。
全ての弾を見切られる、躱される、斬り払われる、打ち返される。

「……………」
「ひ、ひぃぃぃぃ!! く、来るな!」(カチッ、カチッ)
「………………弾切れしたマシンガンなど怖くない」

飛竜の操るライトセーバーとサイファーによって、兵士達のマシンガンは完全に破壊され鉄屑と化した。
いつもと変わらず冷静に見える飛竜の顔。しかし、内面は違った。完全に■■■■ている。

「……次に死にたいのは誰だ?」
「バ、バケモノー!!」「皆、逃げろーっ!」
「……こ、こちらアンチ部隊! 本部、応答を一時帰還す……「貴様らは必ず殺す、必ずだ」」

兵士が持っていたトランシーバーを殺して奪い取り、それだけ言うとさっさとトランシーバーを握り潰す飛竜。
そして、飛竜は敗走していくアンチ部隊をわざと見逃した。なぜならば、元々、この場にいる全員を殺す気はなかったからだ。
やろうと思えば皆殺しは出来たが、大量虐殺で首輪が爆発してしまう、だから、首輪を外した後に逃げた奴らも全員殺す、ただ、それだけだ。

「……襲ってくるならば来い……」

誰に言うでもなく、呟く。





「……全員、地獄に堕としてやる」

【一日目・2時30分/東京都墨田区地下街/天候・雨】

【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】疲労(小)、冷静?
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】 基本:主催者共を闇に葬り去る
1:アンチ連盟も全員、地獄に堕とす
2:神夜については……
※7期からの参戦です。


 ◇ ◇ ◇ ◇

「酷いです、飛竜さん……」

一方、飛竜と離れた神夜は雨の中を一人で歩いていた。その眼にはうっすらと涙が浮かんでもいた。
そして、足運びはどことなく重く、ふらついていた。精神的にも追い詰められていた。その時であった。

「…………さん、目の前に女の人がいます」

一人の女の声が聞こえた。神夜が声の方を見ると、そこには赤い髪の男女がいた。

「大丈夫か?」

男の方が声をかけてきた。
神夜はその男の雰囲気がどことなく知り合いに似ていることに気付いた。

「……アレディさん?」

神夜はそれだけ言うと男の胸の中で眠りに着いた。
そして、それを聞いた二人はというと……

「フォルカさん、知り合いですか?」
「いや、だが、先程あっちから銃声が聞こえた」
「命からがら逃げてきたってことですかね?」
「どちらにしろ、この娘を放っておくのは危険だな」
「そうですね」

そして、フォルカ達は神夜を背負い、その場を跡にした。

【一日目・2時30分/東京都墨田区/天候・雨】
【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】びしょ濡れ、悲しみ、睡眠中
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
0:アレディさん……?
1:知り合いを探す
2:飛竜さんについては……
3:ティアさんとミクちゃんをちゃんと埋葬したい

【紅美鈴@東方Project】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
0:ここから退避する
1:フォルカさんに着いて行く
2:妹様を殺した奴は許さなさい

フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康 決意 神夜を背負っている
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止め、主催者を倒す
0:目の前の女性を安全な場所に運ぶ
1:殺し合いに乗った者は倒す。
2:浅草に向かう
最終更新:2011年02月03日 00:49