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その二人は共に最強と呼ばれていた。
圧倒的な強さで敵を屠り、他の者の追随を許さないその純粋なまでの強さは正に最強を冠するに相応しかった。

片や日本最強の剣聖と評された白髪の男――錆白兵。
片や任務達成率100%を誇る統和機構最強――フォルテッシモ。

世界の垣根を越えて出会った二人の最強が、今激突する。








「ふぅ、中々大変な戦いだった。
俺とここまで戦えたのはイナズマ以来だな」
「おぬしも剣士ではござらぬが、相当な強者でござる」

二人の戦いはこのカオスロワが始まって以来、延々と戦っていた。
あまりの激闘に、戦いの舞台となったアルカトラズ島もすっかり形が変わってしまっていたが、二人は全くそんなことを気にしていなかった。

「しかし……敗れるとは。
 拙者は所詮、失敗作でござったか」

戦いはフォルテッシモの勝利に終わっていた。
錆は怪我こそ負ってはいないものの、獲物としていた刀が破壊され、もはや撃つ手なしとなっていた。

「せめて、薄刀『針』がござれば……」

錆が使用していてのは愛刀の変体刀ではなく、名前すらないなまくらだった。
完全な状態でなかった錆に対して、フォルテッシモは万全のコンディションで能力を使用できた。
どんななまくらも使い手次第で名刀に変わるというし、自らの敗北を刀のせいにする気はないが、強敵に対して全力を出すことができなかったことは剣士として悔いとなった。

しかし、勝負の場ではそれも言い訳に過ぎない。
そうして決着が付こうとした時――


「あ、発見しました」
「よし、接触するぞ」

これ以上ない程に無粋な、水を差す声が頭上から響いた。
そして、次の瞬間、武装した兵士がヘリコプターから何人か降りてきた。
戦いを邪魔されたことに苛立ちを感じながら、フォルテッシモは兵士達に口を開いた。

「なんだお前達は」
「はっ、実は我々はアンチ連盟という組織の者です。
 旧世代共を殲滅すべく協力者を募っているのですが、お二方にもぜhgvoあ」

兵士の言葉を全て聞く前に、フォルテッシモは能力でそいつを殺していた。
戦いを良い所で邪魔された腹いせだった。
しかし、その死に臆することなく違う兵士が

「お願いです。我々に力を貸して下さい」

と言った。その表情に恐怖の色はない。
他の者も一様に死を覚悟しているかのように、静かな顔をしていた。

それを見たフォルテッシモは少し笑って考えた。
これだけの人数や装備を用意する辺り、どうやらこいつらの組織というのはそれなりに大きいらしい。
となれば強者との戦いもしやすいだろう。
それならば統和機構のようについていって見るのも、悪くないかもしれない。

「どうやらそれも面白そうだ。
 良いだろう。協力してやる。それと……おい」

言葉の途中でフォルテッシモは先ほど倒した剣士に声を掛けた。
敗北を覚悟していた逃げようともせず、錆は潔くその場に残っていた。

「おまえ、さっき刀さえあれば……とか言ってたよな。
 全力のおまえにちょっとだけ興味がある。
 そいつを探してやるから、あとで俺ともう一度勝負しろ」

錆からすれば断る理由は全くない。
申し出を了承し、ついでに錆もアンチ同盟に協力することにしたのだった。
するとアンチ同盟の者が錆に壊れてしまった刀の代わりの物を渡した。
良い刀だったが、やはり変体刀がいい。刀探しは続行となる。

「では、御武運を」

そう兵士達に告げられた後、二人の最強は支給品のスペルカードで激戦地東京へとアカンパニーしたのであった。


【一日目・2時15分/東京/天候・雨】

【フォルテッシモ@ブギーポップシリーズ】
【状態】健康
【装備】グリードアイランドのスペルカード@HUNTER×HUNTER
【道具】支給品一式 他不明
【思考】 0:強者と戦う。
1:アンチ連盟に協力してやる。
2:変体刀があったら錆と再戦する。

【錆白兵@刀語】
【状態】健康
【装備】春雨@シャーマンキング
【道具】不明
【思考】 0:拙者にときめいてもらうでござる。
1:アンチ連盟に協力。
2:変体刀が見つかれば、フォルテッシモと再戦。

【一日目・2時15分/アルカトラズ島/天候・雨】

【アンチ連盟部隊@???】
【状態】健康
【装備】銃器色々
【道具】不明
【思考】
1:オリキャラ、旧世代を始末する為に協力者を募る。
最終更新:2011年02月03日 00:51