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「気は済んだか?」
「お、王様!?」

床屋はびっくりして飛びのいた。自分の掘った穴に落ちそうになったが何とか踏みとどまる。

「済んだら行くぞ。こうしている間にも多くの民が殺し合いに巻き込まれ苦しんでおるのだからな」

床屋の同行者にして主君である古代フリギアの王・ミダスは黄金の塊を掌中で弄びながら彼に出発を促した。

「あれ、その黄金……いつぞやの能力が復活したのですか?」
「うむ。それもいつぞやのように触れたら何でも黄金にかえてしまう厄介なものではなく、任意で黄金を作り出せるらしい」
「凄いじゃないですか!今度こそ王様も億万長者になれますね!」
「……この殺し合いの中では、黄金など幾らあってもそこらの石ころほどの価値もないがな」

ミダス王は溜息をつく。神々はなんと残酷なことか。民を失い、代わりに手に入れたものがこの虚しい能力とは。
こんな日が来るのなら、もっと民に優しい政治を行うべきだった――いや、後悔していても始まらない。
放送の主・ニアラは神を名乗っていた。多くの神々と親交を持つ俺の前で神を僭称するとはいい度胸だ。
いや、よしんばこの殺し合いの主催者が本当に神々であったとしても関係ない。
相手が神であろうと悪魔であろうと、俺は主催者どもを打ちのめし、民と国を取り戻してみせる。

「さて、まずはともに主催者に反抗する同志を募らんとな。人が多く集まってる場所は…この国の都、東京か。」
「変態も多く集まってるでしょうけどね。アブノーマルな感じの」
「……お前なぁ」

【一日目・午前2時40分/福井県/天候・雨】

【ミダス王@王様の耳はロバの耳】
[状態]健康、ロバの耳
[装備]不明
[道具]黄金数グラム、その他支給品一式
[思考]基本:主催者を討ち、民と国を取り戻す
1:同志を募る為に東京を目指す
2:途中で京都、大阪に寄ってもいいかもしれない
[備考]手に触れたものを任意で黄金に変えられます(元ネタの神話と違い無差別ではありません)

【床屋@王様の耳はロバの耳】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]支給品一式
[思考]基本:ミダス王に従う
1:変態は嫌い
2:オスの牧羊神(パン)とラブラブな王様って変態じゃね?
3:というかケモ耳のおっさんて時点で変態臭い
最終更新:2011年02月04日 00:44