くつくつくつくつくつ
鍋からスパイスの芳醇な香りが漂う。
ここはとあるレストラン。ズガンされまくり同盟は休憩をとっていた。
その厨房で、
巴マミはカレーを温めていた。
デイバッグの中にカレーが鍋ごと入っていたため、せっかくだから……ということでカレーをふるまうことにしたのだ。
マミのデイバッグには数種類のカレーの鍋とご飯の入った炊飯器が鍋と同じ数で入っていた。
今にして思えば、あんな小さなデイバッグによく鍋がいくつも入っていたものだな……と笑いがこみあげてくるばかり。
マミが選んだのはかなり大きめの鍋。プロユース、という言葉がしっくりくるくらいのサイズだ。
これだけ大きければ男性陣(
ディアボロ、タケシ、セワシ)が大量にお代わりしても大丈夫だろう、という考えだった。
なお、この時タケシは一時その提案に反対した。
「食事禁止の規制が解かれていないのでは」、と。
しかし、「脱衣拳」と名乗る男が上げた3つの禁止事項の中に「食事禁止」は含まれていなかった。
だから、別にいいんじゃないか?ということで食事タイムとなったのである。
「マミさーん、まだー?」
少年、セワシの声が聞こえる。
「もう少し、待っていてー」
マミは、鍋をかきまぜながら考える。
冷蔵庫にはカレーに添える福神漬けやらっきょうはあるかしら?
一緒に飲む、おいしい水もあるといいかも。
デザートはヨーグルトがいいかもしれないわ。
ヨーグルトにはどんなジャムを添えましょうか?
そんな物思いにふけっていたせいで、マミはカレーに起こった変化に気づかなかった。
「カレーが光った」という変化に……
外。猛烈な爆風と炎が巻き起こる建物を1人の女性が見守っていた。
野比玉子、38歳主婦。
息子の0点のテストを目ざとく見つける、鷹の目の持ち主である彼女は
件のカレー鍋についていた説明書きを見落とさなかった。
説明書き、いわく
「ギャルゲロワイアル2ndのカレー。煮込んで、しばらくしたら閃光とともに爆発します」
それを見越し、外の空気を吸ってくるという名目で外に出ていた彼女は爆発を免れたのである。
同行者のひとりディアボロは所謂予知能力を持っていたのだがあまりの空腹や
長いこと行動している仲間とともにいるという安心感、などなどの理由ででそれを忘れていた。
かくて、「野比玉子症候群」の感染者はメインの野比玉子1人残して全員爆死するに至ったのだ。
完全に燃え尽きた建物に背を向け、玉子は歩きだす。
「
ごめんなさい、のびちゃんに晩御飯を作ってあげなきゃいけないの
もうこれ以上、何度も死ぬような目に遭いたくないから……」
何度も死んでは復活するキャラからの、そしてその取り巻きたちからの別離宣言だった。
【タケシ@ポケモン 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【セワシ@
ドラえもん 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
死因:カレーが光っ─────
【一日目・5時45分/京都府舞鶴市/天候・雨】
【野比玉子@ドラえもん】
【状態】疲労(中)
【装備】エターナルソード
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
最終更新:2011年02月09日 00:59