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 審査員の一人が殺された──
 このままではカオスロワンアイドル事態が緊急中止してしまう可能性もある。
 そう思い早速犯人探しを決意した6/とマトてあった──

 が、事態は急転換を迎える。
【猫村いろは@VOCALOID 死亡確認】


「はぁ!? 審査員を殺した犯人が死体で発見され、かつ遺書が残っているから自殺だって?!」
 なんと、彼らが調査する以前に既に決着はつかれていたのだ。
 これには流石の6/も驚きを隠せない。
 マトも同様に信じられないといった様子だ。

「ああ、本当さ。 自分で自分の胸を一突きでグサッと」
 審査員の一人であった井口ヒロミが二人に事件の結末について教える。
 どうやら嘘ではないらしい、けれどこの後の進行に何か弊害が出てしまうのでは? と、
 マトが質問をする。すると井口ヒロミは少し悩んだ様子を見せ、口を開く。
「君達は知らないかもしれないけど、サイモンともう何人か以外の審査員は
 一審査ごとに変わったりしてそこまで重要な立場にはいないんだ。
 まあスタッフや審判団も兼任しているから、カオスロワンアイドルの最後まで残っていなきゃいけないんだけどね。
 で、何が言いたいかというと、殺されたスタッフ……彼女はあの時点ではもう審査員じゃあ無かったから、こう呼ぶよ、
 スタッフの主人公子は例外なくスタッフ兼任審査員だった、だからヒドイ話かもしれないけど、彼女が死んでもカオスロワンアイドルに
 一切影響はないってことだよ。 まあ今はカオスロワが進行中だから当然だけどね。
 それにしても一度共に審査をした人がこんな理由で離れてしまうのは、やっぱり寂しい物があるねえ」

 そうですかとマトは納得し、礼の言葉を告げる。
 すると今度は6/がすいませんと一言述べてから井口ヒロミに問いかける。

「変なことを聞くが、その犯人の死体を見せてくれないか?」
「ん? 変なことを聞くねえ、まあ問題はないと思うよ? たしかそこの右奥行ったところの個人控え室だったかな?
 スタッフさんが何人かいるからすぐに分かると思うけど。ただ予想以上に激しい自刃だから、無理してみる必要も……」
「ありがとう、それじゃあマト、いくぞ!」
 6/は井口ヒロミの許可をもらい、彼が全て言い終える前にマト共にその犯人死亡現場へと向かった。


「いや~、凄いもんですなあ~、良心の呵責と呼ばれる奴は。
 自分の胸を槍でドンッッと一突き、顔もすべてを悟ったっ顔で逝く。
 全くもって、この見事な自害は表彰もんですな!」

 犯人死亡現場にいて、現在進行形で血痕や遺体自体を清掃中であるスタッフ、
 ガダルカナル・タカがこの現場に来た6/とマトに向けて、役者のようにハキハキと遺体の様子を伝える。

「さっきまでは結構な人がここに居たんですけどね、まあ~皆さんバトルやらなんやらの
 調整する時間が惜しい模様で、一分ほど見たら直ぐ様自分の控え室に戻ってしまいましたわ。
 まあ~ライバルではなくスタッフの一人ですからねえ~、大半の参加者は企画が中止されしまうのかどうかを
 聞きに来た人が多かったから仕方ないといえば仕方ないんですけどなあ~」
 そんなタカの言葉を無視しながら、6/は死体が残した遺書に目を通す。
 目を通すと言っても、書いてあることはほんの一行。
『仇は打った、もう思い残すことはない。 お騒がせしてすまない。』
 これに本人の署名と拇印だけという、かなり簡潔な物であった。
 一方マトは死体の方の検証していた。
 恐らく、立ったまま自分の胸を槍で貫いたのであろう、死体は壁に寄り掛かるように膝を折り曲げて座り込んでいる。
 目立った外傷は致命傷である胸以外に一切無い。
 両手は逆手で力いっぱい握りこんで槍を持った跡が見える。

「どうやら……本当に自殺だったようです」
「そうみたいだな……何と言うか……本当に人騒がせだったな……」

 両方とも何か引っかかるところがあったものの、これといった自殺ではない証拠を見つけることも出来なかった。
 腑に落ちないが、カオスロワンアイドルがそのまま進行するし、もし変な地雷を踏んで誤解されたら
 それこそもっと面倒なことになりかねない、そう考量し、マトと6/はタカに現場を見せてくれたことにお礼をしつつその部屋から退出する。

 その後二人は軽く雑談を交わし、マトは敗者復活戦に向けて調整をするために自分の控え室に向かっていった。
 6/の方はと言うと、そう言えば腹も減ってきたなあと思い、食事規制が解除されているうちに
 食事を取っておこうかと考え、会場内にあるお食事処へ歩みを進めることにした。

【一日目・5時00分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】


【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】疲労(中)、カオスロワ参加者として引退中
【装備】カオスロワンアイドルの番号札、万年筆
【道具】支給品一式
【思考】基本:カオスロワのアイドルの頂点を目指す。
1:何がなんやら、まあとにかく飯だ。
2:二回戦も頑張る。
3:新必殺技が……………?
〔備考〕
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。

【黒衣マト(ブラックロックシューター)@BLACK★ROCK SHOOTER】
【状態】健康
【装備】★Rock Cannon
【道具】不明
【思考】基本:アイドルになる
1:敗者復活戦に向けて調整。
2:全面的に6/氏を信頼


 二人が立ち去ってものの数分も経たずして、スタッフの一人である井口ヒロミが
 死体が存在している部屋の前にたどり着いた、どうやら彼も清掃員の一人のようだ。

「いや~しかし自分が企画しているに妨害する者を、こう……
 容赦なく打ちのめす彼女には、本当にビックリさせられたよ」
「ああ、それも犯人を突き止めるやいなや何一つ言い分を聞かずにやったって言うのだから、余計に驚きだよ。
 それに、どこをどう見ても他殺体にしか見えないこの犯人も、『自殺』として処理するだから」
「まあ~その方がスタッフの仕事が減って楽なんですがね~」
「死体処理と部屋清掃の時間はかかるけどな」

 二人は雑談をしつつ事件があったこの部屋を元通りに綺麗にし始める。
 死体は死体袋にしまい、血飛沫はゴシゴシと専用クリーナーを使う。
 その場所で『殺人事件』が起こらなかったようにするために彼らは作業を続ける。

【一日目・5時00分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】


【井口ヒロミ@本格的ガチムチパンツレスリング】
【状態】健康 
【装備】スタッフ証
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのお手伝い。
1:清掃清掃、ナムナム。

【ガダルカナルタカ@軍団】
【状態】健康 
【装備】スタッフ証
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのお手伝い
1:さて、そろそろ遺体を片付けますか。 ナムナム。
最終更新:2011年02月10日 22:17