激戦が始まって何時間が経っただろうか。
なんやかんやで本気を出した冨樫は盗賊の極意 (スキルハンター)で盗んだとされる
念能力を駆使し、澤井&チャゲチャの打ち切りコンビをいい感じに追い込んでいた。
冨樫の手下となっている岸本や久保も後方支援という形で冨樫を援護している。
対するチャゲチャもヤン気ーを引き出し、対抗しているのだが
いかんせん、相手は忍者に死神に念能力者。
おまけに長期連載チーム。
8週打ち切りで、しかも得体のしれない力を持つ者が彼らにかなうはずもない。
さて、そのチャゲチャの親たる澤井はといえば……
「……」
何もせず、黙りこくりその場をただ見守るだけであった。
そういうことだから、冨樫の念能力に吹き飛ばされる。
「ただ何もせずに突っ立っているだけかい、澤井君。それで乗り切れるほど戦闘は甘くないのだよ」
と、どこかで聞いたセリフを冨樫は吐いた。
「ですけど……尊敬する先輩を倒すなんて、僕にはできません……」
ぼろぼろの体で、澤井は言う。
「お前は何を言っているんだ。長期連載の作者を倒さない限り、お前は漫画界の神にはなれないんだぞ」
「けど、チャゲチャ……」
「どこまでも人のいいやつだ。お前は悔しくないのか?人気連載(ボーボボ)の作者が帰ってきた!
と、いう触れ込みで戻ってきて、人気が出ず引き続きの長期連載の夢もかなわず
ひっそりと打ち切りになり、今じゃ『笑い者』なんだぞ」
澤井は答えない。チャゲチャの言っていることは的を得ている。
しかし、チャゲチャの言う『長期連載作家の皆殺し』には同意できなかった。
悔しいけれど、それは実力不足だっただけ。自分の責任だ。
長期連載の作者を殺したところで真の「漫画界の神」になどなれない。
結局は、「努力」と「練習」なのだ。
「まったく……お前が動かないのなら俺が代わりに武器を出してヤンよ」
「ヤンキー」と「やんよ」の「やん」を何気にかけながら、チャゲチャは澤井のデイバッグをいじった。
ひらひらひらひら。黄色い蝶がデイバッグから現れる。
……そう、このパターンは……っていうか変則っぷりとご都合主義っぷりが半端ないのだが……。
とにかくまあ、その黄色い蝶は澤井の左手首に止まり……後は言わずともわかるだろう。
瞬時に、彼の顔つきが引き締まる。杜の都がゴールデンイエローの光に飲み込まれた。
「プリキュア!メタモルフォーゼ!!」
腕を大きく回す。異空間の中、澤井の首から下が発光した。
黄色をメインとしたドレスー裾部分がふんわりと膨らんだバルーン状となっているーが
アームカバー、オーバーニーソックス、黄色い靴が、次々と装備された。
そして、何より大きな変化は……髪の毛が所謂「ドリルでルンルンクルルンルン」になったこと。
光が薄まる。そこに立っていたのはプリティでキュアキュアなハジケる戦士。
「はじけるレモンの香り、キュアレモネー……ド?」
口上に思わず疑問符が付いてしまった。まあ、しょうがないだろう。
「澤井君……その格好は……」
「『はじける』っておま……いくら「ハジケ」がテーマの漫画を描いていたからって……」
「……っていうか、その頭……」
「……まあ、いろいろとすまない」
3人の漫画家、そして1人の打ち切りキャラが呆れ気味に見ている。
「み、見ないでー!!!!」
ちゅっどーん!!!!!
杜の都が再度、黄色い光に包まれた(笑)
【一日目・7時31分/宮城県仙台市/天候・雪】
【冨樫義弘@現実?】
【状態】ズタボロ 念能力者
【装備】"盗賊の極意(スキルハンター)"
【道具】支給品一式、DS(私物)
【思考】
基本:バトロワをクリアしたら働く
1:ポカーン
【久保帯人@現実?】
【状態】気絶 死神
【装備】崩玉 大量の斬魄刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:キョトーン
【岸本斉史@現実?】
【状態】気絶 忍者
【装備】写輪眼
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:あれまあ
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:気絶
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]基本:暴れまくる
1:……。
2:長期連載している漫画の作者を皆殺し
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:ピンキーキャッチュ(春日野うらら仕様)
[道具]:支給品一式
[思考]基本:チャゲチャと一緒に頑張る
1:見ないでー!!
2:先輩を殺すなんて、できない。
3:また師匠(島袋)と一緒に連載したい
「ハジケるプリキュア」と書きたかっただけだ。すまない。
切腹!!!
【この話の書き手@現実 死亡確認】死因;自害
最終更新:2011年02月23日 23:45