「ヌンッ!」
「ガアァァァァァァァァッ!!!」
京都から上京の途中だったジンオウガに良い体格をしている男の拳が突き刺さる。
男の拳は胴体を貫き、そこから激しい血が噴出す。
「今日はデカイ奴の厄日だねぇ」
サングラスの男戸愚呂の拳がジンオウガから引き離される。
ジンオウガの体はずるりと地面に倒れた。
狩猟終了のファンファーレは鳴ってはいないが明らかに死んでいた。
「20%程度じゃこんなものか」
戸愚呂はつまらなさそうに嘆く。
そう、彼は妖怪集団の大将的存在。
ジンオウガなど敵ではなかったのだ。
「フフフ、苛烈苛烈。相変わらず卿は破壊を好む男だな」
戸愚呂の背後から声がかけられる。
背後に現れた顎鬚を蓄えた戦国武将風の男の名前は松永秀久。
己の欲望に忠実に生きる極悪人である。
彼にとってこの声は聞き覚えのあるものだった。
というのも戸愚呂は殺し合い当初から松永と組んでいたからだ。
途中から人数制限が解除されたもののそれなりに悪くない仲であるので今も一緒に行動している。
「だったらどうだっていうんだい?」
「何、気にするな。欲望に従って生きるのが人としての正しい生き方だ。
私は卿の生き方に口を出すつもりはないよ」
松永はそういうと手持ちの刀を手に取りジンオウガの体に突き刺す。
突き刺した刀を奥の方まで刺し、何かを探るように動かす。
ぐちょぐちょとグロテスクな音が響き、しばらくするとジンオウガから輝く玉が出てきた。
それを見て松永は不気味な笑みを浮かべその輝く玉を自分のデイバッグへとしまった。
「私は全てを奪う。卿は全てを壊す。それでいいではないか。誰も我らを止める権利などありはしないのだよ」
「違いないねぇ。もっとも、俺は妖怪だから人の法律なんて関係ないがね」
「さて、そろそろ喉を潤したいところだな。どうだ……酒でも飲みたいか?」
「酒は飲めないんで。オレンジジュースで頼むよ」
他愛ない会話を済ますと二人は欲望のために歩き出した。
【一日目・7時30分/岐阜県/天候・雨】
【戸愚呂弟@幽々白書】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:殺し合いに乗る
【松永久秀@戦国BASARA2外伝】
【状態】健康
【装備】業物の日本刀@るろうに剣心
【道具】雷狼竜の碧玉@MHP3、支給品一式
【思考】
1:欲望に赴き全てを奪う
2:欲しい物は殺してでも奪い取る
【ジンオウガ@モンスターハンター 死亡確認】
最終更新:2011年02月14日 01:30