コテージ群の中の一棟。
なんとか状況を把握した戦国時代の軍師・黒田官兵衛は、義憤に震えていた。
「世の中をよりよくするための、戦による犠牲者は致し方ない。しかし、このような戯けた催しで子供にまで殺生を強いるとは許せぬ。
増してや秀吉様や信長様まで巻き込むとは! 」
戦以外で人の命を奪うことを極端に嫌った戦国武将らしからぬ男、黒田官兵衛。
だからこそ、戯れに命をやり取りするようなことを黙認できるはずが無かった。
「まずは秀吉様との合流が先決。それに、私と同様にこの催しそのものに反感を持つ者も多いはず。
そうした者たちと手を組むことができれば・・・・・・まあ、まずは動くよりあるまい」
官兵衛はそう呟くと、自分の鞄の中に入っていた電話ボックスと地図、名簿を鞄に入れなおしてコテージを出た。
思えば、単独行動などは戦場ではありえなかったこと。さすがの天才軍師も、行く先に不安は隠せなかった。
そんな折、彼はコテージの前で眠りこけていたピンク色の奇怪な生物と遭遇する。
(なんじゃ、あれは? もののけの類か? )
官兵衛は、その見慣れぬ生き物に恐る恐る歩み寄っていく。
と、今まで眠り込んでいたその生物が不意に目を覚ました。つぶらな瞳をぱちくりさせ、そして大きく口を開けてあくびを・・・・・・
「な、なんじゃこれは!! 」
突如、官兵衛の周りにすさまじい風が吹き荒れた。官兵衛は地面にうずくまり、地面にしがみついて必死に抵抗する。
しかし風の勢いはすさまじく、自分がさっきまでいたコテージがすさまじい勢いで解体されていく。
そして、ばらばらになったコテージの木材は目の前のピンク色の怪物の口の中に吸い込まれていった。
(く、このままでは私も・・・・・・)
官兵衛の手の力も限界に達しようとしていた。そしてついに、その手は地面を離れてしまった。
官兵衛は宙を舞い、成すすべなくピンクの怪物の口の中に吸い込まれていく。
(秀吉様。お別れでございます。どうか、御武運を・・・・・・)
ごくん。
コテージ一棟と軍師一人を飲み込んだ
カービィは、すぐに立ち上がると鞄を開け、名簿と地図を取り出した。
「ふむ。ここは地図で言えば西の端に近いところにあるらしい。多くの人が集まりそうな施設は東側に集中しているか。
しかし、北にある温泉も気になる。突如殺し合いなどという異常な状況下に置かれた者が、現実逃避のために入り浸る可能性もある。
それに、温泉ならばなんらかの土産のようなものも揃っているはず。まずはここを調べても損はあるまい」
カービィは、地図を丸めると北に向かって歩き出した。
自らの空腹を満たすために。
【一日目 1時】
【B-4 コテージ群】
【カービィ@星のカービィ】
[状態]:健康 頭脳明晰
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:温泉に向かい、食料を得る
基本方針:とにかく空腹を満たす。殺し合いに乗るかどうかはそれから考える
*黒田官兵衛の軍師能力をコピーしました
【黒田官兵衛@歴史 死亡】
[思考]:今日十時からの「その時歴史が動いた」に出演! みんな見てくれよな!
*黒田官兵衛の支給品一式ともしもボックスはカービィに食われました
最終更新:2007年03月02日 01:46