フォルカ・アルバーグ……
スパロワを見れば、彼の無双っぷりがよくわかる。
元々スパロワに限らず、基本スペックが高い彼は本来、このカオスロワでも有力対主催だと思われた。
だが彼の運命は、ロワ開始直後から狂っていたのだ。
ウルトラマンノアのせいで、だ。
彼と一体化したフォルカは、対主催を名乗りながら、自分以外の対主催を認めなくなった。
それは即ち、彼の手によるKILL・THEM・All……皆殺し宣言だ。
このノア・フォルカのスペックは最早チートという言葉ですら生温い。
例を挙げよう。
七期においてボス候補だった真の聖杯、終焉をもたらす者、クライシス皇帝、レオナルド。
七期において活躍した、忍者やレミリアを筆頭とした無数の対主催、英雄達。
彼らが全員生き返り、尚且つ協力しあい、さらに装備を極限まで整えたとしても……
おそらくノア・フォルカに勝つことは出来ないだろう。
驚異的な強度を誇った七期新惑星でも、ノア・フォルカの攻撃に耐えられるのは一撃までだろう。
攻撃、防御能力だけでなく、さらには時空間をも好き放題にできるまさに超越者。
それが、ノア・フォルカだ。
だが、彼、ウルトラマンノアも、本来はこんな性格ではない。
ノアも本来ならば、純粋な対主催だったはずだ。
確かに、ノア・フォルカとなった彼はまさに古今無双、完全無欠の存在に見える。
だが、完全ではなかった。超越者たる彼の精神を蝕んだ存在……
『カオス』までは超越することができていない。
如何に症候群を支配し、ズガンを支配し、主催者の束縛を支配しようとも……
全ての原初たる『カオス』までは、支配できない。
それに気が付いていない、気が付くことさえ『カオス』に許されていない。
自分が歪められていることに、永久に気が付けないのだ。
彼が超越した世界をさらに超越した位置から見れば、彼もカオスロワの犠牲者の一人にすぎない。
ところで、だ。
ノア・フォルカの思考をもう一度見てみよう。
彼の基本中の基本の思考は対主催。これは揺るがない。
そして彼が狂った理由、カオスにつけいられた原因は、原作での不遇。
そこから彼は、自らの存在を知らしめたいと思った。
だから、自分が目立てるように、主役になれるように……
それを実現するには、自分以外の有力対主催やライバルを排除するしかない。
なんと哀れな戦士であろうか?
……ようやく本題に入ろうか。
このカオスロワに、彼と非常によく似た思考をもった男がいたのを覚えているだろうか?
彼もまた哀しき戦士、カオスの犠牲者なのだ!
「そうっ!この俺も同じ哀しきカオスの狂気にのまれた犠牲者!
しかもウルトラマンノアの奴が出てくるずっと前からこのスタンスだったんだ!
なのになんで俺が死んで二番手の奴がまだ生きてるんだーァ!?
活躍する主人公は!目立つべき対主催は!フォルカでもノアでもない!
この俺だああぁぁぁぁぁぁ!」
不満を持ったカオス八期初代狂人が強引に復活したようです。
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】復活
最終更新:2011年02月23日 00:33